新日鉄ｴﾝｼﾞﾆｱﾘﾝｸﾞ／中国･馬鞍山鋼鉄関連会社と合弁会社を設立｜物流ﾆｭｰｽ

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■新日鉄ｴﾝｼﾞﾆｱﾘﾝｸﾞ／中国･馬鞍山鋼鉄関連会社と合弁会社を設立

回転炉床式製鉄ﾀﾞｽﾄﾘｻｲｸﾙ設備（ＲＨＦ）に関する中国馬鞍山鋼鉄関連会社との合弁会社の設立について　新日鉄ｴﾝｼﾞﾆｱﾘﾝｸﾞ株式会社（代表取締役社長：羽矢　惇）は､中国の大手鉄鋼会社馬鞍山鋼鉄股?有限公司の関連会社である馬鋼設計研究院（院長：方正芳）と合弁で､｢馬鞍山中日資源再生工程技術有限公司｣を中国安徽省馬鞍山市に設立することに合意､合弁契約書を締結し､本年４月に営業許可証を取得いたしました｡　新会社は､製鉄ﾌﾟﾛｾｽで発生する製鉄ﾀﾞｽﾄの中に含まれる鉄資源と亜鉛を再資源化する回転炉床式ﾀﾞｽﾄﾘｻｲｸﾙ設備（Ｒｏｔａｒｙ　Ｈｅａｒｔｈ　Ｆｕｒｎａｃｅ：ＲＨＦ）を中国市場向けに設計､製造､販売する事業を行います｡亜鉛等の不純物を含む製鉄ﾀﾞｽﾄの一部は従来製鉄所内でﾘｻｲｸﾙできず，貴重な鉄資源と亜鉛が有効利用されずにおりましたが､ＲＨＦ設備の導入によりﾘｻｲｸﾙが可能になります｡現在､中国政府は資源循環型経済社会の構築を推進しており､新会社は製鉄所内発生ﾀﾞｽﾄのｾﾞﾛｴﾐｯｼｮﾝ化に寄与する技術として､ＲＨＦを広く中国市場へ普及させることを目指します｡　当社はＲＨＦのＮｏ．１ｻﾌﾟﾗｲﾔｰとして日本国内のみならず､台湾､韓国及び中国に計８基のＲＨＦを納入した実績を有しております｡このうち､中国でのﾀﾞｽﾄﾘｻｲｸﾙ１号機となるＲＨＦを２００９年７月に馬鞍山鋼鉄に建設･納入し､順調に稼働しています｡　新会社は､新日鉄ｸﾞﾙｰﾌﾟの豊富な経験に基づいた信頼されるＲＨＦ設備技術と､馬鋼ｸﾞﾙｰﾌﾟが保有するＲＨＦの安定操業･ﾒﾝﾃﾅﾝｽの技術及びこれをもととした設備ｴﾝｼﾞﾆｱﾘﾝｸﾞを活用し､ＲＨＦを構成する各設備の中国国産化を進め､中国市場での事業対応力を強化し､また､中国における循環型社会の構築と地球環境保全に貢献することを目的としています｡以上