ｸﾞｯﾄﾞﾏﾝｸﾞﾙｰﾌﾟ／CPPIB は連携を強化､北米物流･産業不動産ﾊﾟｰﾄﾅｰｼｯﾌﾟを組成､総額8 億9000 万米ﾄﾞﾙを出資｜物流ﾆｭｰｽ

ﾆｭｰｽ　

用語　

ｾﾐﾅｰ

■ｸﾞｯﾄﾞﾏﾝｸﾞﾙｰﾌﾟ／CPPIB は連携を強化､北米物流･産業不動産ﾊﾟｰﾄﾅｰｼｯﾌﾟを組成､総額8 億9000 万米ﾄﾞﾙを出資

ｸﾞｯﾄﾞﾏﾝとCPPIB は連携を強化､北米物流･産業不動産ﾊﾟｰﾄﾅｰｼｯﾌﾟを組成､総額8 億9000 万米ﾄﾞﾙを出資

ｸﾞｯﾄﾞﾏﾝｸﾞﾙｰﾌﾟ(ｸﾞｯﾄﾞﾏﾝもしくはｸﾞﾙｰﾌﾟ) とｶﾅﾀﾞ年金基金投資委員会 (CPPIB)は､ｸﾞｯﾄﾞﾏﾝ北米ﾊﾟｰﾄﾅｰｼｯﾌﾟ(｢GNAP｣)という新たな物流･産業不動産ﾊﾟｰﾄﾅｰｼｯﾌﾟを組成した旨を発表いたしました｡ｸﾞｯﾄﾞﾏﾝ(出資総額の55%に相当する 4 億9000万米ﾄﾞﾙ)とCPPIB（出資総額の45%に相当する4億米ﾄﾞﾙ）は､総額8億9000万米ﾄﾞﾙのｴｸｲﾃｨｰ出資を行う予定です｡GNAPは､北米の主要な市場における物流および産業不動産開発案件への投資を対象としています｡当初は､開発主導の事業機会に重点的に取り組み､将来的には､市場の動向次第では､付加価値のある安定収益物件の取得の検討も視野にいれています｡ｸﾞｯﾄﾞﾏﾝの最高経営責任者であるｸﾞﾚｯｸﾞｸﾞｯﾄﾞﾏﾝ氏は､｢GNAP の組成により､当社とCPPIB との連携はさらに強化されました｡当社の開発ﾊﾟｲﾌﾟﾗｲﾝと社外投資家の資金をﾏｯﾁﾝｸﾞさせる戦略が奏功し､北米市場への計画的な参入を果たすことができました｡当社の賢実な開発ｱﾌﾟﾛｰﾁに基づき､ｸﾞﾛｰﾊﾞﾙｶｽﾀﾏｰとの良好な関係をさらに強化するため､高品質な物流および産業ｽﾍﾟｰｽを提供していきます｡｣本取引は､CPPIB にとって､ｱﾒﾘｶにおける産業不動産への最初の直接投資となります｡産業不動産ｾｸﾀｰは､近年の新規ｽﾍﾟｰｽ供給不足や世界的な貿易量の増加などの要因から恩恵を得られる見込みです｡本案件は､長期的に安定したﾘﾀｰﾝを確保するための高品質な不動産ﾎﾟｰﾄﾌｫﾘｵを組成するというCPPIB の戦略に合致しています｡CPPIBの南北ｱﾒﾘｶ大陸不動産投資担当ｳﾞｧｲｽ･ﾌﾟﾚｼﾞﾃﾞﾝﾄのﾋﾟｰﾀｰﾊﾞﾛﾝ氏は次のようにｺﾒﾝﾄしています｡｢CPPIBはｵｰｽﾄﾗﾘｱ､香港､ｶﾅﾀﾞにおいてｸﾞｯﾄﾞﾏﾝが運用する資産に出資していますが､本ﾊﾟｰﾄﾅｰｼｯﾌﾟの設立により､同社との連携がさらに強化されることになります｡今回の開発ｼﾞｮｲﾝﾄﾍﾞﾝﾁｬｰにより､CPPIIBは米国の主要な市場における優良物流･産業不動産への投資機会を得ることができるものと期待しています｡｣6月20日の発表内容の通り､ｸﾞｯﾄﾞﾏﾝはｶﾙﾌｫﾙﾆｱに本拠地を置く､ﾊﾞｰﾁｬｰﾃﾞｨﾍﾞﾛｯﾌﾟﾒﾝﾄ＆ｲﾝﾍﾞｽﾄﾒﾝﾂ（以下｢ﾊﾞｰﾁｬｰ｣）との提携に合意し､北米の主要な市場における優良な物流･産業施設の投資開発を行っていく意向です｡ﾛｻﾝｾﾞﾙｽ（ｲﾝﾗﾝﾄﾞｴﾝﾊﾟｲﾔ）､ｻﾝﾌﾗﾝｼｽｺ､ｼｱﾄﾙ等の西海岸の主要物流ﾊﾌﾞ､およびﾆｭｰﾖｰｸ､ﾆｭｼﾞｬｰｼﾞｰ､ﾌｨﾗﾃﾞﾙﾌｨｱ等の東海岸の主要物流ﾊﾌﾞを投資対象地域とします｡その他､内陸港､主要交通拠点及び｢ﾃｨｱ･ﾜﾝ｣と呼ばれる主要港に位置する物流ﾊﾌﾞｴﾘｱも検討する予定です｡運用会社であるｸﾞｯﾄﾞﾏﾝ･ﾊﾞｰﾁｬｰ･ﾉｰｽ･ｱﾒﾘｶの最高経営責任者であるﾌﾞﾗﾝﾄﾞﾝ･ﾊﾞｰﾁｬｰ氏は､以下のようにｺﾒﾝﾄしています｡｢今回投資対象となっている地域は､高品質な物流施の供給が限定的であるため､Aｸﾗｽの優良大型物流施設を求める顧客の旺盛な需要が存在しており､大きなﾋﾞｼﾞﾈｽﾁｬﾝｽであると確信しています｡｣｢今回の北米参入は､世界有数の物流不動産ｸﾞﾙｰﾌﾟであるｸﾞｯﾄﾞﾏﾝの地位向上に大きく寄与すると思われます｡北米に当社の事業基盤を設立し､資本ﾊﾟｰﾄﾅｰとの連携強化により､いずれはｸﾞｯﾄﾞﾏﾝの運用総資産に占める北米市場の構成比が大きく伸長するものと期待しています｡｣とｸﾞｯﾄﾞﾏﾝ氏はｺﾒﾝﾄしています｡
- 以上 -