加藤産業／経常利益が前年比15･7％増（平成23年9月期決算短信〔日本基準〕（連結））｜物流ﾆｭｰｽ

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■加藤産業／経常利益が前年比15･7％増（平成23年9月期決算短信〔日本基準〕（連結））

平成23年9月期決算短信〔日本基準〕（連結）

単位･百万円
　　　　　　　　売上高　　　　　営業利益　　　経常利益　　四半期純利益23年9月期　702,411 5.5 　10,664 14.5 　11,555 15.7 　6,301 25.122年9月期　665,640 1.8 　9,316 32.3 　　9,983 26.7 　　5,035 19.7
（略）
（１）経営成績に関する分析①当期の経営成績当連結会計年度におけるわが国の経済は､上半期においては､新興国の経済成長による海外市場の回復あるいは政府の景気対策により､一部に持ち直しの動きが見られました｡しかし本年３月に発生した東日本大震災によるｻﾌﾟﾗｲﾁｪｰﾝの寸断並びに電力供給不足等により､国内経済は一時的に深刻な打撃を受けるとともに､長引く雇用不安に加え､欧州の財政不安による過度な円高の進行､株安等の影響により､経済の混迷脱却への閉塞感は一段と高まり､景気の先行きは依然として不透明な状況にありました｡食品流通業界におきましても､個人の消費ﾏｲﾝﾄﾞは､将来への不安からくる生活防衛意識の高まりにより､節約志向が一層定着するとともに､企業間競争はますます激化し､企業を取り巻く環境は引き続き厳しい状況で推移しました｡こうした中で当社ｸﾞﾙｰﾌﾟは､震災後の非常時には､商品の安定供給をはじめ､蓄積した卸売機能の発揮に努めるとともに､消費者ﾆｰｽﾞに対応した商品の開発･品揃え提案等を推進する一方､諸経費の抑制及び業務全般の生産性向上等による経営の効率化に取り組みました｡この結果､当連結会計年度における売上高は前期に比べ5.5％増加し7,024億11百万円となりました｡利益につきましては､利益管理の徹底及び物流ｺｽﾄをはじめ諸経費の抑制に努めたことにより､営業利益は106億64百万円（前期比14.5％増）､経常利益は115億55百万円（前期比15.7％増）となりました｡そして､東日本大震災による損失等の特別損失を７億53百万円計上しましたが､当期純利益は63億１百万円（前期比25.1％増）となりました｡
ｾｸﾞﾒﾝﾄの業績の概況は､次のとおりであります｡なお､各ｾｸﾞﾒﾝﾄの業績数値につきましては､ｾｸﾞﾒﾝﾄ間の内部取引高を含めて表示しております｡
＜常温流通事業＞当社ｸﾞﾙｰﾌﾟの主力事業であります常温流通事業につきましては､東日本大震災の影響で､飲料､ｲﾝｽﾀﾝﾄ食品､缶詰類等を中心に一時的な需要の増大もありましたが､全体として商品の低価格化は引き続き進行しており､消費者の生活防衛行動に対応すべく､仕入先とも連携して主要得意先との取り組みを強化し､また自社ＰＢ商品の拡売を図りました｡その結果､大手量販店､食品ｽｰﾊﾟｰ並びに出店拡大が顕著なﾄﾞﾗｯｸﾞｽﾄｱ､ﾃﾞｨｽｶｳﾝﾄｽﾄｱ等への販売が堅調に推移したことにより､売上高は5,679億64百万円､営業利益は93億86百万円となりました｡
＜低温流通事業＞低温流通事業につきましては､外食需要の低迷により､飲食店等への販売は厳しい状況で推移しましたが､内食需要に対応した家庭用冷凍食品､惣菜等を大手食品ｽｰﾊﾟｰを中心に拡売することができました｡その結果､売上高は806億26百万円､利益管理の徹底及び物流費の抑制等により､営業利益は３億13百万円となりました｡
＜酒類流通事業＞酒類流通事業につきましては､外食需要の低減､消費者の低価格志向並びに若年層のｱﾙｺｰﾙ離れ等により､酒類消費市場の縮小傾向はますます顕著になっており､特に一般酒販店･業務用酒販店の凋落傾向は続き売上の確保が厳しい状況で推移しましたが､主要得意先との取り組み強化を図り､売上高は593億90百万円､営業利益は４億94百万円となりました｡
＜その他＞その他の事業につきましては､物流関連（配送､庫内作業請負等）がその主な事業内容でありますが､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟの売上が堅調に推移したことに伴う取扱量の増加及び連結範囲の変更等により､売上高は95億55百万円､営業利益は４億64百万円となりました｡（略）加藤産業㈱　(9869)　平成23年9月期決算短信-