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■ラサール インベストメント マネージメント/「2011年上半期の世界の不動産投資戦略」の中間レポートを発表、不動産資本市場に警戒感が欠如、慎重な投資判断が必要 |
ラサール インベストメント マネージメント 「2011年上半期の世界の不動産投資戦略」の中間レポートを発表 不動産資本市場に警戒感が欠如、慎重な投資判断が必要 世界有数の不動産投資顧問会社であるラサール インベストメント マネージメント インク(本社: 米国イリノイ州シカゴ、最高経営責任者:ジェフ・ジェイコブソン、以下「ラサール」)は、2011年不動産投資戦略の中間レポートをこのたび発表しました。同レポートによると、不動産市場のファンダメンタルズが脆弱である中で、不動産資本市場が先んじて回復しており、投資機会と投資リスクを見極めることが必要です。 低成長国と高成長国のファンダメンタルズの違いを考慮せず、不動産資本市場は先行して回復してきました。不安定なヨーロッパのソブリン債、アジア株式、商品市場、米国債と比べて、不動産資本市場はリスクに対する警戒感が相対的に薄れています。2011年の後半において一番の懸念材料は、この不動産市場への警戒感の欠如だとラサールは考えます。警戒感が薄まったことにより、いくつかの主要な市場においてはコア資産に対する過熱した入札や上場不動産会社による活発な増資が起こっています。 低成長国では、賃料収入は現在が底か、あるいは底打ちして再び上昇傾向にあるとレンダーや投資家が考えるのも当然だとラサールは判断しています。不動産セクターや地域にもよりますが、高成長国においても、賃料収入やキャッシュフローがこの12カ月から24カ月の間に急激に上昇しています。低成長・高成長のいずれの国々においても、資本市場が今後数年の賃料収入の増加を織り込むとラサールはみています。 ラサールのグローバル ストラテジスト、ジャック・ゴードンはレポートについて次のように述べています: 「不動産資本市場における警戒感の欠如が懸念されます。資金が不動産市場へ短期間で戻ったことは注目すべき点です。信用バブルの崩壊後、すばやく債券市場が再浮上したことも驚くべきことです。投資家にとって資金が潤沢な市場に投資することは難しい事ですが、売却によるキャピタルゲインや、資本の増強に適した環境ではあります。さらに、コアに近い資産、バリューアッド、ディストレスに関連した投資案件に対しての資金の動きはまだ遅いので、このような投資に価値があると考えています。 2011年の上半期は、予期しなかった出来事が起きたにもかかわらず、世界の景気回復の動きには大きな影響はありませんでした。資本市場が不安定な中において、低金利であることは商用不動産市場にとって好材料です。G7各国では引き続き低金利状態が続くと見込まれます。不動産投資パフォーマンスを左右する最大のリスクは、投資タイミングです。ファンダメンタルズが改善する前に金利が上昇する可能性もあります。その場合には、国債利回りに応じて、不動産利回りも本来の不動産に対するリスクプレミアムを保つために上昇することになるでしょう。長期の賃貸借契約を結び、賃料が低水準で固定されている場合には、物件所有者は賃料を引き上げにくいこともあります。世界の金利が上昇し、インフレーションの環境にシフトする前の投資戦略は『長期のローン、短期の賃貸契約、不確実要素を指数化』です」 <地域別の展望> アジア・パシフィック ラサールが分析している30カ国の中で、日本経済は最も打撃を受けているとみています。しかし、復興努力により、下半期に急激に回復すると期待されます。物流とオフィスセクターのテナントは、電力供給が確保できる地域で、より近代的な物件を求めています。彼らの移転ニーズは近代的な物件にとってプラスの材料です。 中国経済はわずかしか鈍化していません。過熱した東部の不動産市場では、投機的投資を抑制するため政策変更の可能性があります。内陸部や沿岸部の2番手の都市は引き続き魅力的な市場です。 豪州の経済は、好調な輸出により活況を呈しています。特にシドニーとメルボルンの住宅市場では、好立地での再開発事業が非常に魅力的です。高い住宅価格、限られた新規供給、開発事業向けリスクキャピタルが少ないオーストラリアは、非常に興味深いセクターになっています。 ヨーロッパ ドイツ、フランス、英国、北欧の国々は、金融不安を抱える周囲の欧州各国から影響を受けていません。ポーランドも同じく経済が成長しており、不動産市場が急速に成熟してきています。 ドイツでは、不動産投資に関する規制変更により、国内の投資家は様子見の姿勢ですが、強い産業力と輸出力のおかげで不動産市場は堅調という状況にあります。 フランスもドイツと似た状況です。パリの市場には海外から投資資金が集まってきています。商業施設や物流には比較的良い投資機会があります。リーシング、リノベーション、よく吟味した開発プロジェクトもよい投資機会です。 英国はインフラ整備(クロスレールプロジェクト)関連、ロンドン中心地のサブマーケットにおけるオフィスの供給不足、そしてコア物件へのバリューアップに関連した案件に投資機会があります。 完賃物件に対する資金の需要は高いのですが、特に西ヨーロッパでは、リーシングやリノベーションによって価値を高める物件への投資が魅力的です。 米国 5月から6月の間に雇用状況が低迷したにもかからず、米国の不動産ファンダメンタルズは現在も回復基調にあります。沿岸のオフィス市場とホテルセクターも回復の兆しを見せており、特に集合住宅セクターは堅調な動きを示しています。 内部成長と移民の増加に頼っていたかつての高成長市場(エネルギーベルト地帯を除く)は、失速した状態が続いています(フェニックス、ラスベガス、フロリダ中部)。 カナダの経済は深刻な景気後退を免れ、それに伴い主要な不動産セクターも大幅な悪化を免れました。カルガリーやエドモントンなどのエネルギー産業を主体とした市場は、2008年から2009年の間に痛手を受けましたが、現在は急速に回復しています。 メキシコの経済は、この6カ月間で成長のペースが大幅に改善しました。国境近くの市場においては治安問題が引き続き存在していますが、製造業と観光業は回復しています。 # # # ラサールインベストメントマネージメントについて ラサール インベストメント マネージメントは、世界最大の総合不動産サービス企業であるジョーンズラングラサール グループ(ニューヨーク証券取引所上場:JLL)傘下にある、世界有数の不動産投資顧問会社です。世界規模で、私募、公募の不動産投資活動をしており、総運用資産残高は約453億ドルです。(2011年3月末現在)。私募、公募、デット、エクイティのあらゆる不動産投資活動を世界中の不動産キャピタルマーケット、オペレーティングマーケットで展開しています。主要顧客は、世界の公的年金基金、企業年金基金、保険会社、政府、その他基金(大学基金など)、個人投資家などです。 |
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