日本郵船／邦船社初､輸送中のCO2排出量をｵﾝﾗｲﾝで確認可能に｜物流ﾆｭｰｽ

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■日本郵船／邦船社初､輸送中のCO2排出量をｵﾝﾗｲﾝで確認可能に

邦船社初､輸送中のCO2排出量をｵﾝﾗｲﾝで確認可能に-算出ｼｽﾃﾑ｢NYK GROUP CO2 e-calculator｣を開発､ｸﾞﾙｰﾌﾟ各社HPに公開
2011年10月17日

当社は､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟ会社である郵船ﾛｼﾞｽﾃｨｸｽ株式会社の協力を得て､ｺﾝﾃﾅ船貨物と国際航空貨物の輸送中に排出する二酸化炭素（CO2）の概算を算出するﾂｰﾙとして､邦船社では初となる｢NYK GROUP CO2 e-calculator｣（注1）を開発､10月17日に当社ｸﾞﾙｰﾌﾟ各社のﾎｰﾑﾍﾟｰｼﾞ（注2）に公開しました｡

これまでお客さまからの輸送中の環境負荷ﾃﾞｰﾀ､特にCO2排出量のご照会に対しては､個別に対応し､お客様へご案内していました｡一方で､ｶｰﾎﾞﾝﾌｯﾄﾌﾟﾘﾝﾄ（注3）の考えが定着して来ている昨今､特に海外での一般的な問い合わせが増している現状や他社のこれまでの取り組みも考慮し､このたび｢NYK GROUP CO2 e-calculator｣を英語版で開発しました｡これにより､ｸﾞﾛｰﾊﾞﾙな対応が可能となります｡

このe-calculatorをﾎｰﾑﾍﾟｰｼﾞ上で公開することにより､貨物の輸送中のｶｰﾎﾞﾝ･ﾌｯﾄﾌﾟﾘﾝﾄの考えをより広くﾕｰｻﾞｰに知っていただき､具体的なCO2排出量の概算も知っていただける機会を提供します｡また､CO2排出量など算出した結果のﾃﾞｰﾀをﾀﾞｳﾝﾛｰﾄﾞできる機能も備えています｡

【NYK GROUP CO2 e-calculatorの主な機能】
①ｺﾝﾃﾅ船貨物と国際航空貨物の両輸送に対応
･ｺﾝﾃﾅ船貨物の輸送だけでなく､国際航空貨物の輸送にも対応し､積み地から揚げ地までの輸送全体のCO2排出量の概算を算出します｡

②受け地と渡し地の内陸輸送に対応し､その地名の選定を支援
･受け地と渡し地でﾄﾗｯｸ､または鉄道（中国と北米地域のみ）による内陸輸送にも対応します｡
･受け地と渡し地それぞれで英字（ｱﾙﾌｧﾍﾞｯﾄ）を入力すると候補となる地名（港､空港､受け地､渡し地のいずれか）が表示されて､その中から選択します｡

③算出した結果の情報をﾀﾞｳﾝﾛｰﾄﾞ
･受け地と渡し地の地名や結果のCO2排出量のﾃﾞｰﾀをﾀﾞｳﾝﾛｰﾄﾞします｡

なお､このe-calculatorは､LRQAｼﾞｬﾊﾟﾝ（注4）によるｼｽﾃﾑ構築の正確さを確認する第三者検証を受けています｡

当社ｸﾞﾙｰﾌﾟは､引き続き地球環境の保全につとめ､持続可能な社会の実現に向けて取り組んでまいります｡

※同ｼｽﾃﾑは､下記ｻｲﾄでご覧いただけます｡
www.nykgroup-e-calculator.com

注1：　｢NYK GROUP CO2 e-calculator｣のe-は､electronic（電子の）とemission（放出､排出）を共に意味する｡

注2：　NYK Container Line株式会社､並びに当社のﾎｰﾑﾍﾟｰｼﾞに掲載する｡

注3：　ｶｰﾎﾞﾝ･ﾌｯﾄﾌﾟﾘﾝﾄとは｢炭素の足跡｣を意味する言葉で､日本では英語の読みをそのまま用いている｡1990年代に提唱されたｴｺﾛｼﾞｶﾙ･ﾌｯﾄﾌﾟﾘﾝﾄの概念と同様に､｢人間活動が温室効果ｶﾞｽ(CO2）の排出によって地球環境を踏みつけた足跡｣ととらえ､一般的に製品が製造･加工⇒販売⇒使用･廃棄されるまでの温室効果ｶﾞｽ排出量で表示される｡

注4：　LRQAはLloyd's Register Quality Assuranceの略称で､LRQA ｼﾞｬﾊﾟﾝは独立した日本の認証､及び検証機関｡

以上

ｼｽﾃﾑｲﾒｰｼﾞ画

掲載されている情報は､発表日現在のものです｡その後､予告なしに変更される場合がございますので､あらかじめご了承ください｡