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■日立製作所/風力発電用発電機製造工場を増設
風力発電用発電機製造工場を増設
約40億円を投じ製造能力を1.7倍に拡充し、グローバルな市場拡大に対応
  株式会社日立製作所(執行役社長:中西宏明/以下、日立)は、このたび、日立事業所山手工場(茨城県日立市)において風力発電用の発電機製造工場の新棟を竣工しました。日立は、新棟建設と増産体制の構築に約40億円を投資し、今後、風力発電用発電機の製造能力を1.7倍へ増強することで、グローバルな市場拡大に対応していきます。
  現在、環境保全を目的として、自然エネルギーのより効果的な活用技術が世界的に注目されています。その中でも風力発電は、CO2排出抑制に貢献する環境配慮型のエネルギーとして、2009年に160GWであった発電出力が2014年には445GWにまで増加する*1ことが見込まれており、風力発電用発電機の需要は今後もグローバルに拡大していくことが予想されています。
  日立は現在、「グローバル」「環境」「融合」をキーワードに「社会イノベーション事業」に注力しており、風力発電を含む新エネルギー事業は、日立グループ内の電力・電機システム、制御システム、情報・通信システム分野の幅広い技術・ノウハウを結集して推進している重要な事業分野の一つです。風力発電分野では、出力の不安定な風力電源を安定的に電力系統につなぐ日立独自の「電力優先制御システム」を強みとして、風力発電機・コンバーター(電力変換機)や大容量パワーコンディショナー*2などの優位性が高い技術・製品を幅広く展開しています。また、日立は、富士重工業株式会社と共同開発した、ダウンウィンド型*3として世界最大の定格出力2,000kWの風力発電システムの拡販を推進しています。
  日立はこのたび、日立事業所山手工場内に風力発電用発電機を製造する新棟を、2011年1月27日に竣工しました。今後、段階的に増産体制の構築を進め、今後期待される風力発電の市場拡大に対応していきます。具体的には、今回竣工した新棟と今後進める増産体制の構築に約40億円を投資し、機械工程集約やタクトタイム*4低減、リードタイム短縮による生産効率の向上を図り、最終的に、製造能力を2013年までに現在の1.7倍となる2,400台/年へ増強します。日立は、風力発電用発電機の事業拡大を図り、2015年度には、6%以上まで高め、世界シェアトップクラスをめざしていきます。
  日立は今後も、環境性能に優れた風力発電等の新エネルギー事業を推進し、低炭素社会の構築に貢献していきます。

*1
出典:BTM Consult Aps 2010年3月。数値はグローバルでの風力発電による発電出力。
*2
パワーコンディショナー:発電した直流電流を一般家庭で使用できる交流電力に交換するとともに、送配電網につなぐインバーター装置。出力が不安定な新エネルギー電源に対しては、電圧や周波数の変動抑制など、電力系統への影響を軽減する機能も有する。
*3
ダウンウィンド型:一般的な大型風車は羽根(ローター面)が風上を向いているアップウィンド型だが、ダウンウィンド型は羽根が風下を向いており、山や丘の下から吹き上げてくる風を効率よく受け止めて発電することが可能となる。
*4
タクトタイム:顧客から要求された品物を1つ造るのに必要となる時間。
回転機製造工場の概要



建屋構造
鉄骨平屋建(一部2階建)

所在地
茨城県日立市白銀町1-1-1

建築面積
7,973u

延べ床面積
8,660u

建屋竣工日
2011年1月27日
新工場棟外観
 
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