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ESR/「ESR横浜幸浦ディストリビューションセンター1」を竣工

物流不動産・施設 2022.02.07

「ESR横浜幸浦ディストリビューションセンター1」竣工

-湾岸線「幸浦IC」至近・森を保存再生・免震構造・トルコ製PC材を日本初採用-

 ESR株式会社(代表取締役:スチュアート・ギブソン、本社:東京都港区虎ノ門 以下、ESR)は神奈川県横浜市金沢区幸浦に敷地面積90,280㎡(27,310坪)・延床面積195,998㎡(58,990坪)の4階建てマルチテナント型物流施設「ESR横浜幸浦ディストリビューションセンター1」(以下、横浜幸浦DC1)が2022年1月31日に竣工したことをお知らせいたします。

 ESRは横浜幸浦DCの全敷地約33万㎡(10万坪)の内、物流施設2棟を先行して開発しており、横浜幸浦DC1の南側に建設中の「ESR横浜幸浦ディストリビューションセンター2」(以下、横浜幸浦DC2)は2023年1月31日竣工、敷地面積:90,282㎡(27,310坪)、延床面積:195,000㎡(58,988坪)を予定しております。

 横浜幸浦DC1は、東京湾に面し、首都高速道路湾岸線「幸浦IC」より2.4km、横浜横須賀道路「並木IC」より2.5km、横浜港より15km、羽田空港より30km、横浜中心部に近く、東京都心まで46km、と日本の物流・国際貿易・経済にとって大変重要なエリアに位置し、さらに需要が拡大中のE-コマースや輸出入を伴う工業製品の高いニーズに対応できる希少な立地です。また、国道357号線、16号線が至近で2025年に開通予定の圏央道・横浜環状南線(戸塚IC~栄JCT~釜利谷JCT)により圏央道に直結し、東名高速道路他、主要幹線道路へのアクセスが格段に向上するため、首都圏のみならず全国広域への物流拠点として最適なロケーションです。
 最寄り駅金沢シーサイドライン「並木北」駅から700m(徒歩約9分)と通勤もしやすく、横浜市および近郊、京急本線・根岸線沿いにベットタウンがあり、豊富な労働人口を背景に人材確保にも有利な立地です。

 横浜幸浦DC1はESRにとって全国で25件目、神奈川県内では「レッドウッド生麦DC」、「ESR 川崎夜光DC」、「ESR茅ヶ崎DC」に次ぎ、4件目の竣工プロジェクトとなります。

■ESR初の免震構造

物流オペレーションの効率性と安全性を重視した建築計画
 建物設計では横浜のシンボルである海をモチーフとし、横浜幸浦DC1とDC2が連続した建物のように見える外壁デザインを施しています。
 また、地域のシンボルとなるよう、建物北側に大きなロゴと外壁の装飾を施しており、対岸にある商業施設やヨットハーバーから美しい夜景もお楽しみいただけます。


 45ftコンテナトレーラーも走行可能なダブルランプによる一方通行の中央車路・バース式によって、各階へアクセスできるようになっており、車路を挟んで南北にテナントエリアを分けています。
荷物の積み下ろしのためのトラックバースは、1階は北側・高床式と南側・低床式のハイブリッド仕様、2・3・4階は高床式とし、1階55台分、2-4階各50台分、合計205台分を配置。バースの奥行は14.5mを確保。ドックレベラー[1]は北側1-4階・5基、南側2⁻4階・6基設置。1階低床バースのシャッターは、ウィング車[2]のオペレーションにも対応できるよう高さ5.3mを確保し、敷地内に海上コンテナトレーラーに対応できる大型トレーラー待機場54台も完備しました。
 倉庫部分は有効面積を広く活用でき、より効率的な保管と作業を可能にする設計にしています。1階は2.0t/㎡、2-4階は1.5t/㎡の床荷重を確保し、全ての階で2.5tのフォークリフトが走行可能です。柱スパンは間口11m×奥行き11.1m、最上階の4階は柱本数が少ないワイドスパンでより使い勝手の良い空間になっています。荷物用エレベーターは各階最大8基まで、垂直搬送機は各階最大12基まで設置可能で、高い縦搬送能力も備えています。
 特別高圧電力供給により、ロボティクス、冷蔵冷凍設備、人用空調、ハイスペックな物流システのム導入など多様なニーズに応えることができます。また、最小賃貸区画は約930坪、半フロア約 6,500 坪 からワンフロア約 13,000 坪の中で豊富なプランの提案が可能です。
 事務所は車路を通行せずに外部から直接アクセスできるように南北のセンターに配置し、安全な人の導線を確保しています。

中央車路・バース形式中央車路・バース形式

倉庫倉庫

■トルコ製PC部材採用日本国内第一号プロジェクト

 免震構造の要となる上部躯体の大梁・小梁には、トルコ共和国(以下、トルコ)で製造された「プレストレスト・コンクリート」(以下、PC)部材を使用しており、「横浜幸浦DC1」がトルコ製のPC部材を採用した国内初の案件となりました。
※トルコ製PC材につきまして、補足資料を後ろに添付しておりますので、ご参照ください。

■HUMAN CENTRIC DESIGN.
 ESRは基本理念である「HUMAN CENTRIC DESIGN.(人を中心に考えたデザイン)」に基づき、弊社施設で働くワーカーにとって快適で魅力的な環境づくり、コミュニティエリアの創出に力を注いでおります。
 特にアメニティエリアは【KLÜBB(クラブ)】というブランドで展開しており、施設毎に進化させ新たな取り組みを積極的に行っています。
 横浜幸浦DC1では施設利用者用の休憩ラウンジ【KLÜBB Lounge(クラブラウンジ)】を4階の南北2か所に計630㎡・300席設置しています。両ラウンジ内に設置したショップ【KLÜBB shop(クラブショップ)】は24時間365日利用いただけるよう夜間に無人売店システムを導入予定です。両ラウンジの屋上には東京湾や横浜の眺望を堪能できるスカイデッキ【KLÜBB Sky Deck(クラブスカイデッキ)】も設置。

エントランスホールエントランスホール

北側クラブラウンジ:東京湾の眺望と「金沢の森」の緑を堪能できます北側クラブラウンジ:東京湾の眺望と「金沢の森」の緑を堪能できます

北側クラブラウンジ:東京湾の眺望と「金沢の森」の緑を堪能できます北側クラブラウンジ:東京湾の眺望と「金沢の森」の緑を堪能できます

北側スカイデッキ 北側スカイデッキ 

南側クラブラウンジ南側クラブラウンジ

1階には園庭とお子様の創造力を育む空間デザインのESRの託児所【BARNKLÜBB(バーンクラブ)】を設けました。天井は目の前の森の池の反射や見る角度で表情が変わるデザインになっています。
 女性のための初のアメニティとして、個別ブース、ソファーと更衣室を備えたパウダールームを館内数か所に配しました。

バーンクラブバーンクラブ

パウダールームパウダールーム

ドライバーの方にご利用いただける休憩室とシャワー室も完備しております。
敷地内には普通自動車483台(内、身障者用4台)、駐輪場200台も用意し、通勤の利便性もサポートいたします。

■環境および生物多様性を守る取り組み ― 「金沢の森」の保存と再生
 ESRは国連の持続可能な開発目標(SDGs)やESGを経営の核とし、2025年までに達成すべき目標を明記した「ESG5か年ロードマップ」を公表するなど、持続可能な物流施設の開発に積極的に取り組んでおります。
 横浜幸浦DC1でも全館LED照明、環境配慮型照明システムを採用。また、屋上に出力5MWの自家消費型太陽光発電システムも設置予定です。環境や省エネルギーに配慮した評価として、CASBEE Aランク[3]、BELS最高位5スター[4]認証も取得しております。

 また、当敷地内に30年ほど前に植樹され、近年は放置され荒廃が進んでいた「金沢の森」の木々や池、生態を残すべきと考え、ランドスケープデザイナーを起用し「森のリハビリテーション」をコンセプトに、自然環境が元来持つ力や機能を活かした森づくりを行い、大人も子供も楽しめ、動物や植物に触れあえる魅力ある空間に生まれ変わらせました。

 花や実のなる樹木を植え、草刈り、間伐、池のかいぼりを行い、池の水は循環装置を設置し常に新鮮な水を循環させています。ローラー滑り台やツリーハウス、巣箱やインセクトホテル、水際のウッドデッキなども新たに設置。森には元来カルガモ、シジュウカラ、ウグイス等の鳥や、トビ、カブトムシやタヌキ、神奈川県で絶滅危惧Ⅱ類に指定されている「クゲヌマラン」など多種の生物が生息しており、本物の生命の営みに五感で触れることができます。

 また、緑の路=「バイオスウェル」というグリーンインフラ[5]も活用。森や駐車場から流れ込んだ雨水を地中にゆっくりと時間をかけて浸透させ、土壌部分に水分を涵養させることができ、道路への浸水を防ぎます。
 ワーカー、託児所に通うお子様にご利用いただく他、週末等に地元住民の方に開放することも検討しております。
 横浜幸浦DC1はこの生物多様性を守る取り組みに対し、ABINC[6]認証も取得しております。

■BCP(事業継続計画)対策・神奈川県と災害協定締結
 横浜幸浦DC1はワーカーとテナント企業の資産を災害のリスクから守り、事業継続力を提供できる、安全性が高く災害に強い施設です。
ESRとして初めて免震構造を採用し、地震発生時に揺れを最小限に抑え、建物の損傷を軽減させる効果が期待できます。受変電設備として、東西ランプ内に架台を設けキュービクルを設置し、給電停止リスクを軽減。また、非常用自家発電設備により、停電時でも一定時間、防災センター機能、事務所の一部照明・コンセント、倉庫内の一部照明、給排水ポンプ、トイレ等が使用可能です。湾岸の施設にとって重要な津波・高潮対策として、1階床はハザードマップの想定津波・高潮高を上回る倉庫床レベルを確保し、浸水被害リスクに備えています。
また、施設運営・管理のスペシャリストであるESR社内のプロパティマネジメントチームの下、24時間365日の有人管理体制、非接触型カードリーダーとモニターフォンの最新システムの導入等のセキュリティ対策を構築し、非常事態にも迅速に対応いたします。
 地域社会の安全・安心にも貢献できるよう、昨年12月21日に神奈川県と「災害時における広域物資輸送拠点の開設等に関する協定書」を締結しました。本協定により、災害発生時に神奈川県の協力要請に基づき、ESRは横浜幸浦DC内の倉庫、車路、バースや外構部分の使用可能なスペースを提供し、神奈川県に災害対策を円滑に実施するための広域物資輸送拠点として活用いただく予定です。

■ESR株式会社 代表取締役 スチュアート・ギブソン コメント
「この度、横浜幸浦DC1が予定通り竣工を迎えることができ、大変嬉しく思っています。
 ESRはその土地の歴史的背景に敬意を払い、未来や地域社会のために良い環境・存在になるように開発計画を立てており、横浜幸浦DCの用地を購入した時から、この貴重な森は保存すべきと考えていました。ランドスケープデザイナー・渡辺さんのお力添えで再生でき、これから自然の力によりどんな森に成長し、次世代へつなげられるか大変楽しみです。また、対岸から観たときに景観と調和し、現在建築中の横浜幸浦DC2と連続性を持たせるよう考えた、建物デザインにも非常に思い入れがあります。
 横浜幸浦DC1はESRとして初の免震構造の施設で、トルコ製のPC材は私が知る中でも世界最高レベルの品質です。他、様々なBCP対策も講じており、テナント企業様にも安心してご利用いただけると自信を持っています。また、弊社の理念「HUMAN CENTRIC DESIGN.」を具現化したラウンジ、ショップ、スカイデッキ、託児所、パウダールームなどアメニティ施設が、ワーカー様の満足度および雇用促進・人材定着率の向上にお役に立てると確信しております。横浜幸浦DC2ではガントリークレーンを産業遺産として保存し新たな価値を加えることにチャレンジしており、来年1月の竣工にもご期待頂きたいです。
 お陰様で竣工時に約2万㎡(全体の約40%)は契約済となっていますが、引き続きリーシング活動中ですので、多くの皆様にニューエコノミー(デジタル時代)のビジネスに対応できるこの最新の施設を是非ご覧頂きたく存じます。
 最後になりますが、この場をお借りして、コロナ禍の厳しい条件下において、工事に関わって頂いた方の安全を守りながら、資材の調達や工期の管理など無事の完成に向け尽力いただきました、株式会社塩浜工業様と関係各社の皆様に心より御礼申し上げます。」

■「ESR横浜幸浦ディストリビューションセンター1」 ご紹介ビデオ(2分15秒)
URL:https://youtu.be/Iptc88T92F8

< ESR横浜幸浦ディストリビューションセンター1 施設概要 >

■所在地:神奈川県横浜市金沢区幸浦1-8‐1
■敷地面積:90,280㎡(27,310坪)
■延床面積:195,270㎡(59,069坪)
■用途地域:工業地域
■構造:地上4階建 PCaPC造 免震構造
■工事期間:2020年7月1日~2022年1月31日
■企画:ESR株式会社(スチュアート・ギブソン、武田諭、山﨑拓生)
■設計:塩浜工業 一級建築士事務所
(「KLÜBB」エリアデザイン)タカトタマガミデザイン株式会社
(「金沢の森」ランドスケープデザイン)渡辺美緒デザイン事務所
■施工:株式会社 塩浜工業
■アクセス:【車】 首都高速道路湾岸線 「幸浦IC」より2.4km、「杉田IC」より3km/横浜横須賀道路「並木IC」より2.5km
【電車】 金沢シーサイドライン 「並木北」駅より1km(徒歩9分)


■ESR横浜幸浦ディストリビューションセンター 所在地

<ESRについて> www.esr.com/jp
ESRは開発・投資・ファンドマネジメントを事業の柱とし、アジア太平洋地域(APAC)最大の先進的物流施設・データセンターを軸としたニューエコノミー不動産プラットフォームを形成する不動産アセットマネジメント会社です。香港にグループ本社を置き、日本・中国・韓国・シンガポール・インド・オーストラリア・ニュージーランド・インドネシア・ベトナムで事業を展開し、欧米での事業拡大も進めています。
ESRは2006年にレッドウッド・グループとしてその歩みを始め、2016年イーシャン※1との経営統合により設立、日本法人レッドウッド・グループ・ジャパン株式会社は現・ESR株式会社に社名変更。2019年11月1日に香港証券取引所に上場いたしました。2022年1月20日にARAアセットマネジメントの買収を完了し、APAC最大、上場企業として世界第3位の不動産アセットマネジメント会社になりました。
開発においては『HUMAN CENTRIC DESIGN.』を基本理念に、ラウンジ、託児所など弊社施設で働くワーカーにとって快適で魅力的な物流施設の創出に力を入れています。日本では三大都市圏(首都圏・関西圏・中部圏)と九州を中心に物流施設・データセンターを開発しており、アジア最大の延床面積を誇る「ESR尼崎ディストリビューションセンター」他25の物流施設を竣工させ、九州初進出となる「ESR福岡甘木ディストリビューションセンター」を含め9プロジェクトを開発中。
2021年6月30日時点のESRグループ全体の運用資産残高(AUM)約363億米ドル、日本のAUM約92億ドル(約1兆120億円)。同時点の全延床面積(GFA)約2,260万㎡、日本のGFA約363万㎡。ARA買収後のESRグループ全体のAUMは約1,400億米ドル。※2
ESRはデジタル時代のニューエコノミーの発展と幅広いネットワークを活かし、お客様には先進的物流施設・データセンター開発を通じ多種多様なニーズに応え事業拡大をサポートし、投資家の皆様には当社の私募ファンド事業を通じてニューエコノミー不動産セクターへのダイナミックな投資機会・ソリューションを提供してまいります。

※1:米国プライベートエクイティ投資会社ウォーバーグ・ピンカス、現ESR共同CEOジェフェリー・シェンが共同創設した物流不動産会社
※2:2021年12月31日時点のESRグループの売上・利益予測に基づく(関連会社であるクロムウェル社、ケネディクス社のAUMを含む)

[1]  搬出入口の床面と、コンテナやトラックの荷台とに生じる段差、高低差を無くすための装置
[2]  側面の扉が開き荷物を両サイドから積み下ろし出来るトラック
[3] CASBEE(キャスビー):国⼟交通省が主導する(財)建築環境・省エネルギー機構内に設置の委員会が開発・運⽤する、建築環境総合性評価システム
[4] BELS(ベルス):Building-Housing Energy-efficiency Labeling System(建築物省エネルギー性能表示制度)の略称で、(一社)住宅性能評価・表示協会が運用する建築物の省エネ性能について5段階で評価・認定する制度
[5] 自然環境が有する機能を活用し、社会基盤整備や国土管理を行うこと
[6] ABINC(エイビンク):(一社)いきもの共生事業推進協議会による土地利用における生物多様性保全の取り組みの成果を可視化して認証する制度

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