ｴｰｱｲﾃｲｰ／増収減益に（平成24年２月期第１四半期決算短信〔日本基準〕(連結)）｜物流ﾆｭｰｽ

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■ｴｰｱｲﾃｲｰ／増収減益に（平成24年２月期第１四半期決算短信〔日本基準〕(連結)）

平成24年２月期第１四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
単位･百万円
　　　　　　　　　　　　　　　売上高　　　　営業利益　　経常利益　　　四半期純利益24年２月期第１四半期　3,511 7.5 　　233 △11.0 　245 △9.6 　147 △10.323年２月期第１四半期　3,266 40.3 　262 51.0 　　　271 49.6 　　163 58.4
（略）
（1）連結経営成績に関する定性的情報

当第１四半期連結累計期間におけるわが国経済は､これまで緩やかな回復基調にありましたが､３月に発生した東日本大震災により､経済活動は一気に収縮し､極めて先行き不透明な状況にあります｡当社ｸﾞﾙｰﾌﾟが属するﾌｫﾜｰﾀﾞｰ業界におきましても､震災直後は､道路･港湾などのｲﾝﾌﾗ設備のﾀﾞﾒｰｼﾞによる貨物滞留や配送遅延､計画停電や生活物資の不足の影響から個人消費の落ち込みを招くなど､生活関連材を中心に取扱貨物量が減少し､業界を取り巻く環境は非常に厳しいものとなりました｡しかし､復旧･復興に向けての政府や企業の取り組み等､社会全体の復興ﾑｰﾄﾞの高まりに加え､個人の防災意識の高まりから生活関連物資の不足の解消と防災関連材を中心として個人消費にも徐々にではありますが回復の兆しが見えており､取扱貨物量も緩やかに回復基調で推移しております｡一方､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟは､東日本大震災につきましては､人的及び物的被害はなく､また､事業に支障をきたす重大な損害も発生していないことから､当第１四半期累計期間の業績に与える影響は比較的軽微であったと考えております｡このような状況下､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟは､社会全体の復興ﾑｰﾄﾞを背景に､積極的な営業活動を展開することで復興需要や生活･防災関連材を中心に取扱貨物量の増加と新規顧客の獲得に努めてまいりました｡以上の結果､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟの当第１四半期連結累計期間における取扱貨物量は､前年同期と比較すると鈍化したものの着実に増えており､海上輸送における取扱貨物量は輸出入合計で前年同期比11.1％増､航空輸送における取扱貨物量は前年同期比17.1％減､通関受注件数は前年同期比13.4％増となりました｡よって､当第１四半期連結累計期間における営業収益は3,511百万円（前年同期比7.5％増）､営業利益233百万円（前年同期比11.0％減）､経常利益245百万円（前年同期比9.6％減）､四半期純利益147百万円（前年同期比10.3％減）と営業収益は前年同期を上回りましたが､主に海上輸送における仕入運賃の上昇と円高要因による粗利益の減少により営業利益､経常利益､四半期純利益は前年同期を下回る結果となりました｡
ｾｸﾞﾒﾝﾄ別の業績は次の通りであります｡①日本東日本大震災直後は､消費自粛のﾏｲﾝﾄﾞから取扱貨物量が一時的に鈍化はしましたが､社会全体の復興ﾑｰﾄﾞの高まりから､生活･防災関連を中心とした復興需要での輸入貨物を順調に取込むことができました｡その結果､輸送形態別での取扱貨物量は､海上輸送における取扱ｺﾝﾃﾅ本数では､輸出入合計36,531TEU（前年同期比11.1％増）､航空貨物輸送では682ﾄﾝ（前年同期比17.1％減）､通関受注では8,716件（前年同期比13.4％増）と推移いたしました｡一方､利益面におきましては､取扱貨物量は順調に推移したものの､同業他社との競合の影響もあり､粗利益率は前年同期比1.4ﾎﾟｲﾝﾄ下落しており収益性の圧迫要因となりました｡以上の結果､日本における営業収益は3,086百万円（前年同期比5.2％増）､営業利益は203百万円（前年同期比8.9％減）となりました｡
②中国日本向け貨物量が好調に推移した結果､営業収益は416百万円（前年同期比28.5％増）､営業利益は８百万円（前年同期比63.5％減）となりました｡
③ﾀｲ日本向け貨物量は回復しておりますが､その絶対量が小さいため､営業収益は８百万円（前年同期比19.2％増）にとどまり､営業利益は０百万円（前年同期比73.1％減）となりました｡
（略）