豊田通商／ＣＦＡＯ社の株式２９．８％を取得､追加の株式公開買付を検討｜物流ﾆｭｰｽ

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■豊田通商／ＣＦＡＯ社の株式２９．８％を取得､追加の株式公開買付を検討

豊田通商　ＣＦＡＯ社の株式２９．８％を取得､追加の株式公開買付を検討　２０１２年７月２５日､豊田通商はＰＰＲ社が保有するＣＦＡＯ社株式の一部２９．８％を一株当たり３７．５０ﾕｰﾛで取得する株式譲渡契約を締結､８月上旬に取引を完了する｡　株式譲渡価格はＣＦＡＯ社の時価総額２３億ﾕｰﾛに対応しており､上記取得の結果､豊田通商はＣＦＡＯ社の筆頭株主となる｡　豊田通商は､広範な分野で事業を展開する日本の商社で､自動車販売に加え､ｴﾈﾙｷﾞｰ､ﾍﾙｽｹｱ用品､化学品､機械､生活関連用品等の事業を通じ着実に成長を続けており､年間売上は７４０億米ﾄﾞﾙ､時価総額は６５億米ﾄﾞﾙ｡　ＣＦＡＯ社は､ｱﾌﾘｶおよびﾌﾗﾝｽ海外県で事業を展開しており､主に自動車と医薬品卸事業ではﾏｰｹｯﾄﾘｰﾀﾞｰであると共に､機械､機材取引､消費財やＩＴ関連機器の生産･卸事業などを手掛けている｡　ＣＦＡＯ社は､世界３４ｶ国で事業を行っており､そのうち３２ｶ国がｱﾌﾘｶ諸国､またﾌﾗﾝｽ海外県７県でも事業展開しており､２０１１年の売上高は３１億ﾕｰﾛ｡　豊田通商は､これまでｱﾌﾘｶで自動車を中心とした幅広い事業を展開しており､特に自動車分野では年間約２０，０００台を販売｡今回のＣＦＡＯ社の株式取得は､豊田通商の成長戦略に則った取り組みとなる｡　また､両社の事業は相互に強い補完関係にあり､豊田通商は､ＣＦＡＯ社の自動車以外の事業についても､ＣＦＡＯ社を支援すると共に､成長させていく方針｡　豊田通商は､今回取得する２９．８％以外のＣＦＡＯ社株式につき､今回の株式取得価格と同じ一株当たり３７．５０ﾕｰﾛで任意的公開買付の実施を検討中｡　豊田通商は､今後数週間で同社の自動車以外の事業の買収監査を行う｡買収監査で､重大な懸念事項が発見されない限り､豊田通商は２０１２年９月１５日迄に取締役会で公開買付実施を承認する予定｡　上記公開買付において､ＰＰＲ社は同社保有の残１２．２％を応募予定｡但し､上記公開買付に競合する買付が実施された場合､応募取り止めの権利を留保している｡　一方､豊田通商は､２０１２年９月１５日迄に公開買付を実施しない場合､ＰＰＲ社に対し､補償金５０百万ﾕｰﾛを支払う｡　同公開買付は欧州独禁法に基づく許可が得られる場合に成立する｡　ＣＦＡＯ社監督委員会（Ｓｕｐｅｒｖｉｓｏｒｙ　Ｂｏａｒｄ）は､豊田通商による２９．８％の資本参加を同社､同子会社･従業員の利に適うものとして友好的に捉えている｡　同監督委員会は､豊田通商が２０１２年９月１５日迄に一株当たり３７．５０ﾕｰﾛでの任意的公開買付を実施したい意向であることを認識､外部専門家の報告結果を待つものの､上記公開買付の実施を原則受け入れる方向｡　なお､監督委員会ﾒﾝﾊﾞｰのうち２名はＰＰＲ社指名者から豊田通商指名者に交代｡以　上