先進的テクノロジーを駆使した物流施設開発とソリューションのリーディングプロバイダーである日本GLP株式会社(本社所在地:東京都中央区、代表取締役社長:帖佐 義之、以下「日本GLP」)は、大阪府茨木市で延床面積約165,000㎡の大型物流施設「GLP ALFALINK 茨木1」を着工し、本日起工式を執り行いましたのでお知らせします。今回着工する「GLP ALFALINK 茨木1」は、大規模面開発を通して新たな価値を提供する「ALFALINK」ブランドの第3弾である「GLP ALFALINK 茨木」の第1棟目で、プロジェクト最大規模の大型マルチテナント型先進的物流施設として、2024年7月の竣工を予定しています。
「GLP ALFALINK 茨木1」の6階にはトラックターミナル区画が設けられ、佐川急便株式会社の入居が決定しており、施設に入居する企業は本ターミナルを利用することで荷物の出荷・集荷の効率化が可能です。また、1階の一部区画には冷蔵対応の区画を整備しており、近年物量が増加し、冷蔵倉庫の旺盛なニーズに対応します。施設で働く方々専用の共有休憩室は、家のような居心地の良い空間でありながら、企業間の垣根を超えたコラボレーションを誘発する場を目指します。地域に開かれたスペースとして、エントランスと一体感のある公園と、共用棟があります。共用棟には、公園につながるスキップテラス付きのカフェテリア、売店、託児所などが整備される予定です。2階部分には、倉庫棟と共用棟をつなぐブリッジを設置し、歩車分離をおこなうことで、地域と共生する施設において、事業推進における安全性を確保します。
なお、本施設は「令和4年度(第1回)サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)」[1]に選定されており、地域特性や建物特性を踏まえた多様な省エネ対策、働く方へのウェルネスに配慮した設備設計、また将来的に災害拠点として機能できる点など、物流施設として先導的なモデルであると評価されています。
【当施設の立地】
・ 大阪府道14号沿いに位置し、名神高速道路、近畿自動車道、中国自動車道の結節点となる「吹田JCT」から約6.2kmとアクセスに優れた立地。
・ 近隣にトラックターミナル、卸売市場、鉄道貨物ターミナルなどの物流関連施設があり、物流拠点として高いポテンシャルが見込まれる。
・ 大阪内陸での人口密集地である北摂エリアに立地することから、雇用確保の面でも優れている。
【当施設の特長】
・ 4つのフロアコンセプトによるハイブリッド型施設。
① 両面バースを完備した冷蔵対応(1階)
② EC需要に対応した庫内自動化が可能な設計(2-5階)
③ 工場対応も可能な、幅広いニーズに対応した施設設計(2-5階)
④ ターミナル機能の設置(6階)
・ 各階への効率的なアクセスを可能にするダブルランプウェイを整備。
・ 一区画1,000~5,000坪の柔軟な区画設定に対応。
・ 倉庫棟の広々とした休憩室と共用棟にある厨房付きのカフェテリア、託児所、売店などのアメニティを充実させるなど、快適な働く環境を整備。
・ 施設全体にバイオフィリックデザイン[2]を採用し、働く環境の快適性を確保しながら就労者の生産性向上にも寄与。
【当施設のBCP、環境配慮について】
・ BCP面では、非常用発電機や防災センターを2階に設置することで、浸水や地震による停電などの災害に備え、非常時には井水利用を想定した設備設計を実施。
・ 環境への取り組みとして、屋上に自家消費型の太陽光パネルを導入予定で、館内電力の一部を賄う。
日本GLP代表取締役社長の帖佐 義之は、「このたび、関西で開発する初めてのALFALINKである『GLP ALFALINK 茨木1』の着工を無事に迎えることができて大変嬉しく思います。当施設は『GLP ALFALINK 相模原』、『GLP ALFALINK 流山』で培ってきた施設開発・運営の経験とノウハウを結集させ、関西においてもかつてなく開かれた物流施設を目指します。『GLP ALFALINK 茨木』はオープンハブの取り組みをさらに加速、スケールアップさせ、入居企業や地域社会の融合による新たな価値を創出するクリエイティブな物流プラットフォームとなることを期待します。今後も日本GLPは地域経済の発展と人々の生活を豊かにする施設づくりを進めるとともに、持続的な社会の実現に向けて貢献してまいります」と述べています。
【『GLP ALFALINK 茨木』について】
「GLP ALFALINK 茨木」は「ALFALINK」ブランドのコンセプトの一つである「Open Hub」の取り組みとして、地域に開かれた公園と物流施設がシームレスにつながるような施設設計にし、従業員用のメインエントランスと公園に一体感が生まれるようデザインされています。
カスタマー同士・来訪者同士をつなぐ仕組みとして、3つのゾーニングをおこないます。「集まる」ゾーンとして、スポーツコートや公園など人々が目的を持って訪れる施設を、「誘う」ゾーンとして、カフェテリアやフィットネスジムなど集まるゾーンと連携しカスタマーも来訪者も利用したくなる施設を、そして「繋がる」ゾーンとして、ギャラリーやショールームなど情報配信を促し物流をより身近に感じてもらえる施設を配置する計画です。バラエティに富んだ共用施設を提供し、様々なシーンで「GLP ALFALINK 茨木」を利用していただくことで、物流施設をより身近に感じてもらい、働く人や地域住民など訪れた人々の豊かな生活をサポートし、心身の健康をも向上できるような施設づくりをおこなってまいります。
また、広大な敷地面積を活かし、ランニングコースやカフェテリアなどの共用スペースを整備し、同敷地に出店予定の商業施設と連携することで、従業員の方や地域住民、そして買い物に訪れた人々にとって魅力的なまちづくりを行います。施設内には休憩室、売店、託児所などの様々なアメニティを充実させ、地域住民はもちろん、施設で働く従業員の方も利用いただくことで、入居企業の事業の効率化、従業員雇用の促進、企業間の連携などを通じて物流課題の解決をサポートします。
■施設概要
施設名:「GLP ALFALINK 茨木1」
所在地:大阪府茨木市南目垣・野々宮区画整理事業地内
敷地面積:約69,000㎡
延床面積:約165,000㎡
構造:地上6階建て、PC免震造
着工:2023年1月
竣工:2024年7月(予定)
認証取得:LEED GOLD認証、ZEB認証(予定)
以上
[1] 省エネ・省CO2に係る先導的な技術の普及啓発に寄与する住宅・建築物のリーディングプロジェクトに対して、国が支援するものです。これにより、関係主体が事業の成果等を広く公表することで、取り組みの広がりや意識啓発に寄与することを目的としています。
国立研究開発法人 建築研究所HP「サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)
https://www.kenken.go.jp/shouco2/pdf/souhyou/R4-1souhyou.pdf
日本GLPでは、2017年9月に竣工した「GLP吹田」においても同事業として選定されています。
[2] 人間が先天的に持つ「自然を好む性質=バイオフィリア(biophilia)」を設計に採用したデザイン。
バイオフィリックデザイン空間で働く人材は通常の空間と比較して生産性6%、創造性15%、幸福度15%高くなるといわれています。(出典:ロバートソン・クーパー社 ヒューマン・スペース『世界中の職場におけるバイオフィリックデザインの効果』)
日本GLP株式会社について( https://www.glp.com/jp)
日本GLP株式会社は、2009年に設立されたGLPの日本法人で、同年3月に事業を開始しています。日本の主要な物流拠点を網羅する都市で、約170物件以上・総延床面積約1,000万㎡の施設を開発・運営しており、都市の生活や経済活動を支える重要なインフラとしての、高機能かつ環境にも配慮した物流施設を提供しています。また、新規事業としてデータセンター、再生可能エネルギー事業を展開しています。GLPでは、事業展開している地域社会およびその環境に配慮し、持続可能な社会の形成に貢献すべく包括的なESGポリシーを策定しています。
GLP Pte Ltd.について( https://www.glp.com/global/)
GLP Pte. Ltd. (GLP)は物流、不動産、インフラストラクチャー、金融をはじめとするセクターおよびその関連テクノロジーを対象とする世界的な投資会社です。投資および施設運営の専門知識を有し、顧客そして投資家の皆様に新たな価値を提供しています。日本、ブラジル、中国、ヨーロッパ、インド、米国、ベトナムにおいて事業を展開しており、1,160億米ドル超(2022年6月末現在)の資産を運用しています。
2023.01.13
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