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■トーハン/業界に先駆け環境配慮のグリーンロジスティックスを推進
業界に先駆け環境配慮のグリーンロジスティックスを推進〜桶川SCMセンターでオリコン配送を拡大し、CO2の大幅な削減を目指す〜
株式会社トーハンは、書籍の注文品物流の梱包材を従来のダンボールからICタグ付きの折り畳みコンテナ(以下:オリコン)に順次切り替えることで、地球環境に配慮したグリーンロジスティックスの積極的な推進を図ります。またこの構想は、業界レベルの取り組みとしてオリコンの業界統一規格化を目指しています。オリコンによる注文品出荷は、平成20年よりトーハン桶川SCMセンターにおいて一部店舗を対象に実験的に導入しており、その後、段階的に拡大してきました。この間輸送効率、オリコンの仕様、供給・回収のオペレーションを検証し、現在40万個を超える量にまで拡大。今後さらに計画を推進し、2011年中には取扱量の80%をオリコン出荷に切り替えることを目指しています。ダンボールからオリコンへの切り替えにより、ごみの軽減、資源保護を実現。書店にとっても荷傷みの減少、店頭での作業効率向上、返品ダンボールの費用負担減といったメリットがあります。オリコン出荷を取扱量の80%まで拡大することで得られるCO2排出削減量は、年間で約4,000 t-CO2と試算され、これは森林500ha(東京ドーム100個分)を新たに創出するのと同じ効果です。開梱後の空のオリコンは、書店からの返品に利用され、桶川SCMセンターに回収、再び出荷に利用されます。環境に配慮した効率的な循環型資材として、雑誌新刊や書籍新刊の物流にも拡大する予定です。また、上智大学・荒木勉教授の協力により「ICタグによる供給・回収の管理システム」を業界に先駆けて導入、オリコンのトレーサビリティ管理を飛躍的に発展させました。装着されたICタグにより、1オリコン単位の管理および一括管理が自由自在となるため入出庫情報を完全に把握、滞留や紛失を防ぎ効率的な循環を確立します。さらにこのグリーンロジスティックス構想は、オリコンの統一規格化による業界レベルの取り組みを目指しています。書店、出版社、販売会社(取次)、輸送会社の業界全体での取り組みに拡大することで得られるCO2削減量は11,000t-CO2/年で、1,400ha(東京ドーム300個分)の森林創出に相当します。当社は、これまでも雑誌返品処理における古紙化に至る一貫したリサイクルシステムの構築や流通センターの省エネルギー設計など、環境面で業界レベルの取り組みを図ってきました。2007年に全面稼働した桶川SCMセンターにおいても、自然エネルギーを有効利用した省エネルギーシステムの導入により環境負荷の低減を図るなど、設計段階から環境面に配慮。NEDO(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)補助事業の認定を受け、標準の設備に比べて20.5%、エネルギー量に置き換えると306t-CO2/年の削減効率となっています。また、2008年には書店・出版社と協力して読書を通じたCO2削減を呼びかける「eco読」を推進するなど、社員はもちろん読者の環境意識高揚にも努めています。今回のオリコン配送の拡大で、グリーンロジスティックスの推進を加速させ、社会的要請に応えていきます。
 
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