京極運輸商事／経常利益は前年比2･9％増（平成24年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕（連結））｜物流ﾆｭｰｽ

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■京極運輸商事／経常利益は前年比2･9％増（平成24年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕（連結））

平成24年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕（連結）
単位･百万円
　　　　　　　　　　　　　　　売上高　　営業利益　　経常利益　　四半期純利益24年3月期第3四半期　6,813 6.3 　40 △15.9 　82 2.9 　　　33 ―23年3月期第3四半期　6,409 5.0 　47 △9.9 　　80 △7.3 　△10 ―
（略）
（１）連結経営成績に関する定性的情報当第３四半期連結累計期間におけるわが国経済は､東日本大震災の影響による経済活動の停滞から回復の兆しが見られた一方で､欧州の政府債務危機などを背景とした海外景気の下振れや､ﾀｲで発生した洪水などの影響､円高の長期化による輸出環境の悪化､株価の低迷による企業業績の悪化などが懸念されており､先行きの見通せない状況であります｡物流業界におきましては､このような経済情勢のなか､国内総物流量の減少に歯止めがかからず､厳しい状況で推移いたしました｡こうした環境のなか､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟにおきましては､引き続き採算管理と営業力を強化し売上の拡大に努めてまいりました｡特に､石油･ﾄﾞﾗﾑ缶等販売事業での販売平均単価の上昇及びﾀﾝｸ洗滌･修理事業等での震災復興需要などがあり､売上高は､6,814 百万円と前年同四半期と比べ405 百万円(6.3％)の増収となりました｡次に損益面につきましては､ﾀﾝｸ洗滌･修理事業等での増益がありましたが､石油･ﾄﾞﾗﾑ缶等販売事業の石油販売における原油価格の高騰による仕入費の増加等により､営業利益は40 百万円(前年同四半期営業利益48 百万円)となりました｡また､受取配当金の増加および雇用安定助成金等により経常利益は83 百万円(前年同四半期経常利益80 百万円)となり､四半期純利益は34 百万円(前年同四半期純損失11 百万円)となりました｡なお､前年同四半期純損失11 百万円は､資産除去債務会計基準適用に伴う特別損失(前第３四半期連結累計期間58 百万円)の発生等によるものです｡
なお､ｾｸﾞﾒﾝﾄの業績を示すと､次のとおりであります｡（ｲ）石油･ﾄﾞﾗﾑ缶等販売事業ﾄﾞﾗﾑ缶等販売においては､新缶･更生缶販売及び配送が順調に推移した事による増収､また､石油販売においては､販売平均単価の上昇及び販売数量の増加による増収となったものの､原油価格の高騰により仕入費も増加となりました｡結果として､売上高は2,642 百万円と前年同四半期と比べ258 百万円(10.8％)の増収となり､ｾｸﾞﾒﾝﾄ利益（営業利益）は34 百万円と前年同四半期と比べ18 百万円(△34.4％)の減益となりました｡
（ﾛ）貨物自動車運送事業震災の影響により減少した輸送量の回復は取引先毎に異なりますが､化学品輸送全体としてはほぼ回復したものの､石油輸送の減少により減収となりました｡原価については､燃料費の高騰等､変動費の増加要因もありましたが､車両賃借料等の固定費が減少となりました｡結果として､売上高は2,566 百万円と前年同四半期と比べ47 百万円(△1.8％)の減収となり､ｾｸﾞﾒﾝﾄ利益(営業利益)は141 百万円と前年同四半期と比べ5 百万円(3.7％)の増益となりました｡
（ﾊ）港湾運送及び通関事業震災の影響による輸出取扱量の低迷や昨年来から引続いている円高による減収はあったものの､子会社の吸収合併効果により売上高は増収となりました｡しかしながら､利益率の低い取引の増加等で収益性が悪化となりました｡結果として､売上高は419 百万円と前年同四半期と比べ17 百万円(4.4％)の増収となり､ｾｸﾞﾒﾝﾄ損失(営業損失)は8 百万円と前年同四半期と比べ17 百万円の減益となりました｡
（ﾆ）倉庫事業主要取引先の生産調整などはあったものの､徹底したｺｽﾄ削減に努め､売上高は369 百万円と前年同四半期と比べ24 百万円(△6.2％)の減収となり､ｾｸﾞﾒﾝﾄ利益(営業利益)は56 百万円と前年同四半期と比べ5 百万円(9.5％)の増益となりました｡
（ﾎ）ﾀﾝｸ洗滌･修理事業震災により被災したﾀﾝｸ設備の復旧作業や､火力発電設備の修復受注等の復興需要があり､売上高は819 百万円と前年同四半期と比べ201 百万円(32.5％)の増収となり､ｾｸﾞﾒﾝﾄ利益(営業利益)は47 百万円と前年同四半期と比べ14 百万円(42.3％)の増益となりました｡
（略）