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飯野海運/Bearing 社(米国)開発の CII 最適化ツールを活用した CO2 排出量管理の開始

グリーン物流(環境) 2022.02.04

Bearing 社(米国)開発の CII 最適化ツールを活用した CO2 排出量管理の開始

当社は今般、当社の長年にわたる運航や船舶管理の知見と、シリコンバレーを拠点とするAI スタートアップ企業 Bearing, Inc.(以下、Bearing 社) の高精度な AI パフォーマンスモデルを組み合わせて同社が開発した、CII 最適化ツールの段階的導入を決定しました。

海運業界は CO2 などの温室効果ガス(GHG)排出量削減の取組みを強化しており、2023年 1 月からは CII 規制(燃費実績の格付け)※が施行され、海運会社には環境に一層配慮した船舶の運航の実現が求められます。
同ツールは、以下の機能を特徴としています。
機能:
① 高精度な運航性能把握のみならず、足元の CII 格付けのリアルタイム把握に加え、将来の CII 格付けを予測し、さまざまな運航シナリオ(海象・気象を考慮した航路のこと)における CO2 排出量の可視化
② 各船が目標とする CII 格付けを達成するための対策と効果の定量化
③ 利用者に配慮したインターフェース

当社は中期経営計画でサステナビリティへの取組みを重点強化策の一つに掲げ、温室効果ガス削減をはじめとする環境負荷低減のための取組みを進めています。
当社と Bearing 社は、今後も CII 最適化ツールおよび船舶運航による環境負荷の低減に寄与するその他 AI ツールの機能拡張について引き続き協力してまいります。


Bearing 社について:
Bearing 社は AI の世界的権威である Andrew Ng 氏が設立した AI FUND と三井物産株式会社が出資するシリコンバレーのテクノロジースタートアップ企業であり、AI 対応プラットフォームを介した船舶運航の効率化に取り組んでおります。
Bearing 社のテクノロジーの中核となるのは、実世界のさまざまなデータから構築された高精度の船舶性能解析モデルです。これらの AI を利用したモデルにより、Bearing 社は、現在の業界の主要モデルよりもはるかに正確に、燃料消費量などを高精度に予測できます。
※1 CII 規制(Carbon Intensity Indicator 規制)
A-E の 5 段階で毎年の燃費実績を評価・格付けし、一定の評価を下回った船に改善計画の提出と主管庁による認証を義務付けることで、継続的な省エネ運航を促進させることを目的とした規制。

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