川西倉庫／経常利益は前年比118･9％増（平成24年3月期決算短信〔日本基準〕（連結））｜物流ﾆｭｰｽ

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■川西倉庫／経常利益は前年比118･9％増（平成24年3月期決算短信〔日本基準〕（連結））

平成24年3月期決算短信〔日本基準〕（連結）
単位･百万円
　　　　　　　　売上高　　　　営業利益　　経常利益　当期純利益24年3月期　23,057 6.1 　360 130.9 　361 118.9 　170 77.623年3月期　21,740 7.0 　155 ― 　　　164 ― 　　　96 ―
（略）
(1）経営成績に関する分析当連結会計年度におけるわが国経済は､東日本大震災後の急速な落ち込みから､ｻﾌﾟﾗｲﾁｪｰﾝの復旧に伴い生産活動は持ち直し､景気は回復基調となりましたが､その後､円高の進展やﾀｲ洪水による部品不足から減速傾向となりました｡後半には米国経済に好転の兆しが見られる一方､欧州の低迷や中国などの新興国での景気減速が強まり､日本を取り巻く状況は先行き不透明で､厳しい状況が続いております｡物流業界におきましては､輸出入貨物は回復傾向にありましたが､物流の合理化､ｻｰﾋﾞｽの高品質化への要求が強まり､これら顧客ﾆｰｽﾞに迅速に対応することが求められており､大変厳しい経営環境が続いております｡このような状況のもと､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟは､北関東物流の構築､輸配送業務の強化､ＮＶＯＣＣ（国際複合一貫輸送）業務の強化等に積極的に取り組んでまいりました｡平成23年８月には大阪地区の賃借冷蔵倉庫から撤退する一方､平成24年２月には関東物流ｾﾝﾀｰ倉庫が完成し､平成24年３月に本格稼働いたしました｡前連結会計年度下期から輸入貨物の取扱いが回復したこと､神戸港での港湾運送業務の貨物取扱い及び神戸地区での国内運送業務が前期に比べ増加したことにより､業績は堅調に推移いたしました｡また､国内子会社および海外子会社とも全般に堅調でありました｡その結果､当連結会計年度の営業収益は前期比6.1%増の23,057百万円となり､営業利益は前期比130.9％増の360百万円､経常利益は前期比118.9%増の361百万円､特別損失に営業所閉鎖損失および当社が保有する資産の一部について収益性が低下したことによる減損損失など合計73百万円を計上したため､当期純利益は前期比77.6%増の170百万円となりました｡
ｾｸﾞﾒﾝﾄの業績は､次のとおりであります｡①国内物流事業（倉庫業）冷蔵倉庫業務は､大阪地区の一部冷蔵倉庫を閉鎖したため､入庫高､出庫高､保管高､保管残高とも前期を下回りましたが､普通倉庫業務は､食料品等の輸入取扱いの増加に伴い､入庫高､出庫高､保管高､保管残高とも前期を上回り､倉庫業全体でも前期を上回りました｡
（港湾運送業）港湾運送業務は､船内荷役業務取扱いが前期を若干下回りましたが､輸入貨物の取扱い増加に伴い荷捌き業務の取扱いが堅調で､前期を上回りました｡
（貨物運送取扱業）貨物運送取扱業務は､輸入貨物の取扱いが増加し､ｺﾝﾃﾅ運送やﾄﾗｯｸ運送とも前期を上回りました｡また､神戸地区の国内配送業務も堅調に推移しました｡
（その他の物流業）流通加工業務は､食品関連業務､輸入豆類の選別作業が前期を下回りました｡手続業務は､通関業務が前期と同程度の取扱いとなりましたが､その他の手続収入は前期を下回りました｡その結果､営業収益は前期比6.2%増の19,637百万円､ｾｸﾞﾒﾝﾄ利益は前期比25.9％増の840百万円となりました｡
②国際物流事業国際物流事業においては､前期に比較して輸出貨物が減少しましたが､ｱｼﾞｱ､北米からの輸入貨物取扱いが増加したため､国際業務のＮＶＯＣＣ（国際複合一貫輸送）は順調に推移しました｡また､海外子会社２社とも堅調に推移しました｡その結果､営業収益は前期比5.3%増の3,289百万円､ｾｸﾞﾒﾝﾄ利益は前期比43.2%増の160百万円となりました｡なお､不動産の賃貸事業及び物流資材の販売事業等のその他事業は､営業収益は前期比68.8％増の246百万円､ｾｸﾞﾒﾝﾄ利益は0.9％増の29百万円となりました｡
（略）