日本ロジスティクスシステム協会/トヨタ自動車、デンソーエスアイがロジスティクス大賞|通販物流代行・物流コンサルティング・社員教育のイー・ロジット

物流ニュースLogistics News

「物流ニュース」は、物流関連のニュースリリース/プレスリリースを原文のまま多くの情報をご覧いただけます。

物流ニュース

日本ロジスティクスシステム協会/トヨタ自動車、デンソーエスアイがロジスティクス大賞

2019年度ロジスティクス大賞 受賞4事例決定!

協会からのお知らせ

公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会は、ロジスティクス推進に向けて優れた実績をあげた企業を表彰する「ロジスティクス大賞」を設けており、第36回目の開催を迎えます。 
ロジスティクス大賞ノミネート委員会およびロジスティクス大賞選考委員会による厳正な審査の結果、本年度は下記の通り、ロジスティクス大賞および特別賞が決定いたしました。 

【ロジスティクス大賞】 
会社名:トヨタ自動車株式会社/株式会社デンソーエスアイ 

テーマ:グローバル生産を支えるための海外物流容器のリーンなオペレーション構築 
~総量管理の一極集中化~ 

受賞事由:海外生産台数の増加に伴って日本から輸出する生産用部品の出荷量が増加している。そして、海外工場のニーズや輸送効率の追求による出荷形態の多様化により、部品輸出容器の種類及び数量が増加し、コストと海外工場での廃棄物の増加が問題となっていた。本取り組みは、この問題を解決すべく「トヨタ環境チャレンジ2050」の中で掲げる6つの目標の一つである「循環型社会・システム構築チャレンジ」の達成に向け、部品輸出容器の全世界規模でのリターナブル化(再利用)に取り組んだものである。 
リターナブル化に伴うコストの増加を抑制するために、RFIDを活用することにより、リターナブルラックをスムーズに返却するためのリーンな(無駄のない)オペレーションを世界規模で標準化し、海外工場にて指導・定着化を図っている。これにより、1.5日分の往復リードタイムの短縮を図るとともにリターナブルラックの投資に関して約数億円の投資抑制を実現している。 
特に、金属対応用のRFIDについて種々の検討・検査を行った上で、金属製リターナブルラックに貼り付けて活用できることを示したことは素晴らしく、今後の普及が期待される優れた取り組みとして高く評価された。 

受賞企業HPリンク先 
トヨタ自動車株式会社

https://toyota.jp/

株式会社デンソーエスアイ 

https://www.denso-si.jp/




【ロジスティクス大賞 技術革新賞】 
会社名:鹿島・前田・三井住友・鉄建・西武東京外かく環状道路本線トンネル(南行)東名北工事JV/ 
株式会社演算工房/ワム・システム・デザイン株式会社 

テーマ:建設業における物流ロジックの適用  
~i-ConstructionにおけるSCMの実現~ 

受賞事由:東京外かく環状道路(関越~東名)の工事における外環本線トンネル(南行)東名北工事は、 
内径15.5m、延長約9.0kmの道路トンネルで、国内最大径・最長のシールドトンネルである。 
このような大規模シールドトンネル工事では、1日に1,000台を超える搬入車両があり、多種多様な資材が搬入されている。そして、工事の進捗により予定の計画が随時変更となるため人・ 
資材・車両の管理は煩雑となっていた。この問題に対し認識ツール「カラーコード」を人・資材・車両の全てにマーカーとして添付し、一元管理を実現したのが本取り組みである。 
大きな資材では人がスキャナーでバーコード等を読むことが困難なため、離れた場所から一度に複数個同時に読み取ることが可能なカラーコードを採用している。構築したシステムは、1.作業員出面管理、2.資機材製品受発注、3.車両管理、4.製品検品、5.在庫・ロケーション管理、6.測量支援システムの6つの基本業務で構成されている。 
本システムを活用した搬送クレーンの自動化による省人化、ヒューマンエラーによる手戻りの削減は大きな効果を上げており、建設業界の生産性向上を図るツールとして、今後の広がりに期待できる取り組みとして評価された。 

受賞企業HPリンク先 
鹿島建設株式会社          

https://www.kajima.co.jp


株式会社演算工房          

http://www.enzan-k.com


ワム・システム・デザイン株式会社  

https://www.womnet.com




【ロジスティクス大賞 業務改革賞】 
会社名:日本マクドナルド株式会社 

テーマ:全国約2900店舗への配送強靭化  
~標準化と平準化で全体最適化~ 

受賞事由:全国13拠点の配送センターから年間約5000万ケース、約55万トンの資材を全国約2900カ所の店舗に届けている。配送は、全店舗平均で週あたり5回弱の配送回数となっており、3温度帯を1台のトラックに混載して届けている。本取り組みではこの配送を対象に、全国的な全体最適化を実行するために、3つの標準化と2つの平準化を行っている。 
標準化として、①:納品スケジュールの見直し、②:カゴ車での納品(荷卸し負荷低減)、③:納品条件の見直しを行い、配送トラックの走行距離の削減やトラックの回転率向上、平準化を行いやすい環境を整えている。そして、ドライバーや倉庫作業者の定休日を確保し、店舗への負荷を最小限にする平準化として、①:時間帯別の物量の平準化、②:曜日別の物量の平準化を実現している。これにより、ドライバーの就労時間の削減や身体的疲労の軽減を達成しているほか、地球約23周分に相当する走行距離の削減を実現している。 
これは、年間で約481トンものCO2排出量の削減となり、このような環境負荷低減やドライバーの働き方改革に貢献する取り組みが評価された。 

受賞企業HPリンク先 

http://www.mcdonalds.co.jp/company/news/190902/




【ロジスティクス大賞 選考委員会特別賞】 
会社名:大塚倉庫株式会社 

テーマ:社員を成長させる働き方改革 

受賞事由:人口減少社会に突入した我が国において、多くの物流事業者が深刻な「人手不足」に悩まされている。このような中で、長時間労働が常態化している企業が数多くある。この長時間労働は、健康の確保を困難にするとともに、仕事と家庭生活の両立を困難にし、少子化の原因、女性のキャリア形成を阻む原因、男性の家庭参加を阻む原因とされている。このため第196回通常国会において、働き方改革の一環として労働基準法が改正され、時間外労働の上限が法律に規定された。 
待ったなしの働き方改革が求められており、この改革の成功事例の一つが本取り組みである。 
全国26拠点を大画面で繋ぐテレビ会議システムの導入や紙伝票の電子化や運送状況の見える化、さらにはファッションデザイナーや冒険家など多彩な講師を招いての講演会の開催など、業務の標準化や効率化を図るほか、社員の考えや行動を変えるきっかけを作り出している。 
これにより、10日以上の有給取得率が6年間で37%から74%に上昇するとともに、会社の業績向上にも繋がっている。『働き方改革に一発KOなし』という合い言葉のもと、『ジャブの連打』として報告された本取り組みは、多くの物流事業者においても参考となる取り組みであるとして高く評価された。 

受賞企業HPリンク先 

https://www.otsukawh.co.jp/


なお、表彰式および各賞受賞記念講演は、10月25日(金)に開催されるロジスティクス全国大会2019にて行われます。