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■佐渡汽船/経常利益は前年比41・9%減(平成22年12月期 決算短信) |
平成22年12月期 決算短信 単位・百万円 売上高 営業利益 経常利益 四半期純利益22年12月期 12,022 △4.0 698 △39.3 585 △41.9 446 185.321年12月期 12,524 16.6 1,150 ― 1,008 ― 156 ― (略) (1)経営成績に関する分析@ 当期の経営成績株主の皆様におかれましては、平成22年8月11日に発生しましたカーフェリー「おおさど丸」の機関故障事故により多大なるご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。今回の事故を教訓として、更なる安全で安定した運航の確保を佐渡汽船グループ一丸となって取り組んでまいりますので、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。当連結会計年度におけるわが国経済は、政府による各種の政策効果によって緩やかに回復し、個人消費も一部に持ち直しを見せましたが、依然として厳しい雇用・所得環境が続きました。当業界におきましても、景気の先行き不透明感から旅行の手控えによる観光客の低迷、慢性的な原油価格の高止まり傾向もあって、前連結会計年度に引き続き厳しい経営環境となりました。このような環境の中で当社は、当連結会計年度も国内旅行需要の低迷に歯止めはかからないと予測し、また、前連結会計年度に佐渡市と協力して実施した本土発乗用車往復運賃特別割引(5月30日〜7月26日の土曜・日曜・祝日出発限定で往復航送運賃1台2,000円)や新潟県、佐渡市のご支援をいただきながら秋に実施した乗用車往復運賃特別割引やジェットフォイル運賃特別割引の反動を考慮して、輸送目標を前連結会計年度実績に比べ若干下回る堅実なものとし、旅客輸送人員は1,748千人、自動車航送換算台数は229千台、貨物輸送トン数は118千トンと設定しました。以下に当連結会計年度の事業の経過および成果をご報告いたします。旅客および自動車航送部門については、原油価格の高騰による船舶燃料費の増加に対応するため、前連結会計年度に引き続き燃料油価格変動調整金を導入し、年間を通じて2ゾーン(旅客大人1名片道260円・自動車1台片道1,690円)を適用しました。営業施策面では、4月3日〜4月25日、5月8日〜8月1日の土曜・日曜・祝日出発限定で乗用車往復運賃特別割引(新潟航路・往復航送運賃1台20,800円、直江津航路・往復航送運賃1台17,500円)およびジェットフォイル運賃特別割引(片道運賃大人1名4,440円)を実施しました。結果として実施期間中の乗用車航送台数は、前連結会計年度に実施した本土発乗用車往復運賃特別割引(往復航送運賃1台2,000円)の反動が大きく、前連結会計年度比△35.6%と大幅な減少となりましたが、ジェットフォイル輸送人員は、前連結会計年度比4.7%の増加となりました。最盛期を迎えた8月11日、カーフェリー「おおさど丸」に機関故障が発生したため、修理・復旧して運航を再開した10月1日までの間、新潟航路は運航ダイヤを変更し、カーフェリー「おけさ丸」1隻で運航せざるを得ない状況となりました。この間、8月23日から両津発カーフェリー5時30分便の代替として、両津発6時10分のジェットフォイルを増便し、両津発6時10分と7時20分のジェットフォイル運賃をカーフェリー2等運賃と同額(片道運賃大人1名2,320円)とさせていただくなどの対応をいたしました。また、その他の時間帯のジェットフォイル運賃を片道運賃大人1名3,980円としました。この早朝ジェットフォイル便の運航および特別運賃割引は「おおさど丸」が運航を再開したのちも10月31日まで継続して実施しました。結果として「おおさど丸」が運休した8月12日〜9月30日の全航路旅客輸送人員は、前連結会計年度比△13.2%、自動車航送換算台数は、前連結会計年度比△14.8%と大幅に減少しました。秋の営業施策としては、8月21日〜11月28日の土曜・日曜・祝日出発限定で乗用車往復運賃特別割引(新潟航路・往復航送運賃1台16,800円、直江津航路・往復航送運賃1台13,800円)およびジェットフォイル運賃特別割引(片道運賃大人1名3,980円)を実施しました。結果として実施期間中の乗用車航送台数は、前連結会計年度に新潟県および佐渡市のご支援をいただきながら実施した乗用車往復運賃特別割引(10月3日〜12月27日の土曜・日曜・祝日出発限定で、往復航送運賃1台10,000円)の反動や、前連結会計年度の9月は5連休(シルバーウィーク)があったことから、前連結会計年度比△19.3%と大幅な減少となりました。ジェットフォイル輸送人員は、前連結会計年度に新潟県および佐渡市のご支援をいただきながらジェットフォイル運賃特別割引(10月3日〜12月27日の土曜・日曜・祝日出発限定で、大人1名片道3,000円)を実施していたにも関わらず、カーフェリー「おおさど丸」の長期運休を受けて8月23日〜10月31日の間、ジェットフォイルの増便や運賃特別割引を実施したため、前連結会計年度比22.6%の大幅な増加となりました。寺泊航路につきましては、当連結会計年度で4年目となった大手旅行業者による高速船「あいびす」を利用した貸切船企画の輸送実績が、10,982人(前連結会計年度比△1.9%、217人の減少)と前連結会計年度並みを維持しました。イベント等の企画では、4月11日に第1回目となる「佐渡トキマラソン大会2010」が開催され、2,173人の参加がありました。また、5月16日に開催されたサイクルイベント「2010スポニチ佐渡ロングライド210」は好天に恵まれたこともあって、3,043人の参加(前年は2,604人)となりました。9月の「佐渡国際トライアスロン大会」、11月の「佐渡ヒルクライム」開催と合わせ、年間を通じてスポーツイベントが楽しめる島として定着しています。その他、7月3日〜10月31日の間には、佐渡航路活性化協議会による船内イベント(新潟航路24回、直江津航路13回)が開催されるなど、船旅の魅力向上に寄与しました。当連結会計年度の輸送実績は、年初からの天候不順による海上時化の影響で欠航便数が増加し旅客輸送人員が減少しました。また、前連結会計年度に実施した本土発乗用車往復運賃特別割引の反動でマイカー利用の個人客が大幅に減少したため、7月31日現在で旅客輸送人員は、前連結会計年度比△5.2%、48,593人の減少となり、また、自動車航送換算台数は、前連結会計年度比△10.8%、14,327台の減少となりました。8月の最盛期には、新潟航路に就航していたカーフェリー「おおさど丸」の機関故障事故により輸送能力が減少したため、輸送実績は更に減少し、前連結会計年度の9月には5連休(シルバーウィーク)があったことも大きく影響して、「おおさど丸」が運航を再開した10月1日までに旅客輸送人員は、前連結会計年度比△7.5%、108,091人の減少となり、自動車航送換算台数は前連結会計年度比△11.3%、22,131台の減少となりました。10月以降も、前連結会計年度に自治体支援による営業施策等があった反動でお客様の減少傾向に歯止めをかけることができませんでした。貨物につきましては、当連結会計年度は内航海運会社からの受託貨物が発生したため、輸送実績は順調に推移しました。主要農産物である佐渡米は、作況指数が97と収量が減少したため、輸送トン数は、14,997トンと前連結会計年度より僅かに減少しました。同じく主要品目であるおけさ柿は、夏の猛暑等による影響で減収となり、輸送トン数は前連結会計年度に比べ△24.2%、1,367トンの減少となりました。この結果、1月〜12月の全航路の輸送実績は、旅客輸送人員は1,688,190人(前連結会計年度比△6.7%、121,310人の減少)、自動車航送換算台数は227,833台(前連結会計年度比△9.5%、23,992台の減少)、貨物輸送トン数は133,456トン(前連結会計年度比7.4%、9,230トンの増加)となりました。ジェットフォイルの輸送人員につきましては、ジェットフォイル運賃特別割引を実施したこと、また、カーフェリー「おおさど丸」の運休期間対応としてジェットフォイルの増便および運賃特別割引を実施したことによるカーフェリーからの転移もあって、前連結会計年度比10.3%、53,730人の増加となりました。以上の結果、当連結会計年度の売上高は12,022,236千円(前連結会計年度比△4.0%、前連結会計年度差△502,562千円)、営業利益698,195千円(前連結会計年度比△39.3%、前連結会計年度差△452,161千円)、経常利益585,882千円(前連結会計年度比△41.9%、前連結会計年度差△422,380千円)、当期純利益446,018千円(前連結会計年度比185.3%、前連結会計年度差289,710千円)となりました。 事業の種類別セグメントの業績は以下のとおりであります。ア 海運業当連結会計年度の旅客輸送人員は1,688,190人(前連結会計年度比△6.7%)、自動車航送換算台数は乗用車換算で227,833台(前連結会計年度比△9.5%)、貨物輸送トン数は133,456トン(前連結会計年度比7.4%増)となりました。当連結会計年度においては、前連結会計年度において地元自治体の支援を受けて実施した各種営業割引の反動により、マイカー客を中心とした観光客数の輸送実績が減少したことに加え、8月11日に発生したカーフェリー「おおさど丸」の機関故障による運休に伴い最盛期の輸送実績が減少したことにより、売上高及び営業利益は減少しました。当連結会計年度の売上高は8,003,581千円(前連結会計年度比△5.5%)、営業利益は603,798千円(前連結会計年度比△43.9%)となりました。イ 一般貨物自動車運送業米やビールの輸送及びダンプの稼働が堅調であったことに加え、建設資材の輸送や夏場の猛暑による電力消費量の増加に伴い発電用の重油の輸送が増加したことから、当セグメントの売上高及び営業利益は増加しました。当連結会計年度の売上高は2,136,998千円(前連結会計年度比2.6%増)、営業利益は23,048千円(前連結会計年度比71.6%増)となりました。 ウ 売店・飲食業前連結会計年度に実施した各種営業割引の反動によりマイカー利用による観光客数が減少したことに加え、カーフェリー「おおさど丸」の運休により最盛期の観光客数が減少したことにより、佐渡島内の売店、食堂部門とも売上高は減少しました。当連結会計年度の売上高は1,286,341千円(前連結会計年度比△2.2%)、営業損失は21,763千円(前連結会計年度は17,130千円の営業損失)となりました。 エ 観光業当連結会計年度においては、佐渡への旅行需要の低迷に加え、カーフェリー「おおさど丸」の運休により最盛期の観光客数の減少により、旅行業、観光施設業、宿泊業の各部門とも売上高は減少しました。しかしながら、当社を分社し新たに設立した佐渡汽船営業サービス鰍前連結会計年度の第4四半期に当セグメントに加えたこと、また当連結会計年度の第3四半期に、当セグメントの佐渡汽船観光鰍ェ同社を存続会社として、佐渡汽船コンピューターサービス鰍ニ合併したことにより、当セグメントの売上高及び営業利益は増加しました。当連結会計年度の売上高は1,641,260千円(前連結会計年度比58.3%増)、営業利益は4,853千円(前連結会計年度は15,880千円の営業損失)となりました。 オ その他当連結会計年度の第3四半期において、前述のとおり佐渡汽船コンピューターサービス鰍ェ合併により消滅したこと、また佐渡汽船モータース鰍ェ9月末にて営業を終了し12月に清算となったことから、当セグメントの売上高及び営業利益は減少しました。当連結会計年度の売上高は415,047 千円(前連結会計年度比△14.4%)、営業利益は8,601 千円(前連結会計年度比△65.2%)となりました。 A 次期の見通し平成23年12月期の見通しにつきまして、わが国の経済は、足踏み状態から緩やかに持ち直していくことが期待されるものの、景気悪化の懸念が依然として残る状況が続くと予想されます。当社におきましても、国内旅行需要の低迷に伴う乗船客の減少傾向が続くと予想されることから、当連結会計年度に引き続き厳しい経営環境が予想されます。 (略) |
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