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日本郵船/東北電力向け石炭運搬船3代目「LILY FORTUNE」が竣工

東北電力向け石炭運搬船3代目「LILY FORTUNE」が竣工

―環境性能を向上させ、引き続き安定的なエネルギー供給に貢献―

当社が株式会社大島造船所(長崎県西海市大島町)で建造していた石炭運搬船「LILY FORTUNE」が5月14日に竣工しました。

本船は、東北電力の原町火力発電所がある旧原町市(現在の福島県南相馬市原町区)の市花であった「白ユリ」にちなんで名づけられ、2世代にわたり同社の石炭輸送の中核を担ってきた「LILY FORTUNE」から船名を受け継いだ3代目になります。竣工後は初代・2代目と同様に同社の火力発電所向け運搬船として、主に豪州、インドネシアなどから東北地方への石炭輸送に従事します。

本船はSOxスクラバー(注1)を搭載することで2020年1月より強化された国際海事機関(IMO)Global Cap規制(注2)に対応し、環境負荷の低い資源輸送を実現するとともに、改良したラダーバルブ(注3)や、船尾部の水流を改善する固定フィンを装備し、従来の石炭運搬船に比べ約4%の二酸化炭素(CO2)削減を見込んでいます。

当社グループは中期経営計画〝Staying Ahead 2022 with Digitalization and Green″で掲げた事業戦略に基づき、環境に配慮した船舶の運航を通じ地域社会のエネルギーの安定供給に貢献し、企業・社会の持続的な価値創造を目指します。

(注1)SOxスクラバー
船舶の燃料中の硫黄分濃度に関する規制強化への対応手段の一つとされている装置。船舶のエンジンから排出されるSOx(硫黄酸化物)を含む排気ガスに海水を噴霧して硫黄分を除去することにより、SOx排出量を97%削減することが可能。

(注2)SOx Global Cap規制
船舶汚染防止国際条約1997年議定書(MARPOL条約附属書VI)の2008年改正に基づくSOxの排出規制。2020年1月1日以降、船舶の許容限度が、3.5%から0.5%に強化された。

(注3)ラダーバルブ
プロペラが回転したことによって発生する水流を整えることで、推進効率を向上する装置。


<本船概要>
(1)全長 :235.00メートル
(2)全幅 :43.00メートル
(3)夏期満載喫水 :12.85メートル
(4)総トン数 :52,318トン
(5)載貨重量トン数 :91,443トン
(6)造船所 :株式会社大島造船所
(7)船籍 :マーシャル諸島共和国