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■伊藤忠商事/ブラジル北部トカンチンス州におけるバイオエタノール生産・販売事業の操業開始

ブラジル北部トカンチンス州におけるバイオエタノール生産・販売事業の操業開始について
2011年7月22日
伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:岡藤正広、以下「伊藤忠商事」)及び、Bunge Limited(本社:NY, USA、CEO :Alberto Weisser、以下「Bunge社」)は、ブラジル北部トカンチンス州にある合弁会社、PEDRO AFONSO ACUCAR & BIOENERGIA S.A.(以下「Pedro Afonso」)において、バイオエタノール生産・販売事業の操業を開始致しました。伊藤忠商事は、完全子会社であるJBバイオエナジー社(東京都港区)を通じ、本事業の20%の株式を保有、残りの株式をBunge社が保有しています。また、Bunge社とは、ブラジル南東部ミナス・ジェライス州においても、同様の出資比率にてバイオエタノール生産・販売事業を推進しており、双方あわせた総事業費は約8億ドルになります。Pedro Afonsoは2009年1月よりプラント建設を進めて参りましたが、2010年7月にプラントが完成、試運転の後、2011年5月から、プラント容量に近い規模で順調に操業しております。現在のPedro Afonsoのサトウキビ処理能力は、年間250万トンですが、今後の拡張を通じて、年間440万トンまで処理能力を高める予定です。ブラジルは、全世界の生産量の約3割を担う世界有数のバイオエタノール生産国です。また、一般的に、サトウキビ由来のバイオエタノールは、他の原料由来のそれを大きく上回る温室効果ガスの削減効果を持つことから、環境に優しい燃料として、おおいに期待されております。
伊藤忠商事は、本事業を通じて、食料問題や環境への配慮を十二分に行いながら、地球温暖化対策の一つとしてバイオエタノールの安定供給に貢献致します。
Bunge Limited概要
1818年オランダにて設立。各国で穀物関連事業を運営する世界有数の穀物会社である。特に、南米での穀物物流の展開、搾油事業に強みを持つ。ブラジルには1905年に進出し、大豆・小麦・とうもろこし等の穀物生産、マーガリンやオリーブ油等の食品製造、関連する物流事業、など幅広く事業を展開、ブラジル国内だけで、約2万人の従業員を抱える巨大企業である。2001年ニューヨーク証券取引所上場。

 
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