![]() |
![]() |
![]() ![]() ![]() |
■日本ロジテム/平成19年3月期 決算短信 |
平成19年3月期 決算短信 (中略) 1.経営成績 (1)経営成績に関する分析 当連結会計年度におけるわが国の経済は、原油価格の高騰や所得の伸び悩みなど個人消費が低迷したものの、企業業績の改善等もあり民間設備投資が増加したことに加え、雇用環境が改善し、景気は緩やかな回復傾向を辿りました。 当社が属する物流業界におきましては、物流アウトソーシングのニーズは依然として強いものの、原油価格の高騰による軽油価格の上昇や道路交通法改正、省エネ法の一部改正など安全・環境関連法令の施行にともなうコスト増要因もあり、厳しい経営環境で推移いたしました。 このような状況の中で当社グループは、「日本一信頼される企業グループ」を目指し、収益力の強化ならびに品質の向上、安全、環境への積極的な取り組みを重点課題とし、グループ一丸となって取り組みました。 営業活動におきましては、当社において営業開発部門、情報システム部門の強化による提案型営業力の強化を図るとともに、日々管理の徹底による作業改善活動によるローコスト・オペレーション活動を推進いたしました。また、平成18年6月に受注センターを稼動させるなど、事業領域の拡大にも取り組みました。ロジテムベトナム2(LOGITEMVIETNAM CORP.NO.2)においては、域内自動車輸送の需要拡大に応えるため、「マザーラック:コンテナ内収納ラック」を利用した日系自動車メーカーの完成車輸送業務を開始するなど、物流市場の拡大に対応いたしました。 品質向上への取り組みといたしましては、当社社員発案による「Z台車:フォークリフトが不必要なパレット移動手段」について社団法人日本ロジスティクスシステム協会主催の「全日本物流改善事例大会」において発表を行うなど、物流合理化・効率化にも積極的に取り組みました。 安全への取り組みといたしまして、デジタル式運行管理機器の活用によるドライバー教育の強化に加え、アルコール検知器を使用した運行管理者との対面点呼の再徹底により、飲酒運転防止をはじめとした体調管理に努めたほか、協力会社の管理者に対する勉強会の開催などを実施いたしました。 環境対策におきましては、運送部門を中心に当社12事業所ならびにロジテムトランスポート株式会社において国土交通省の推奨している環境保全活動「グリーン経営認証」を取得しました。また、省エネ法(エネルギーの使用の合理化に関する法律)の一部改正への対応策として、モーダルシフト推進の一環である「31フィート鉄道用コンテナ」を導入し、得意先における環境対策の手段の一つとして積極的な提案を展開いたしました。 また、前連結会計年度に引き続き、営業力および管理の強化を目的にグループ会社の再編にも取り組みました。まず、平成18年4月にバルク車両(粉体輸送車両)による配送を中心としたロジテムトランスポート株式会社の営業を開始し、特殊車両による運送事業の拡大の足がかりといたしました。 海外におきましては、ベトナムにおける設備投資などをはじめとした経営判断の迅速化を図るため、当社100%出資によるロジテムベトナム(LOGITEM VIETNAM CORP.)を平成18年6月に設立し、同年12月より営業を開始しました。当該子会社の物流センター竣工により、ロジテムベトナム2の倉庫面積と合わせて当社グループのベトナムにおける倉庫面積は94,900?となり、物流拠点を一段と強化いたしました。さらに、グループ事業の再編の一環として、休眠状態にあったロジテムシンガポール(LOGITEM SINGAPORE PTE LTD:平成14年より休眠会社)、K.A.U.エクスプレス(K.A.U.EXPRESS(THAILAND)CO.,LTD.:平成5年より休眠会社)の解散を決定し、K.A.U.エクスプレスについては平成 19年4月10日に清算結了し、ロジテムシンガポールの清算結了は平成19年度中を予定しております。 営業の成果といたしましては、当社において、営業開発部門の強化による新規得意先の獲得や既存得意先の深耕策が奏効したことにより営業収益は増加しました。営業利益につきましては、一部得意先移設にともなう初期費用が発生したことや、ロジテムトランスポート株式会社への貨物自動車運送事業の移行等により減益となりました。 連結子会社につきましては、ロジテムエージェンシー株式会社における工場内請負業務の拡大、阪神ロジテム株式会社における既存得意先の配送エリアの拡大や営業倉庫の空スペース解消等のほか、ロジテムトランスポート株式会社が営業開始したこともあり、営業収益、営業利益の拡大を図ることができました。さらに、ロジテムベトナム1(LOGITEM VIETNAM CORP.NO.1)およびロジテムベトナム2において、日系物流企業として先行して進出した強みを生かし、営業倉庫、事業用車両等の設備を増強し、営業収益、営業利益ともに順調に拡大いたしました。 以上の結果、当連結会計年度の営業収益は、345億86百万円(前連結会計年度比6.2%増)、営業利益は9億45百万円(同2.0%増)、経常利益は8億41百万円(同0.8%増)、当期純利益は3億40百万円(同14.2%減)となりました。 なお、当社単独の営業収益は、248億83百万円(前期比4.0%増)、営業利益は4億39百万円(同21.1%減)、経常利益は3億89百万円(同26.5%減)となりました。当期純利益は、ロジテムインターナショナル株式会社への投資損失引当金戻入益を4億19百万円計上した結果、3億40百万円(前期は当期純損失1億30百万円)となりました。 事業の種類別セグメントの業績は次のとおりであります。 ?貨物自動車運送事業 当事業は、当社および阪神ロジテム株式会社、ロジテムベトナム2における既存得意先の取引拡大に加え、新規得意先との業務開始による貨物取扱量が増加しました。その結果、当事業の営業収益は、前連結会計年度比10.6%増の169億72百万円となりました。 当事業の営業収益は、当社グループ営業収益全体の49.1%を占めております。 ?配送センター事業 当事業は、ロジテムベトナム2において、配送センター事業が順調に拡大いたしましたが、当社において一部の営業倉庫の不動産賃貸物件への転用による減少に加え、一部得意先移設に伴う初期費用の発生、倉庫の空スペースの発生などがありました。その結果、当事業の営業収益は、前連結会計年度比2.1%減の95億48百万円となりました。 当事業の営業収益は、当社グループ営業収益全体の27.6%を占めております。 ?その他事業 当事業は、当社およびロジテムエージェンシー株式会社における工場内請負業務の拡大や一昨年度に新設した当社の「施工管理センター」による什器等の施工関連事業の拡大に加え、当社および阪神ロジテム株式会社において、不動産賃貸物件の増加による不動産収入の増加がありました。また、ロジテムベトナム1においてハイヤー事業を中心とした旅客自動車運送事業が拡大いたしました。その結果、当事業の営業収益は、前連結会計年度比8.1%増の80億66百万円となりました。 当事業の営業収益は、当社グループ営業収益全体の23.3%を占めております。 なお、所在地別セグメント情報の業績は、本邦の営業収益が全セグメントの営業収益に占める割合が90%超であるため、記載を省略しております。 (2)財政状態に関する分析 ? 資産、負債及び純資産の状況 当連結会計年度末の資産につきましては、302億3百万円となり、前連結会計年度末に比べ8億42百万円増加しました。これは、主に新会社であるLOGITEM VIETNAM CORP.の設立により現金及び預金が2億53百万円増加し、営業の拡大により営業未収入金等の営業債権が3億18百万円増加したこと及び土地の純増加額が2億14百万円あったことによるものであります。 負債につきましては、191億33百万円となり、前連結会計年度末に比べ5億63百万円増加しました。これは、主に長期預り金が1億71百万円減少したものの、長期借入金が7億11百万円増加したことによるものであります。 純資産につきましては、110億70百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億78百万円増加しました。これは、主に当期純利益3億40百万円を計上する一方で、剰余金の配当により1億9百万円減少したことによるものであります。 ? キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて2億45百万円増加し、当連結会計年度末には20億20百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、9億38百万円(前年同期比3億10百万円減)となりました。 これは主に売上債権の増加により3億1百万円(前年同期比2億70百万円増)及び利息の支払により2億6百万円(前年同期比64百万円増)の資金が減少しましたが、税金等調整前当期純利益が6億71百万円(前年同期比3億96百万円増)、減価償却費が9億8百万円(前年同期比18百万円減)あり、それらによって資金が増加したためであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、11億49百万円(前年同期比7億51百万円増)となりました。 これは主に有形固定資産の売却により3億18百万円(前年同期比2億83百万円減)の資金が増加しましたが、有形固定資産の取得により、14億9百万円(前年同期比5億24百万円増)の資金が減少したためであります。 (4) 対処すべき課題 当社グループは、変化する物流環境の中で確固たる地位を確保するため、一定規模のスケールが必要であると考えており、アライアンスを含めた収益力の向上を推進してまいります。また、当社を取り巻くステークホルダーから信頼され、豊かな社会づくりに貢献することに努めてまいります。 CSR(社会的責任)機能の強化につきましては、会社法および金融商品取引法に基づく内部統制システムの構築に対応するため、平成19年4月1日に会社組織を一部変更し、「内部統制準備室」を新設し、内部統制機能の強化を推進してまいります。また、当社グループの事業に影響のある法令等への対応につきましては、平成18年4月に施行された省エネ法(エネルギーの使用の合理化に関する法律)の一部改正に適合するため、低公害車の導入、デジタル式運行管理機器の一層の活用等を行ってまいります。さらに、鉄道コンテナ利用によるモーダルシフトの得意先への提案にも積極的に取り組んでまいります。前連結会計年度に運送部門で取得した「グリーン経営認証」の倉庫部門での取得をはじめとした環境に対する体制の整備・確立を強化してまいります。平成18年6月施行の道路交通法の一部改正への対応、同年10月施行の貨物自動車運送事業法の一部改正に伴う運輸安全マネージメント制度への対応につきましても、社内規程の再整備、情報システムの整備、継続的な社員教育などを実施し、コンプライアンスの徹底を図ってまいります。また、地域社会への貢献を目的として、交通安全活動や当社ならびに関連会社の事業所周辺のクリーンアップ等を通し、社会貢献活動を拡大継続いたします。 営業面におきましては、営業開発部門、情報システム部門を一層強化し、新規得意先の獲得強化を目指します。既存得意先との関係につきましても、ISO9001の継続的な活動により品質を高め、より強固なパートナーシップの構築に努め、取引深耕に注力いたします。また、拡大基調にあるオフィス・店舗を中心とした什器類の施工部門を当社から分離・独立させたロジテムエンジニアリング株式会社(平成19年4月設立)の営業強化により、施工関連事業のさらなる業容拡大を目指します。ローコスト・オペレーション活動の取り組みについては、平成19年4月1日に新設した車両施設部による物流機器等の研究開発、新ERPパッケージ(統合基幹業務ソフト)の導入による日々管理の一層の強化、「全日本物流改善事例大会」への継続的参加等により配送センター事業の生産性向上を追求してまいります。 設備投資等につきましては、ロジテムベトナムの設立により、事業用車両および倉庫施設・設備の増強など、引き続き拡大基調にある日系企業のベトナムにおける物流ニーズに対応していく計画であります。さらに、平成18年12月にインドシナ半島を横断するアジアンハイウェイが全通したことにより、中国ならびに東南アジア地区の物流の変化をいち早く掴み、当社グループが保有しているベトナムにおける物流インフラのスケールメリットを最大限に活用し、東南アジアにおける国際物流のネットワークをより強固に構築してまいります。 財務面におきましては、今後の設備投資に必要な資金調達等につきまして、様々な角度から検討を行ってまいります。 (5)内部管理体制の整備・運用状況 平成19年5月に開示する予定のコーポーレート・ガバナンスに関する報告書の「内部統制システムに関する基本的な考え方及びその整備の状況」に記載される事項と内容が重複しますので、記載を省略しております。 (以下略) 詳細は下記アドレスを参照ください。 www.logitem.co.jp/ir/pdf/tanshin/2007kessan.pdf |
![]() ![]() |
【このURLを友達に教える![]() |
![]() |
最新の物流ニュースと1日1語(2語)の物流用語を平日朝7時ごろにお送りします。朝のコーヒー、通勤(通学)時に学んでください。 ご希望の方は、空メール ![]() イー・ロジットの個人情報保護方針はこちら |
![]() |
![]() ![]() |
![]() ┗物流ニュース / 物流用語辞典 / セミナー情報 ┗ニュース登録(空メール) ![]() |
![]() ┗社員教育 / 通販物流代行 / 物流改善・コスト削減 |
![]() ┗会社概要 / アクセス(地図) ┗プライバシーポリシー ┗訪問販売法に基づく表記 |
![]() ┗採用情報 ┗通販物流スタッフ(パート/アルバイト) |
![]() ![]() |
Copyright(c)e-LogiT.com All Rights Reserved. |