世界各国で温室効果ガス(以下「GHG」)削減をはじめとする環境目標が掲げられる昨今、国内造船所におけるGHG削減への取り組みとして、日本政府が掲げた目標である2030年度までの46パーセント削減(2013年度比)を見据えた船舶の低燃費技術の確立が急務となっており、当社においては風力利用による低燃費技術が、今後欠かせない技術になると捉えております。
 

 当社ではこの度、NSユナイテッド海運株式会社との共同研究として、帆を利用した風力による低燃費技術の開発を目標に、帆形状の最適化、帆の枚数、甲板下への格納方式及び幅方向への展開の検討を行い、当社独自の方式として特許出願に至りました。
 

 当社は、地球環境保全の観点から、船社、荷主の要請に対応すべく、GHG削減に寄与する環境性能の高い船舶を提供すると共に、更なる低燃費技術の開発に挑戦いたします。

<本研究の特長>
1)風力による推進力を得られない場合および荷役を行っている場合等に、帆を甲板下に格納可能な機構を有する。
2)風力による推進力を最大限得るために、帆を幅方向へ展開可能な機構を有する。
3)帆の形状を決定する基準を複数設定し、複数形状の帆を採用する事で、規則にて定められている船橋からの視界を確保する事を可能としている。

 

<本研究の対象船型>
183,000DWT Bulk Carrier

 

<br/>帆全体図

帆全体図