名糖運輸／経常利益は前年比37･2％減（平成24年３月期決算短信〔日本基準〕（連結））｜物流ﾆｭｰｽ

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■名糖運輸／経常利益は前年比37･2％減（平成24年３月期決算短信〔日本基準〕（連結））

平成24年３月期決算短信〔日本基準〕（連結）
単位･百万円
　　　　　　　　　売上高　　　　　営業利益　　　経常利益　　当期純利益24年３月期　44,717 △3.7 　444 △40.9 　507 △37.2 　7 －23年３月期　46,457 0.4 　　752 △21.4 　　808 △22.0 　△188 －
（略）
(1）経営成績に関する分析当連結会計年度におけるわが国経済は､緩やかな景気回復の兆しが見られたものの､東日本大震災の発生に伴う生産･輸出等の一時的な減少に加え､欧州の政府債危機等による海外経済の減退や円高の進行などにより､雇用情勢､所得環境が依然厳しい状況で推移しました｡このような環境の中､当ｸﾞﾙｰﾌﾟが主たる市場としておりますﾁﾙﾄﾞ食品物流業界は､競合他社との価格競争の激化や個人消費の伸び悩み､食品ﾒｰｶｰが受けた被害による荷動きの減少などにより､厳しい状況が続いております｡こうした状況のもとに､当ｸﾞﾙｰﾌﾟは今年度ｽﾛｰｶﾞﾝとして｢顧客に届け高い品質満足度｣を掲げ､輸送業務をはじめ企業活動の全てにおいて安全を求めつつ､これに裏付けされた確かな品質を提供して顧客の信頼を得てまいりました｡その取り組みといたしまして､ｸﾞﾙｰﾌﾟ各社が保有する全ﾄﾗｯｸから収集したﾄﾞﾗｲﾌﾞﾚｺｰﾀﾞｰ･ﾃﾞｰﾀの教育訓練への活用､運転適性診断（ＮＡＳＶＡＮＥＴ）の導入による安全教育の実施､運輸安全ﾏﾈｼﾞﾒﾝﾄｼｽﾃﾑの有効活用､ＩＳＯ認証取得の継続､さらにｺﾝﾌﾟﾗｲｱﾝｽ推進担当者会議の毎月開催による安全･品質情報の共有化などを実施し､企業活動の品質を高め｢ＣＨＩＬＬＥＤＬＩＮＥＭＥＩＴＯ｣のﾌﾞﾗﾝﾄﾞ力向上に努めました｡また､危機管理対策といたしまして､首都圏の基幹物流ｾﾝﾀｰへ自家発電装置を設置するとともに､物流ﾃﾞｰﾀの安定使用を可能にするために情報処理部門の耐震･耐火及び電力の安定供給が可能な施設への移転を行いました｡さらに､仙台以北の物流拠点の早期再構築を図るため､被災した仙台物流ｾﾝﾀｰの大規模修繕を実施し､平成24年２月に稼働を開始いたしました｡加えて､同ｾﾝﾀｰにおいて燃料備蓄用ﾀﾝｸの新設を行い､安定的に燃料確保が行えるよう整備し､顧客の信頼獲得に努めました｡営業収益におきましては､仙台物流ｾﾝﾀｰの被災による収入減を新たな物流網でｶﾊﾞｰしたものの､一部受託業務の中止やｺﾝﾋﾞﾆｴﾝｽｽﾄｱ事業の再編等により減収となりました｡一方､営業利益及び経常利益におきましては､東日本大震災の影響による配送効率の悪化､並びに､平成24年２月に再稼働した仙台物流ｾﾝﾀｰ､ｺﾝﾋﾞﾆｴﾝｽｽﾄｱ業務の新規受託に伴う配送ｾﾝﾀｰ及び事業拠点の一部再編による事業所の立ち上げに係る一時費用の発生等により､前年度を下回ることとなりました｡また､不採算事業の撤退による事業所の閉鎖等により特別損失を計上したこと､税制改正による税率変更に伴う繰延税金資産の一部取崩しにより法人税等調整額が増加したことにより､当期純利益を大きく圧迫することとなりました｡以上の結果､当連結会計年度の営業収益は447億17百万円（前年同期比3.7％減）と前年同期と比較して17億39百万円の減収､営業利益は４億44百万円（同40.9％減）､経常利益は５億７百万円（同37.2％減）､当期純利益は７百万円（前年同期は当期純損失１億88百万円）となりました｡なお､当ｸﾞﾙｰﾌﾟにおいては､物流事業の単一ｾｸﾞﾒﾝﾄであるため､ｾｸﾞﾒﾝﾄ別の記載を省略しております｡次期の経済見通しにつきましては､引き続き当物流業界におきましても競合他社との価格競争や消費者の節約志向等による荷動きの減少が続くものと思われ､厳しい環境が予想されます｡このような環境の中で､当ｸﾞﾙｰﾌﾟは今年度ｽﾛｰｶﾞﾝとして｢磨け品質勝ち取れ信頼｣を掲げるとともに､｢顧客第一の営業によって顧客とともに成長する｣､｢安全の確保をすべての業務の基本とする｣の経営理念に基づき､安全基本方針の徹底を図り､関係法令遵守と安全最優先の原則を堅持するとともに､品質ﾏﾈｼﾞﾒﾝﾄｼｽﾃﾑの確実な運用､環境ﾏﾈｼﾞﾒﾝﾄｼｽﾃﾑやＣＳＲ活動を通じて｢ＣＨＩＬＬＥＤＬＩＮＥＭＥＩＴＯ｣のﾌﾞﾗﾝﾄﾞ力向上を目指してまいります｡また､日高物流ｾﾝﾀｰ､千葉物流ｾﾝﾀｰに燃料備蓄用ﾀﾝｸを新設することにより､首都圏事業所を網羅できる燃料備蓄体制をさらに高めてまいります｡通期の業績見通しにつきましては､営業収益450億円（前年同期比0.6％増）､営業利益７億50百万円（同68.6％増）､経常利益７億円（同38.0％増）､当期純利益３億円（前年同期は当期純利益７百万円）を見込んでおります｡（略）