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| ■日本郵船/空気潤滑システム搭載バルカー「SOYO」を竣工 |
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空気潤滑システム搭載バルカー「SOYO」竣工−世界初の主機掃気バイパスによる空気潤滑システムの実船搭載− 2012年7月27日 当社が株式会社大島造船所(長崎県西海市)と共同開発を進めていた世界初の主機掃気バイパスによる空気潤滑システム(気泡による船体摩擦抵抗低減装置)を搭載した石炭運搬船「SOYO(双洋)」が、7月27日に大島造船所で竣工しました。これに先立って当社グループの日之出郵船株式会社運航のモジュール運搬船「YAMATO(大和)」「YAMATAI(邪馬台)」に搭載され世界初の恒久的運用に成功した送風機方式による空気潤滑システムに続き、空気潤滑システムとしては3隻目の実船搭載となります。 モジュール運搬船「YAMATO(大和)」「YAMATAI(邪馬台)」は運航喫水が浅く空気潤滑システムに適した船であるため、実船におけるその効果を検証するため搭載しました。今回はより一般的な深い喫水の船に搭載しその効果を検証することが目的であり、これにより商船への適用範囲が大きく広がるものと期待されます。 今回の主機掃気バイパスによる空気潤滑システムとは、主機の過給機から掃気(燃焼用空気)の一部を抜き出して船底に導き、船舶と海水の摩擦抵抗を低減させて二酸化炭素(CO2)削減を図るもので、主機掃気バイパスによる方式は喫水の深い大型船舶でもCO2削減効果が得られるシステムとして期待されています。 海上試運転において、主機掃気バイパス空気潤滑システムは計画通りの安全性と性能を有することが実証され、深い喫水の状態で約4%、浅い喫水の状態で約8%のCO2削減効果を確認しました。本船就航後も実航海における実証実験を行い、主機掃気バイパス空気潤滑システムの信頼性確認と性能評価を実施していく予定です。 なお、この空気潤滑システムは独立行政法人海上技術安全研究所の協力の下、当社、当社グループの株式会社MTI、並びに大島造船所が共同開発したものです。本開発は、国土交通省の「船舶からのCO2削減技術開発支援事業」の補助対象事業などに採択され支援を受けています(※)。 当社グループは、他の商船においても本システムの実用化を進めていくことにより、地球温暖化の抑制に向けて、今後も積極的に取り組んでいきます。 【SOYO(双洋)概要】 全長: 235.00メートル 全幅: 43.00メートル 計画満載喫水: 12.981メートル 総トン数: 50,872トン 載貨重量トン数:91,443トン 造船所: 株式会社大島造船所 大島工場 (※)本開発は、以下の支援を受けている。 l 国土交通省「船舶からのCO2削減技術開発支援事業」補助対象事業に採択 l 財団法人日本造船技術センターの共同研究テーマに採択 l 一般財団法人日本海事協会の共同研究テーマに採択 l 公益財団法人日本財団からの支援 参考: 2012年7月9日発表 「空気潤滑システムに6%の省エネ効果−2年間のモジュール船での実証実験で確認−」 http://www.nyk.com/release/1960/NE_120709.html |
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