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ANAホールディングス/国際線貨物収入は前年比56・3%増で過去最高の1,605億に

2021年3月期  決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

        売上高    営業利益    経常利益   当期純利益

2021年3月期 728,683 △63.1  △464,774 -  △451,355 -   △404,624 -

2020年3月期 1,974,216 △4.1  60,806 △63.2  59,358 △62.1  27,655 △75.0

(注)包括利益 2021年3月期 △353,235百万円( -%) 2020年3月期 △14,742百万円 (-%)

(略)

① 当期の概況

当期(2020年4月1日~2021年3月31日)のわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により依然として 厳しい状況にある中、企業の生産活動や設備投資等において持ち直しの動きが続いていますが、個人消費等の弱さ がみられます。 航空業界は、各国の入国規制や外出自粛等により人の移動が激減したことから世界的に厳しい状況にあります。 このような経済情勢の下、当社においてもすべてのセグメントで甚大な影響を受けたことから、売上高は大幅に 減少し7,286億円(前期比63.1%減)となりました。運航規模の抑制による変動費の削減に加え、人件費等の固定費 を削減し5,900億円のコスト削減策(雇用調整助成金434億円の効果を含む)を実行しましたが、売上高の減少が非 常に大きかったことから、営業損失は4,647億円(前期 営業利益608億円)、経常損失は4,513億円(前期 経常利益 593億円)、親会社株主に帰属する当期純損失は4,046億円(前期 親会社株主に帰属する当期純利益276億円)とな りました。なお、収支改善を進めるために、大型機を中心とした早期退役(28機)を含む航空機の大量退役を実施 し、減損損失等の事業構造改革費用863億円を特別損失に計上しました。 当社は、事業における安全と品質の追求や環境効率性の追求等の取り組みが評価され、米国S&P Global社の 「Sustainability Awards 2021」において、最高格付であるゴールドクラスに航空会社として唯一選定された他、 世界の代表的な社会的責任投資の指標である「Dow Jones Sustainability World Index」の構成銘柄に4年連続で 選定されました。今後も社会的価値と経済的価値の同時創造による持続的な成長を目指してまいります。 以下、当期におけるセグメント別の概況をお知らせいたします。 (なお、各事業における売上高はセグメント間内部売上高を含み、営業利益はセグメント利益に該当します。)

◎航空事業

新型コロナウイルスの世界的な流行により、旅客需要が著しく減退し、売上高は前期を大幅に下回り6,040億円 (前期比65.2%減)となりました。国内線では旅客需要は徐々に回復に向かっていたものの、感染者数の増加に 伴い12月からは再び減少に転じました。国際線では旅客需要の低迷が続く一方で、貨物においては経済活動の再 開や海上輸送の混雑等によって高まった需要を積極的に取り込んだ結果、貨物収入は過去最高となりました。当 社グループでは、需要の減退に合わせて運航規模を大幅に抑制し燃油費・空港使用料等を削減した他、役員報酬 や給与・一時金等の人件費の削減に取り組みましたが、営業損失は4,478億円(前期 営業利益495億円)となりま した。 当社グループでは、コロナ禍においてもお客様に航空機をより安心・安全にご利用いただくために、空港や機 内等の清潔・衛生的な環境づくりに対する取り組み(ANA Care Promise等)を行ってまいりました。その結果、 英国SKYTRAX社から新型コロナウイルス対策において最高評価の「5スター」に認定されました。また、当社グル ープでは、過去10年間における様々な取り組みが評価され、英国の航空専門誌Flight Global社における「Decade of Airline Excellence Awards 2020」のアジア太平洋部門で「最優秀賞」を受賞しました。

(略)

<貨物(ANAブランド)>

国際線貨物では、新型コロナウイルスの影響により世界的に旅客便の運休・減便が発生し、貨物搭載スペー スの供給量が低位に推移する中、第1四半期にマスク等の緊急物資の輸送需要が増加し、8月以降は自動車関 連部品や半導体・電子機器等の需要の回復に加え、特に第4四半期(本年1月~3月)において海上輸送が混 雑した結果、需給の逼迫は継続しました。このような状況において、当社グループでは、10月に成田=フラン クフルト線、12月に成田=バンコク線に大型貨物機ボーイング777F型機を就航させた他、貨物専用機による臨 時便や旅客機を使用した貨物臨時便を大幅に増やす等、積極的に需要の取り込みを図りました。 以上の結果、当期の国際線貨物輸送重量は655千トン(前期比24.4%減)となり、収入は過去最高の1,605億 円(同56.3%増)となりました。 また、当社グループでは本年2月よりファイザー社製の新型コロナワクチンの輸送を開始しました。ワクチ ンの普及により安心して生活できる社会の実現に貢献すべく、厳密な温度管理のもと万全の態勢で輸送を行っ てまいります。

(略)