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日立製作所/ブロックチェーンを活用した安定性の高い取引を支援する「Hitachi Blockchain Service for Hyperledger Fabric」を販売開始

ブロックチェーンを活用した安定性の高い取引を支援する
「Hitachi Blockchain Service for Hyperledger Fabric」を販売開始

  株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)は、このたび、ブロックチェーンを活用した安定性の高い取引を支援する「Hitachi Blockchain Service for Hyperledger Fabric」を3月14日より販売開始します。本サービスは、複数企業間の取引などに適した代表的なブロックチェーン基盤の一つであるHyperledger Fabricの利用環境をマネージド型クラウドサービスとして提供するものです。また、ブロックチェーンにおける複数企業間の全取引の順序を確定する処理を高信頼化できる日立独自の分散合意技術*1や、台帳の監視ツールによるデータ改ざんの検知などのセキュリティ機能をあわせて利用することで、生産・流通プロセスでのサプライチェーンマネジメントや貿易業務など、多くの組織が企業や国・地域をまたいで行う複雑で大量の取引を確実かつセキュアに行なうことができ、安定的な取引が可能となります。

*1
分散合意技術:分散型のシステムにおいて取引を同一の結果に確定させるための技術。日立は、本技術をHitachi Elastic Application Data Storeとして、オプション提供。

  近年、金融サービスだけでなく、サプライチェーンやスマート・コントラクトなどさまざまな用途において、ブロックチェーン技術を採用した実証実験が増加するなど、ブロックチェーン技術のビジネス利用に関心が高まっています。そのため、サプライチェーンマネジメントのように取り扱う製品や関係者が多く存在するような場合においても、データの一貫性を高度に確保することで、より確実な取引の実行や、改ざん防止などセキュリティ強化への対応が求められています。

  日立は、Hyperledger®*2に設立当初から参加し、開発に参画するとともに、貿易金融や自動車保険のプロトタイプ開発などから得た経験やノウハウを生かして、2017年から「Hitachi Blockchain PoC 環境提供サービス for Hyperledger Fabric」*3を提供しています。また、KDDI株式会社(代表取締役社長:髙橋 誠/以下、KDDI)とともに、ブロックチェーンと生体ID認証を組み合わせたクーポン決済システムの実証実験*4を実施するなど、多くの企業とグローバルにさまざまなユースケースの開発に取り組んでいます。

*2
Hyperledgerは、The Linux Foundationが主催する、業界の壁を越えたブロックチェーン技術の進化をめざす取り組み。
*3
2017年5月9日ニュースリリース「ブロックチェーン技術の利用環境を提供するクラウドサービスを開始」
*4
2018年7月25日ニュースリリース「KDDI、日立 ブロックチェーンと生体ID認証によるクーポン決済実証を実施」

  今回、販売開始する「Hitachi Blockchain Service for Hyperledger Fabric」は、これまでに取り組んできた実証実験から得た経験やノウハウをもとに、「Hitachi Blockchain PoC 環境提供サービス for Hyperledger Fabric」で提供してきた支援内容をビジネス利用に適したサービスに拡張し、提供するものです。本サービスの特長は以下の通りです。

「Hitachi Blockchain Service for Hyperledger Fabric」の主な特長

1. 日立独自の分散合意技術により全取引の順序確定処理を高信頼化し、ブロックチェーンを活用した取引のサービスレベルを向上

  ブロックチェーンにおける全取引の順序の確定処理を、日立独自の高信頼な分散合意技術によりさらに高信頼化することが可能です。本技術は、電力や通信などの幅広い社会インフラ分野で稼働するシステムの無停止化やリアルタイムのデータ更新などに適用実績があり、ネットワークや機器の障害が発生した場合でも、データの一貫性を確保することができるものです。この技術の適用により、障害時でもデータ保全を強化でき、ブロックチェーンを用いた取引のサービスレベルを向上します。

2. データ改ざんの検知や公開型生体認証基盤(PBI)*5によりセキュリティ性を強化

  日立が開発した監視ツールを用いて、ブロックチェーン基盤に記録した取引情報の整合性を定期的に検証し、データの改ざんを検知した場合はお客さまに通知します。また、日立の公開型生体認証基盤と組み合わせることで、参加企業の本人認証に必要なパスワードなどの管理を不要とします。これらにより、セキュリティ性の高い取引を可能とするとともに、ブロックチェーン利用時における利便性も向上します。

*5
公開型生体認証基盤(PBI:Public Biometrics Infrastructure): 公開鍵認証基盤(PKI:Public Key Infrastructure)と生体認証の 仕組みを組み合わせた認証基盤。指静脈情報を用いて電子署名を生成する技術(生体署名技術)に基づいて実現している。

3. コンサルティングから運用までのトータルな支援により、ブロックチェーンを活用したビジネスの実現を支援

  ブロックチェーン環境をマネージド型クラウドサービスとして提供するとともに、ブロックチェーンのビジネス利用に関する技術コンサルティングや、実証実験からビジネス利用に至るまでのブロックチェーン環境の導入・構築、運用、アプリケーション開発などをトータルに支援します。これらにより、お客さまは、ブロックチェーン環境の利用における作業負担が軽減され、ブロックチェーンを活用したビジネスの実現に専念することができます。

  日立は、今後も、技術開発を通してHyperledgerコミュニティに貢献していくとともに、デジタルイノベーションを加速するLumadaを支えるサービスの一つとして、セキュリティや高信頼性などをさらに強化することで企業のブロックチェーンを活用したビジネスの実現など新たなビジネス価値創出をより一層支援していきます。

「Hitachi Blockchain Service for Hyperledger Fabric」 概要図

[画像]「Hitachi Blockchain Service for Hyperledger Fabric」 概要図

「Hitachi Blockchain Service for Hyperledger Fabric」の価格および提供開始時期

名称概要価格
(税別)
提供開始
時期
Hitachi Blockchain Service for Hyperledger Fabric
  • ブロックチェーン技術「Hyperledger Fabric」の利用環境を、お客さまのニーズに合わせたクラス*6(Starter、Standard)で提供
  • セキュリティ性を向上する機能などやHyperledger Fabricを利用するためのコンサルティングや技術支援などを提供(オプション)
14万円
/月*7
2019年
3月29日
*6
Starterは、最小構成で実証実験などに適したクラス。Standardは、ビジネス利用を想定したクラス。
*7
Starter利用時の価格。初期費用として、導入サービス費用(20万円(税別))が別途必要。

関連情報

他社商標注記

  • Hyperledgerは,The Linux Foundationの商標です。
  • その他、記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。