ﾀｶｾ／経常利益は前年比７８･８％増（平成24年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕（連結））｜物流ﾆｭｰｽ

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■ﾀｶｾ／経常利益は前年比７８･８％増（平成24年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕（連結））

平成24年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕（連結）

単位･百万円
　　　　　　　　　　　　　　売上高　　　　　営業利益　　経常利益　　四半期純利益24年3月期第1四半期　2,390 0.6 　　　53 92.3 　　54 78.8 　　　29 ―23年3月期第1四半期　2,377 △5.4 　27 △67.2 　30 △65.3 　△58 ―
（略）
（１）連結経営成績に関する定性的情報①一般概況当第１四半期連結累計期間におけるわが国経済は､東日本大震災の影響による生産活動や経済活動の停滞に加え､電力供給問題などにより､景気の先行きが不透明な状況となっております｡当社ｸﾞﾙｰﾌﾟの属する物流業界は､顧客の物流ｺｽﾄ圧縮の要請と業者間の過当競争による料金低下という厳しい環境基調の中で､震災による個人消費の減少やｻﾌﾟﾗｲﾁｪｰﾝの寸断による顧客企業の生産･販売量の減少､さらには輸出量も大きく縮小するなどの状況に陥り､いっそう厳しい環境に立ち至っております｡こうした状況の中で､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟは｢ｸﾞﾙｰﾌﾟ経営の強化｣を重要課題に掲げてきましたが､高瀬国際貨運代理（上海）有限公司および高瀬物流（上海）有限公司の２社について重要性が増したことから､新たに連結範囲に含めることにいたしました｡今後とも､ｸﾞﾙｰﾌﾟ各社がそれぞれの事業分野や地域において競争力を高め､収益力向上を果たすことを目指して効率化に努めてまいります｡この結果､当第１四半期連結累計期間の当社ｸﾞﾙｰﾌﾟの営業収益は前年同期間と比較して0.6％増の23億90百万円の計上となりました｡また､利益面におきましては､これまで進めてきた作業部門における運営体制改善や業務量に応じた人員投入と作業効率向上､運送事業分野での不採算業務の効率化などのｺｽﾄ改善を推進したことに加え､残業の削減など経費削減に強力に取組んだことにより､営業利益は前年同期間と比較して92.3％増の53百万円となり､経常利益は前年同期間と比較して78.8％増の54百万円となりました｡前第１四半期連結累計期間では､特別損失項目において､投資有価証券評価損および役員退職慰労金等１億30百万円の計上がありましたが､当第１四半期連結累計期間は１百万円の計上のみとなりました｡このため四半期純利益は29百万円（前年同期間は58百万円の純損失）となりました｡
②報告ｾｸﾞﾒﾝﾄの概況Ａ.総合物流事業におきましては､震災の影響による輸出取扱業務の減少および一部顧客の撤退等による減少があったものの､新たに高瀬国際貨運代理（上海）有限公司および高瀬物流（上海）有限公司の２社を連結範囲に含めたこと､また主力の音楽映像分野の商品取扱業務が拡大したことによって､営業収益は前年同期間と比較して0.9％増の23億54百万円となりました｡また､営業総利益は､震災の影響による一時的な保管ｺｽﾄの増加があるものの､上記子会社２社を連結範囲に含めたことや､残業の削減など経費削減に強力に取組んだことによって､前年同期間と比較して22.4％増の２億77百万円となりました｡
Ｂ.運送事業におきましては､当事業が､主に､総合物流事業に対する運送分野を担っており､国内顧客の新規業務獲得による取扱量増があったことから､営業収益は前年同期間と比較して5.3％増の３億13百万円となりました｡また､営業総利益は､不採算業務の効率化などのｺｽﾄ改善を推進したものの､料金低下による収支採算が悪化したため､前年同期間と比較して38.6％減の８百万円の計上に止まりました｡
Ｃ.流通加工事業におきましては､当事業が､主に､総合物流事業に対する流通加工（倉庫内ｵﾍﾟﾚｰｼｮﾝ）分野を担っており､震災等の影響のほか､一部顧客の撤退等により､国内顧客の業務取扱量が総じて前年同期間までの回復にまでは至っておらない状況のため､営業収益は前年同期間と比較して2.9％減の３億26百万円となりました｡また､営業総利益は､作業部門における運営体制改善や業務量に応じた人員投入と作業効率向上を推進したものの､営業収益減による利益減少を補えきれず､前年同期間と比較して6.3％減の24百万円の計上となりました｡
（略）