ｱｲﾀﾞｴﾝｼﾞﾆｱﾘﾝｸﾞ／加圧能力３０００ｋＮ以下の汎用ﾌﾟﾚｽ機械事業で新会社設立｜物流ﾆｭｰｽ

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■ｱｲﾀﾞｴﾝｼﾞﾆｱﾘﾝｸﾞ／加圧能力３０００ｋＮ以下の汎用ﾌﾟﾚｽ機械事業で新会社設立

株式会社ｱﾏﾀﾞとの事業提携に関するお知らせ－加圧能力３０００ｋＮ以下の汎用ﾌﾟﾚｽ機械事業で新会社設立－　当社は､本日開催の取締役会において､ｱｲﾀﾞｴﾝｼﾞﾆｱﾘﾝｸﾞ株式会社（社名表記は以下｢ｱｲﾀﾞ｣）と株式会社ｱﾏﾀﾞ（社名表記は以下｢ｱﾏﾀﾞ｣）が､汎用ﾌﾟﾚｽ機械分野で事業提携を進めることを決議し､同社と基本合意書を締結いたしましたので､お知らせいたします｡記１．提携の骨子　両社の出資により販売ｻｰﾋﾞｽ会社を設立し､加圧能力３０００ｋＮ以下の汎用ﾌﾟﾚｽ機械の商品企画､販売､ｻｰﾋﾞｽを行うことといたします｡　新会社の設立および事業開始は､２０１１年４月１日の予定で､本社所在地はｱﾏﾀﾞ本社内（神奈川県伊勢原市石田）に置き､出資比率は､ｱﾏﾀﾞが６０％を基本に過半数以上､ｱｲﾀﾞは４０％を基本に１／３超の範囲で決定する予定です｡なお､正式社名､代表者､資本金額､その他詳細は､２０１１年１月中旬までに､両社にて最終合意書を締結する予定です｡２．提携の目的　１）ｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ化する中小型ﾌﾟﾚｽ市場での競争力確保と生き残り　２）両社の生産集約および機種統廃合をともなう量産効果によるｺｽﾄﾀﾞｳﾝ　３）両社共同による低ｺｽﾄ･高付加価値商品の企画､早期市場投入　４）両社の販売･ｻｰﾋﾞｽ機能の統合による販管費の効率化と顧客に対するきめ細かいｻｰﾋﾞｽの展開　５）ﾄﾞｲﾂをはじめとする欧州市場等での海外拡販協力体制３．提携の背景および狙い　汎用ﾌﾟﾚｽ機械の市況は､ﾘｰﾏﾝｼｮｯｸ以降､最悪時にはﾋﾟｰｸの７割減となりました｡その後､ｴｺｶｰ減税や家電ｴｺﾎﾟｲﾝﾄ等の景気てこ入れ策等の効果もあり､一旦底入れはしたものの､現在の受注はﾋﾟｰｸ時の６～７割程度までしか回復しておりません｡今後は､日本国内の製造業の海外生産ｼﾌﾄが益々加速することも懸念されており､中長期的な視点からも国内市場の縮小は避けて通れない情勢にあります｡　現在に至るまで､両社は国内汎用ﾌﾟﾚｽ機械市場において１～２位のｼｪｱを保ち､市場をﾘｰﾄﾞしてまいりましたが､台湾､中国など新興ﾌﾟﾚｽ機械ﾒｰｶｰの台頭などもあり､その座は安泰と言えません｡このような背景を受け､将来にわたる日本のﾌﾟﾚｽ機械業界を取り巻く厳しい経営環境を打開するのが今回の事業提携の狙いであり､国内ﾌﾟﾚｽ機械大手２社が､一致協力してそれぞれの得意分野に経営資源を集中して事業の効率化を図ることにより､国内外での汎用ﾌﾟﾚｽ機械事業の継続と拡大に取り組む所存であります｡４．事業提携の基本的枠組みと経営改善効果　合弁新会社は､強力な販売力を持つｱﾏﾀﾞのﾌﾟﾚｽ販売･ｻｰﾋﾞｽ部門が主体となり､加圧能力３０００ｋＮまでの汎用ﾌﾟﾚｽ機械の商品企画､販売､ｻｰﾋﾞｽ事業を営みます｡ｱﾏﾀﾞの連結子会社となる予定の合弁新会社は､景気動向に左右されやすいﾌﾟﾚｽ機械分野で販売･ｻｰﾋﾞｽ業務に専念できるようになり､顧客満足度の向上と市場における競争力を高めることが期待できます｡　ｱｲﾀﾞは､合弁新会社向けの製品開発､生産事業を担い､新会社の設立に伴い､ｱﾏﾀﾞは対象製品の生産事業を取り止めます｡今回の事業提携により､ｱｲﾀﾞは専業ﾒｰｶｰの強みを生かした豊富な製品ﾗｲﾝｱｯﾌﾟを持つ汎用ﾌﾟﾚｽ機械の生産量を増加させることができ､量産効果によるｺｽﾄﾀﾞｳﾝが可能となる一方､自社の販売活動においては､ﾀﾝﾃﾞﾑﾗｲﾝ､ﾄﾗﾝｽﾌｧﾌﾟﾚｽなどの中大型個別機や高速自動ﾌﾟﾚｽなど他の主力商品に経営資源を集中させることができ､経営効率の一層の向上が期待できます｡　なお､海外市場については､新会社はｱﾏﾀﾞの販社に､ｱｲﾀﾞは海外ｸﾞﾙｰﾌﾟ会社に､それぞれ販売していきます｡５．業績への影響　本業務提携が､両社の今期の連結業績に与える影響につきましては､軽微であります｡　また､来期の業績に与える影響につきましては､現時点では未定であります｡　今後､業績に重要な影響が見込まれることが明らかとなった場合には､適宜公表させていただきます｡以上