住友化学／ﾆｭｰﾌｧｰﾑ社との提携関係を強化｜物流ﾆｭｰｽ

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■住友化学／ﾆｭｰﾌｧｰﾑ社との提携関係を強化

ﾆｭｰﾌｧｰﾑ社との提携関係の強化－ｵｰｽﾄﾗﾘｱにおける製造協力について－　住友化学は､豪ﾆｭｰﾌｧｰﾑ社との間で､ｵｰｽﾄﾗﾘｱにおける農薬製品の製造協力についてこのほど合意し､本日､両社連名のﾘﾘｰｽを発表いたしました｡　合意内容は､住友化学がｵｰｽﾄﾗﾘｱ市場において販売している主要６製品の最終製品化（農薬有効成分の製剤化､包装など）をﾆｭｰﾌｧｰﾑ社に委託するというもので､委託する製品としては､ﾜﾀ･果樹用の殺虫剤であるｱﾄﾞﾐﾗﾙＲ（有効成分：殺虫剤ﾋﾟﾘﾌﾟﾛｷｼﾌｪﾝ）､ﾜﾀ用の殺虫剤であるｼｰﾙﾄﾞ．（有効成分：殺虫剤ｸﾛﾁｱ二ｼﾞﾝ）､ﾜﾀ･園芸用の殺虫剤であるｽﾐｱﾙﾌｧ（Ｒ）ﾌﾚｯｸｽ（有効成分：殺虫剤ｴｽﾌｪﾝﾊﾞﾚﾚｰﾄ）などを予定しております｡　本契約の締結により､住友化学は各農薬の有効成分をﾆｭｰﾌｧｰﾑ社に提供し､同社が西ｵｰｽﾄﾗﾘｱ州のｸｲﾅﾅ､ｸｲｰﾝｽﾞﾗﾝﾄﾞ州のﾘｯﾄﾝなどの同社設備において､最終製品化の作業を実施することになります｡　ｵｰｽﾄﾗﾘｱでは､昨年まで､長期にわたって干ばつが続き､農作物への被害が出ておりましたが､本年は天候に恵まれ､ﾜﾀなどの作物栽培が急速に拡大しております｡その一方で､害虫等による作物被害の深刻化が懸念されており､被害の拡大を防ぐ殺虫剤への需要が高まっています｡住友化学は､今回の合意により､当社農薬有効成分の優れた効能とﾆｭｰﾌｧｰﾑ社の最終製品化技術･ﾉｳﾊｳによるｼﾅｼﾞｰ効果を活かし､同国農家からの幅広いﾆｰｽﾞに､これまで以上に迅速かつ安定的にお応えすることができると考えております｡　また､住友化学とﾆｭｰﾌｧｰﾑ社とは､現在､ｵｰｽﾄﾗﾘｱ､ﾆｭｰｼﾞｰﾗﾝﾄﾞにおける種子処理用製品の販売協力の具体化にむけた協議を進めております｡さらに､両社の持つ有効成分による混合製剤の検討も２０１１年より開始する予定です｡　住友化学は､ﾆｭｰﾌｧｰﾑ社との間で販売協力､技術協力に関する取り組みを今後とも継続し､ｼﾅｼﾞｰ効果による作物保護ﾋﾞｼﾞﾈｽの強化･拡大につなげてまいります｡