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■DHL/中国と日本を結ぶ国際複合輸送サービスをスタート
DHL、中国と日本を結ぶ国際複合輸送サービスをスタート

図1: 日中間のフェリーと鉄道を利用したDHLの新国際複合輸送サービス


交通省より鉄道貨物利用運送許可を取得
新サービスで、輸送コストを最大60%カット、輸送所要時間短縮でCO2排出量を最大92%削減
中国-日本間で、シームレスなドア・ツー・ドア輸送を実現ロジスティクス業界のグローバルリーダーであるDHLは、中国と日本間で国際複合輸送サービスを新たに開始すると発表しました。DHLのGlobal Forwarding部門が運営するこのサービスは、航空輸送のみを利用した場合に比べコストを最大60%削減するほか、海上輸送のみを利用した場合に比べ輸送所要時間を最大で3日短縮することができます。さらに、航空輸送で排出されるCO2の92%相当を削減することが可能です。このたび、DHLが国土交通省より第二種貨物利用運送(鉄道貨物運送)の認可を取得したことで、中国-日本間における国際複合輸送サービスの提供が実現しました。 DHLの中国-日本間国際複合輸送サービスはフェリー、鉄道、トラックからなる輸送手段を利用し12フィート(全長約3.6メートル)のコンテナで輸送します。上海、寧波、杭州、蘇州、南通、無錫、南京、合肥、武漢が主なターゲットとなる都市ですが、中国国内はどこでも集荷及び配送することが可能です。集荷した貨物は上海までトラック輸送した後、フェリーで博多へ運ばれ、その後JRを通じて日本全国に配送されます。集荷と配達には国内最大の鉄道貨物輸送ネットワークであるJRを、日本から上海へはフェリーを、そして中国の仕向地までの最終輸送にはトラックを利用します。DHL Global Forwarding, Freightのロジャー クルックCEOは次のように述べています。「中国と日本は世界有数の経済大国であり、この日中トレードレーンはアジア太平洋地区の域内貿易レーンの中でもトップクラスです。2010年には、域内貿易全体の44%以上を占めました 。このサービスのような先進的かつ革新的な輸送ソリューションを提供することで、DHLは今後も、サービス品質の信頼性とともに多様なニーズに対応できる柔軟性も提供していきます。」
12フィートコンテナを日中全区間で利用このサービスで使用する12フィートコンテナは、通常の20フィートや40フィートコンテナより小さく、陸上、鉄道、海上(フェリー)の3つの手段すべてで輸送できるほか、日本国内の鉄道貨物ターミナルで取り扱うことが可能です 。これにより、取り扱いと輸送に要する時間が大幅に短縮されるほか、輸送手段ごとに異なるコンテナへの積み替えが不要となることから製品への潜在的ダメージが著しく減少します。さらに、小型コンテナによる少量輸送の実現により、お客様の在庫管理においてコントロールが容易になります。DHL Global Forwardingアジア太平洋地区CEOのケルビン レオンは次のように述べています。「中国が日本の輸入および輸出の最大貿易相手国となった2007年以前までは、アメリカが日本の最大貿易相手国でした。この国際複合輸送サービスは、電子機器をはじめとしたありとあらゆる貨物を日中間で輸送することができるほか、中国から日本へ最も多くの製品を送り出しているファッション・アパレル業界および日中双方向で製品が流通する基幹産業である自動車業界でも、今後さらなる発展が期待できます。DHLの次のステップは、中小企業のお客様には特にご活用いただけると見る小口混載貨物(LCL)輸送オプションをこのサービスに導入することです。」
 
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