帝人／米国のﾎﾟﾘｴｽﾃﾙﾌｨﾙﾑ生産拠点を集約｜物流ﾆｭｰｽ

ﾆｭｰｽ　

用語　

ｾﾐﾅｰ

■帝人／米国のﾎﾟﾘｴｽﾃﾙﾌｨﾙﾑ生産拠点を集約

米国のﾎﾟﾘｴｽﾃﾙﾌｨﾙﾑ生産拠点を集約帝人株式会社（本社：大阪市中央区､社長：大八木成男）が､米国ﾃﾞｭﾎﾟﾝ社と世界6ヵ国で展開しているﾎﾟﾘｴｽﾃﾙﾌｨﾙﾑ事業のｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ合弁は､2009年から進めている事業構造改革の一環として､このたび､米国ｻｳｽｶﾛﾗｲﾅ州のﾌﾛｰﾚﾝｽ工場を完全閉鎖しました｡これにより､米国におけるﾎﾟﾘｴｽﾃﾙﾌｨﾙﾑの生産は､ﾊﾞｰｼﾞﾆｱ州のﾎｰﾌﾟｳｪﾙ工場に集約されたこととなります｡当ｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ合弁は､2009年2月に米国ｵﾊｲｵ州のｻｰｸﾙﾋﾞﾙ工場を閉鎖､同年6月にはﾙｸｾﾝﾌﾞﾙｸﾞ工場の1生産ﾗｲﾝを休止するなど､これまでｸﾞﾛｰﾊﾞﾙな事業構造改革に取り組んできました｡ﾌﾛｰﾚﾝｽ工場においても2009年より段階的に縮小を進めてきましたが､このたびの完全閉鎖により､当初計画していた欧米の生産拠点･生産ﾗｲﾝの再編が全て完了したことになります｡米国唯一のﾎﾟﾘｴｽﾃﾙﾌｨﾙﾑ生産拠点となるﾎｰﾌﾟｳｪﾙ工場は設備能力および生産性が､ｴﾚｸﾄﾛﾆｸｽ､ﾒﾃﾞｨｶﾙ､工業用途､および太陽電池向けをはじめとする､ｸﾞﾘｰﾝﾃｸﾉﾛｼﾞｰ用途の開発･生産に適しており､このたびの集約により､これらの注力市場に向けて投資を集中することで､業界の構造変化に対応していくことが可能となります｡また､加工ﾌｨﾙﾑ製品の生産拠点であるﾊﾞｰｼﾞﾆｱ州ﾘｯﾁﾓﾝﾄﾞのｽﾌﾟﾙｰｱﾝｽ工場､および米国外のｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ合弁生産拠点との連携により､従来どおり顧客ﾆｰｽﾞに応じたｿﾘｭｰｼｮﾝを提供していきます｡当社と米国ﾃﾞｭﾎﾟﾝ社によるﾎﾟﾘｴｽﾃﾙﾌｨﾙﾑのｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ合弁は､ﾌﾗｯﾄﾊﾟﾈﾙﾃﾞｨｽﾌﾟﾚｲ､太陽電池､ﾃﾞｰﾀｽﾄﾚｰｼﾞといったｴﾚｸﾄﾛﾆｸｽ､ﾊﾟｯｹｰｼﾞﾝｸﾞ､ﾍﾙｽｹｱなど､さまざまな市場に向けて､引き続きﾎﾟﾘｴｽﾃﾙﾌｨﾙﾑ製品を幅広く提供していきます｡