ﾎｯｺｸ／東洋商事とﾆｯｶ食品子会社化､営業･物流拠点の統廃合進める｜物流ﾆｭｰｽ

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■ﾎｯｺｸ／東洋商事とﾆｯｶ食品子会社化､営業･物流拠点の統廃合進める

東洋商事株式会社及び株式会社ﾆｯｶ食品の子会社化に関するお知らせ
平成21 年12 月9 日付にて公表いたしました｢東洋商事株式会社及び株式会社東商ﾆｯｶ食品の再生支援に係るｽﾎﾟﾝｻｰ最終合意書締結に関するお知らせ｣のとおり､両社は平成21 年12 月24 日､東京地方裁判所より再生計画認可決定を受け再生計画に基づいて､平成22 年3 月1 日会社分割を東洋商事が実施し､同日をもって弊社は新たに分割承継された後の東洋商事株式会社及び株式会社ﾆｯｶ食品の株式を取得し子会社と致します｡当社は､平成22 年2 月22 日開催の取締役会において､東洋商事株式会社及び株式会社ﾆｯｶ食品の株式を取得し､子会社化することを決議いたしましたので､下記のとおりお知らせいたします｡
記
１．子会社化の目的東洋商事は､業務用食材卸業者として､麺､うどん店や一般食堂向けの食品卸を手がけ､近年は食品ｽｰﾊﾟｰや外食ﾁｪｰﾝ店などの新規顧客を獲得し､業務用総合食品問屋の地位を確立していました｡また､調理冷凍食品､ﾄﾞﾗｲ食品､水産物､畜産品と取扱商品も多岐に亘っております｡関東のほかに大阪､名古屋などの主要都市に９営業所を置き､大型物流ｾﾝﾀｰ等を設置し､業容を拡大してまいりました｡東商ﾆｯｶ食品は､東洋商事の惣菜製造業として､麺､惣菜､餃子､ｼｭｳﾏｲ等の製造を手がけ､新規顧客の獲得に注力してきました｡東商ﾆｯｶ食品は､東洋商事ｸﾞﾙｰﾌﾟの食材の生産を担ってきました｡しかしながら､東洋商事ｸﾞﾙｰﾌﾟは､近年大口取引先との取引解消が重なり､一方事業規模が拡大するなかで､競争激化や値下げ要求などから､低採算を余儀なくされ収益は低調なまま推移しておりました｡そのような状況のなか､資金繰りの悪化を招き､これにより平成21 年6 月12 日に民事再生手続開始の申立を行い､平成21 年6 月15 日に民事再生手続開始決定の発令を受けました｡当社といたしましては､以下のようなｼﾅｼﾞｰを見込み､事業の強化に繋がると考え､東洋商事及び東商ﾆｯｶ食品の両者の分割承継会社の株式取得による子会社化を決定いたしました｡
? 当社は､より高品質な食材をﾘｰｽﾞﾅﾌﾞﾙな価格で供給するため､食材の生産から食の提供までの一連のﾌｪｰｽﾞを担うことを一つの事業ﾄﾞﾒｲﾝとしております｡東商ﾆｯｶ食品の食材の生産事業を活用することで､当社販売網で使用する中華麺､餃子､ｼｭｳﾏｲなどの食材生産の内製化を強化すること｡また､自社ﾌﾞﾗﾝﾄﾞの食材を安定して供給すると共に品質の向上を目指して参ります｡
? 当社は､ｲﾝﾄﾞﾈｼｱ､ﾀｲ､中国でﾆﾝﾆｸ､生姜､ｺｰﾝ､梅等の農産物を減農薬で契約栽培し加工を行っております｡また､ｲﾝﾄﾞﾈｼｱでｴﾋﾞ､ﾀｺ等の魚介類の仕入と加工を行っておりますが､これらの食材を東洋商事で販売商品として､東商ﾆｯｶ食品では原料として使用することでｸﾞﾙｰﾌﾟとしての食材の共有化とｺｽﾄの低減を図ります｡
? 当社は､FC 本部として食材の卸をおこなっておりますが､当社の直営､ＦＣ店舗と東洋商事の合計約８，０００店の販売顧客に対する仕入を一元化することで､消費量の増加を図り､ｽｹｰﾙﾒﾘｯﾄを生かした仕入原価の低減と製造効率の向上を図ります｡
? 当社の全国７営業所と東洋商事の全国９営業所の営業･物流拠点の統廃合を行い､各拠点での営業･物流の取扱高を高めると共に営業､ＳＶ､配達等の業務の役割と責任を明確にすることでｸﾞﾙｰﾌﾟとして機能の強化と業務の効率化を図ります｡
２．子会社化の方法及び日程【子会社化の方法】民事再生手続における再生計画案に基づく会社分割後の承継会社の株式譲渡による株式取得｡具体的には､（旧）東洋商事の下に子会社の（新）東洋商事を新設し､当社が（旧）東洋商事より（新）東洋商事の全株式の譲渡を受け取得するものです｡また､東商ﾆｯｶ食品の下に子会社のﾆｯｶ食品を新設し､当社が東商ﾆｯｶ食品よりﾆｯｶ食品の全株式の譲渡を受け取得するものです｡【日程】取締役会決議：平成22 年2 月22 日会社分割日：平成22 年3 月1 日株式譲渡日：平成22 年3 月1 日