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■東芝/米国における揚水発電所向け発電設備を受注
米国における揚水発電所向け発電設備の受注について〜世界最大の水車を納入〜 当社は、米国・ミシガン州、ミシガン湖のラディントン揚水発電所向け発電設備に関して、コンシューマーズ・エナジー社およびデトロイト・エジソン社と、ポンプ水車と発電電動機の主要機器などの更新契約を締結しました。受注金額は約5億米ドル(約410億円(注1))です。今回受注したのは31.2万キロワット級ポンプ水車と発電電動機6セットの主要機器及び周辺装置の更新工事です。更新する水車の重量は約260トン、直径約8.4mで、揚水発電所向けとしては世界最大(注2)です。なお、契約は米国現地法人である東芝インターナショナル米国社(TIC米)が行いました。 今回、当社のシミュレーション技術を導入した高い機器開発力や、世界最大級の単機容量47万キロワットの神流川揚水発電所をはじめとする豊富な実績、機器信頼性などが評価され、受注に至りました。当社は2013年6月から順次納入し、2019年中には更新工事が完了する予定です。なお、今回納入する製品の開発は当社京浜事業所で行い、製造は当社及び当社の中国の現地法人である東芝水電設備(杭州)有限公司で分担して製作します。機器の据付工事は米国の現地法人であるハイドロパワーサービス社(HPS社)が行います。 ラディントン揚水発電所は、夜間など電力需要の少ない時間帯に余剰電力を利用して揚水し、昼間など電力需要が大きくなる時間帯にミシガン湖に水を落とすことで発電しています。今回当社が更新する設備は、1969年から1973年にかけて設置された他社製の機器で、最新の水車模型設備や解析技術を用い、更新する水車の形状を最適化することなどにより、出力を約5万キロワット向上することができました。この結果、1セットあたり定格運転時で36万キロワット以上の出力を出すことができるようになります。 水力発電は、世界で最も多く利用されている再生可能エネルギーです。当社は、エネルギーのベストミックスや安定した発電コスト等の観点から、水力発電事業を原子力発電、地熱を含む火力発電事業と共に重要な事業として位置づけています。 今後、当社は完成後30年以上経過した水力発電所の多い米国における発電設備の更新などの受注活動を強化するとともに、中国、インド、南米、東南アジア等の市場での水力発電設備の受注を目指していきます。 注1 1ドル=82円で換算 注2 2011年2月8日時点、当社調べ。<受注の背景> 米国ではベース電源として利用される原子力発電所の新設が数多く計画される一方で、ピーク時対応などに効率良く発電できる揚水発電へのニーズが高まっており、現在、機器の更新・新設合わせて米国で約30ヶ所、発電容量で20ギガワット相当の計画があります。当社は、米国市場を水力発電事業にとって最重要地域の一つと位置づけ、2005年にTIC米のデンバー事務所を設立し、水力発電所向け発電設備の工事・据付を行うHPS社を2007年に買収するなど、揚水発電所向けを含む米国向け水力発電の事業拡大を図っています。<受注概要> 1.発電所名:ラディントン揚水発電所 2.発注者:コンシューマーズ・エナジー社、デトロイト・エジソン社        (2社共に米国・ミシガン州の電力会社) 3.所在地:米国・ミシガン州 メイソン郡(ミシガン湖東岸) 4.更新設備:31.2万キロワット級ポンプ水車と発電電動機 6セットの主要機器及び周辺装置 5.揚程:最高113.5m以上
 
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