東光／自然災害等に起因するｻﾌﾟﾗｲﾁｪｰﾝ寸断に対するﾘｽｸ軽減策として生産の分散化を図る｜物流ﾆｭｰｽ

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■東光／自然災害等に起因するｻﾌﾟﾗｲﾁｪｰﾝ寸断に対するﾘｽｸ軽減策として生産の分散化を図る

中期計画の策定に関するお知らせ　当社は､この度を策定しましたので､その概要について下記の通りお知らせ致します｡記１．位置づけ　当社は２００９年度から２０１１年度までの中期計画において､ｺｲﾙ事業を中心とした収支構造の立て直しと､付加価値の高い新商品の創出と拡販に取り組み､確かな成長への基盤づくりに邁進して参りました｡　２０１２年度からの事業環境は､円高や世界経済の不透明さが残り､厳しい状況が続くと予想されています｡そうした環境下においても､安定した収益を創出し確実に成長する企業を目指し､執行体制の変更､収益責任明確化のためのｼｽﾃﾑ構築により､事業および商品の選択と集中を徹底し､ｺｽﾄ構造改革等の諸施策を着実に実行して参ります｡　２．中期計画の連結数値目標＜２０１４年度＞売上高：３５６億円　営業利益率：１０％３．成長戦略（１）ｽﾏｰﾄﾌｫﾝ市場への集中拡販　ｽﾏｰﾄﾌｫﾝの２０１４年度の生産台数は､２０１１年度比２倍の約９５０百万台が予想されており､新興国においては大きく成長する事が期待され､先進国においても引き続き拡大が見込まれています｡　当社のﾒﾀﾙｱﾛｲﾊﾟﾜｰｲﾝﾀﾞｸﾀｰＤＦＥｼﾘｰｽﾞは､小型／低背であるうえに､電気的特性においてもｽﾏｰﾄﾌｫﾝの電源回路に最適なｲﾝﾀﾞｸﾀｰとして､顧客から高い評価を頂いており､大幅な需要の増加に対応すべく生産能力の増強に注力している状況です｡　一方で､３年後或いは５年後の技術動向に沿った更なる小型／低背化と､性能の向上に向けた開発を加速し､市場要求にお応えして参ります｡また､ﾀﾌﾞﾚｯﾄやｳﾙﾄﾗﾌﾞｯｸ等のﾊﾟｿｺﾝ及び記憶装置､ＡＶ携帯機器市場等への販売拡大により､持続的な成長を図って参ります｡（２）ｹｰﾌﾞﾙ市場への拡販　放送のﾃﾞｼﾞﾀﾙ化により映像ｻｰﾋﾞｽ等の多機能化が進み需要が拡大するｹｰﾌﾞﾙﾃﾚﾋﾞ市場において､長年培った高周波技術を応用した商品と低ﾉｲｽﾞ商品のｷｯﾄ拡販を展開して参ります｡特に欧米市場においては既に普及しているｲﾝﾀｰﾈｯﾄ／電話／ﾃﾚﾋﾞに加え､映像配信ｻｰﾋﾞｽの需要拡大が見込まれており､小型ＳＭＤﾀｲﾌﾟのﾄﾘﾌﾟﾚｸｻを拡販し､また今後拡大が期待される中国三網融合市場へは小型ﾀﾞｲﾌﾟﾚｸｻを拡販して参ります｡　（３）安定市場への売上拡大　｢安全性､快適性､利便性｣が求められる車載市場において､自動車の安全性に関する規制｢ＴＲＥＡＤ法｣が成立し､ﾀｲﾔの空気圧不足を警告する装置（ＴＰＭＳ：Ｔｉｒｅ　Ｐｒｅｓｓｕｒｅ　Ｍｏｎｉｔｏｒｉｎｇ　Ｓｙｓｔｅｍ）の装着が米国で義務付けられたのを皮切りに､各国でも法制化の動きがあり､ＴＰＭＳ市場の拡大が予想されています｡ＴＰＭＳに対応した高信頼性受信ｱﾝﾃﾅｺｲﾙと､狭許容差を実現する独自自動調整技術を活かした送信ｱﾝﾃﾅﾓｼﾞｭｰﾙ商品を拡充し､安定的な収益の確保を目指して参ります｡　４．安定供給および生産ｺｽﾄ低減を目指した工場再編　自然災害等に起因するｻﾌﾟﾗｲﾁｪｰﾝ寸断に対するﾘｽｸ軽減策として､生産の分散化を図るとともに､そのｺｽﾄｱｯﾌﾟを吸収するため､生産拠点の集約を同時に進めて参ります｡また､人件費高騰､人員の採用難等に対応し､生産ｼｪｱの変更と更なる機械化･省力化を推進して参ります｡　この結果､中国における生産ｼｪｱを現状の６０％から４５％とし､一方ﾍﾞﾄﾅﾑ･ﾏﾚｰｼｱの生産ｼｪｱを上昇させて参ります｡　以　上