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■昭和電工/リチウムイオン二次電池用カーボン下地アルミ箔の量産開始 |
リチウムイオン二次電池用カーボン下地アルミ箔の本格展開を開始〜低抵抗化で急速充放電改善にめど〜 昭和電工株式会社(社長:市川 秀夫)と昭和電工パッケージング株式会社(社長:岡野 恭介)は、リチウムイオン二次電池(以下、LIB)用電極の低抵抗化を可能とするカーボン下地アルミ箔(商品名:SDX(R))の量産を開始いたします。当製品は既存のアルミプレーン箔に比べて接触抵抗を約50%下げることができ、自動車向けLIBの集電板用部材として要求される急速充放電性の大幅な改善が可能となります。これまで、一部の顧客に限定販売し、製品特性の改善に努めてまいりましたが、顧客からの評価が良好であることから、販売を本格的に開始いたします。2015年には本事業において50億円の売上高を目指します。 LIBでは正負極で発生する電気を集め、外部へ取り出すために、負極、正極それぞれに集電板といわれる構造があり、正極ではアルミ箔、負極では銅箔が使われています。 近年、安全性が高く、長寿命であることから、大型LIB用の正極材料としてオリビン型リン酸鉄リチウム(LFP)が注目を集めています。しかし、LFP系の正極材料は電気抵抗が高く、集電板であるアルミプレーン箔との接触抵抗(*1)が大きくなるため、急速充放電を行う場合、LIB自体が発熱する危険性がありました。また、LFP系の材料はアルミプレーン箔との密着性が悪く、均一に正極材料を塗工するのが難しいという問題も抱えておりました。 このたび量産を開始するSDX(R)はアルミプレーン箔上に導電性カーボンを当社の独自技術により塗工することで、正極材と集電板との接触抵抗を約50%にまで抑えることに成功しております。接触抵抗を大幅に下げられた結果、急速充放電特性の指標の一つであるレート特性(*2)も従来比で30%以上改善されており、大電流の急速な充放電を可能にしています。また、集電板との密着性は従来比で1.5倍に改善されており、客先での生産性の向上が期待できます。なお、本製品は、大型LIB用電極へ一部採用され始めています。 当社グループは本年よりスタートした中期経営計画「ペガサス」において、「環境・エネルギー」、「情報・電子」を事業ドメイン(領域)として、先進・先端技術領域をリードする部材・素材・ソリューションの提供を推進しております。LIBや燃料電池向け素材の開発から製造・販売までを担当する先端電池材料部では無機・金属、有機化学技術での高い技術蓄積を最大限に活用し、今後とも研究開発ならびに事業化をより一層加速してまいります。以 上(*1)接触抵抗・・・2つの導体に電気が流れる際に起こる電圧降下のこと。ここでは、正極材と集電板との間で生じる抵抗を指し、接触抵抗は正極材の電気抵抗に比例する。(*2)レート特性・・・電流を変化させた場合の電池容量の維持率。レート特性が高いほど、急速な充放電に耐えうる電池となる。 |
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