ＮＥＣ／世界初､主要なRFIDﾀｸﾞの全てに対応する｢RFIDﾏﾙﾁﾘｰﾀﾞﾗｲﾀ｣を開発｜物流ﾆｭｰｽ

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■ＮＥＣ／世界初､主要なRFIDﾀｸﾞの全てに対応する｢RFIDﾏﾙﾁﾘｰﾀﾞﾗｲﾀ｣を開発

世界初､主要なRFIDﾀｸﾞの全てに対応する｢RFIDﾏﾙﾁﾘｰﾀﾞﾗｲﾀ｣を開発

～店舗･個人のRFID利用拡大に向け､ﾏﾙﾁﾘｰﾀﾞﾗｲﾀの小型化･低価格化を目指す～
2007年 9月 6日
日本電気株式会社

NECは､RFID(IC)ﾀｸﾞの主要3周波数(13.56MHz･UHF帯･2.45GHz)と全世界の主要ﾌﾟﾛﾄｺﾙ(注1)に対応する､RFIDﾏﾙﾁﾘｰﾀﾞﾗｲﾀ(ﾀｸﾞ情報の読み取りと書き込みの両方ができる装置)を世界で初めて(注2)開発しました｡
さらに､このRFIDﾏﾙﾁﾘｰﾀﾞﾗｲﾀの小型化･低価格化を実現するために､専用LSIを2008年度中に製品化することを計画しております｡

現在､市場においては様々な周波数･ﾌﾟﾛﾄｺﾙのRFIDﾀｸﾞが混在するなか､各RFIDﾀｸﾞ専用のﾘｰﾀﾞﾗｲﾀの導入が必要であることが､RFID市場拡大のﾎﾞﾄﾙﾈｯｸとなっております｡
このたび開発したRFIDﾏﾙﾁﾘｰﾀﾞﾗｲﾀは､現在全世界で活用されている主要なRFIDﾀｸﾞの全てに対応しているため､各商品などに装着された異種のRFIDﾀｸﾞの情報を本ﾘｰﾀﾞﾗｲﾀ1台のみで読み書きすることを可能とし､市場の課題を解決するものであります｡また､今後新たなRFIDﾀｸﾞが普及･流通した場合も､ﾘｰﾀﾞﾗｲﾀを交換することなく､ﾈｯﾄﾜｰｸを介したｿﾌﾄｳｪｱの追加搭載により､簡単に機能追加できる構造となっています｡

NECはｸﾞﾙｰﾌﾟのﾉｳﾊｳを結集して専用LSIの開発を進め､RFIDﾏﾙﾁﾘｰﾀﾞﾗｲﾀの小型化･低価格化を実現することで､店舗や施設等の据え置き型端末に限らず､PC･携帯電話･ｹﾞｰﾑ機など一般消費者が保有する端末への実装も目指していきます｡

従来､RFIDは､生産や物流などのSCM(ｻﾌﾟﾗｲﾁｪｰﾝﾏﾈｼﾞﾒﾝﾄ)やﾄﾚｰｻﾋﾞﾘﾃｨ(注3)といった企業内用途向けを中心に活用されてきました｡今後､ﾘｰﾀﾞﾗｲﾀが一般消費者の保有する端末に実装されることにより､一般消費者が各商品等に装着された様々なRFIDﾀｸﾞを通して､企業から商品/ｻｰﾋﾞｽ情報の入手や問い合わせ等を行うことが容易になるなど､企業と消費者を結び付けるCRM(ｶｽﾀﾏｰﾘﾚｰｼｮﾝｼｯﾌﾟﾏﾈｼﾞﾒﾝﾄ)領域へのRFID活用が拡大すると期待されます｡

NECはこれまで､東洋製罐株式会社と世界初のRFIDﾀｸﾞ内蔵ﾍﾟｯﾄﾎﾞﾄﾙ用ｷｬｯﾌﾟを共同開発するなど､様々なﾊﾟｰﾄﾅｰとのｺﾗﾎﾞﾚｰｼｮﾝによりRFIDを活用した製品･ｿﾘｭｰｼｮﾝ事業を積極的に推進してまいりました｡このたびの新RFIDﾏﾙﾁﾘｰﾀﾞﾗｲﾀ開発もその一環であります｡
NECは､今後もRFIDを適用した企業向けｿﾘｭｰｼｮﾝの強化を継続し､新たなﾕﾋﾞｷﾀｽ市場の創造に貢献してまいります｡

尚､新ﾘｰﾀﾞﾗｲﾀの特長は別紙をご覧下さい｡

主な特徴
www.nec.co.jp/press/ja/0709/0601-01.html

RFIDﾏﾙﾁﾘｰﾀﾞﾗｲﾀ仕様
www.nec.co.jp/press/ja/0709/0601-02.html

以上