富士通／ｼﾞﾔﾄｺに品質管理をｸﾗｳﾄﾞで可視化､改善ｻｲｸﾙを強化し品質を向上｜物流ﾆｭｰｽ

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■富士通／ｼﾞﾔﾄｺに品質管理をｸﾗｳﾄﾞで可視化､改善ｻｲｸﾙを強化し品質を向上

ｼﾞﾔﾄｺ様品質管理をｸﾗｳﾄﾞで可視化､改善ｻｲｸﾙを強化し､品質を向上
ｸﾞﾛｰﾊﾞﾙｻﾌﾟﾗｲﾔｰと協調し､導入ｺｽﾄ5分の1を実現

当社は､ｼﾞﾔﾄｺ株式会社（本社：静岡県富士市､代表取締役社長：秦孝之以下､ｼﾞﾔﾄｺ）様の品質管理情報を､可視化して現状分析･解決策提示などを行うｼｽﾃﾑを構築し､ｼﾞﾔﾄｺ様が11月より本運用を開始されました｡
本ｼｽﾃﾑでは､当社が提供しているSaaS型BIｻｰﾋﾞｽ｢SAP? BusinessObjects? BI OnDemand｣（以下､BI OnDemand）を導入しています｡
製造拠点をｸﾞﾛｰﾊﾞﾙに展開するｼﾞﾔﾄｺ様は､ｻﾌﾟﾗｲﾔｰ様と､地域と企業の枠を超えたｼｰﾑﾚｽな品質管理情報の共有基盤を再構築することにより､ﾓﾉづくりの根幹である品質確保のため､ｽﾋﾟｰﾃﾞｨｰな品質管理情報の共有と異常時の改善ｻｲｸﾙ構築が可能となりました｡また､ｸﾗｳﾄﾞ型ｻｰﾋﾞｽを利用することで､ｻｰﾊﾞやｲﾝﾌﾗ機器の導入ｺｽﾄを従来比5分の1に削減しました｡
ｼﾞﾔﾄｺ様は先行して主要ｻﾌﾟﾗｲﾔｰ様1社と本取り組みの評価を行い､本格的に運用を開始しています｡今後､順次ｻﾌﾟﾗｲﾔｰ様への展開を拡大することにより全社で品質向上･改善ｻｲｸﾙを強化します｡
背景
ｼﾞﾔﾄｺ様は国内外に自社製造拠点を持つと同時にｻﾌﾟﾗｲﾔｰ様と部品供給のｻﾌﾟﾗｲﾁｪｰﾝを構築しています｡近年､拠点の海外進出が進み､納入部品の品質確保と､問題発生時の改善ｽﾋﾟｰﾄﾞ向上が大きな課題となっており｢ﾀｲﾑﾘｰな品質ﾃﾞｰﾀ共有｣｢管理図を使用した品質管理｣などをｸﾞﾛｰﾊﾞﾙに実現できる､柔軟なITﾂｰﾙの早急な導入を検討していました｡

拡大ｲﾒｰｼﾞ
ｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ品質管理ｼｽﾃﾑの概要
ｼﾞﾔﾄｺ様はｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ拠点間の距離に関わらずｸﾗｳﾄﾞ上でﾘｱﾙﾀｲﾑに情報共有ができ､かつ短期間でｼｽﾃﾑの立ち上げが可能なBI OnDemandを評価し､採用されました｡また､同ｻｰﾋﾞｽ特有のﾃﾅﾝﾄを跨いだ情報共有機能を活用することで､ｻﾌﾟﾗｲﾔｰ様1社当たりのｺｽﾄ負担を小さくしつつ､ｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ拠点間をつなぐ大きな情報ｼｽﾃﾑを利用することが可能となっていることも､大きな採用のﾎﾟｲﾝﾄとなっています｡
当社は豊富な情報可視化のﾉｳﾊｳを適用することで､短期間で本ｼｽﾃﾑの構築､ｻﾌﾟﾗｲﾔｰ様を含めたｼﾞﾔﾄｺ様の運用開始を実現しました｡品質ﾃﾞｰﾀや分析結果などを表示するﾀﾞｯｼｭﾎﾞｰﾄﾞを､ｸﾗｳﾄﾞ型のBI OnDemandでｸﾞﾛｰﾊﾞﾙに構築したことにより､ｼﾞﾔﾄｺ様およびｻﾌﾟﾗｲﾔｰ様では､ｲﾝﾀｰﾈｯﾄを通じてｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ拠点のどこからでも品質管理情報をﾘｱﾙﾀｲﾑにｱｯﾌﾟﾛｰﾄﾞ､参照することができます｡また管理図上の管理特性値のばらつき状態を､決められたﾙｰﾙでｱﾗｰﾄするため､異常値がいつどのｼﾌﾄ･ﾛｯﾄで発生したのか､どのような異常状態なのかといったｺﾒﾝﾄを共有し､瞬時に可視化します｡これにより異常の早期検知と対策実施（Plan･Do）､対策後の状態把握（Check）､継続した品質改善の取り組み（Action）といった品質改善ｻｲｸﾙを加速することができます｡ｼﾞﾔﾄｺ様では今後､他のｻﾌﾟﾗｲﾔｰ様へも順次展開予定です｡
さらに､今回､ｸﾗｳﾄﾞへ品質管理情報を｢保管･管理｣することで､紙管理からの脱却を推進しており環境資源使用の最小化を通じて環境負荷低減も実現しています｡
ｼﾞﾔﾄｺ様は企業理念を実現する行動原則である｢ｼﾞﾔﾄｺｳｪｲ｣に基づいて､ﾓﾉづくりﾌﾟﾛｾｽの改革を推進し､本ｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ品質管理ｼｽﾃﾑを利用して､お客様･ｸﾙﾏ文化社会への価値提供の実現に向けた継続的な取り組みを行っていきます｡
｢SAP? BusinessObjects? BI OnDemand ｣について
｢SAP? BusinessObjects? BI OnDemand｣は当社とSAP社が日本語ﾊﾞｰｼﾞｮﾝを共同開発し､当社が提供するSaaS型BIｻｰﾋﾞｽです｡本ｻｰﾋﾞｽはﾀﾞｯｼｭﾎﾞｰﾄﾞ､情報分析､多次元自由分析､自由分析､ﾚﾎﾟｰﾄ､ﾃﾞｰﾀ結合､情報共有など､ﾋﾞｼﾞﾈｽに必要なあらゆるBIｿﾘｭｰｼｮﾝを搭載しています｡当社のｸﾗｳﾄﾞ環境を利用することで､低ｺｽﾄで短期間にｸﾞﾛｰﾊﾞﾙで活用できるBIを導入でき､製造業､流通業､ｻｰﾋﾞｽ業など幅広いお客様に利用されています｡
当社は今後も､お客様のﾋﾞｼﾞﾈｽを支えるﾊﾟｰﾄﾅｰとして､ｼﾞﾔﾄｺ株式会社をｻﾎﾟｰﾄするとともにICTにより付加価値を創造するような環境を提供していきます｡
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は､各社の商標または登録商標です｡

以上
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