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富士通/米Boeing社、航空機部品の管理にRFIDを採用

米Boeing社、航空機部品の管理にRFIDを採用

富士通の耐環境性に優れた RFID を活用し、航空機製造における生産性向上を支援

当社は、このたび、The Boeing Company(本社:米国イリノイ州シカゴ、CEO:James McNerney、以下 ボーイング社)と、同社の航空機部品のライフサイクル管理効率化に向けたRFID導入プロジェクトにおいて、当社のRFIDラベル「FUJITSU RFID Integrated Label」(以下、「RFID Integrated Label」)の供給契約を締結しました。

本プロジェクトは、ボーイング社の全ての航空機の製造段階から、主要な航空機部品にRFIDを貼り付け、部品の個体管理と正確なトレーサビリティーおよび航空機整備作業の効率化を実現するものです。

当社の「RFID Integrated Label」は、大手航空機製造メーカーへの導入実績があり、今後も航空業界におけるRFID パーツマーキングのデファクトスタンダードとして、確固たる技術を提供していきます。

背景

ボーイング社は、航空機受け渡し時の航空機構成部品情報をARL(Aircraft Readiness Log)と呼ばれる構成部品リストにて管理し、航空会社に提供しています。航空機は30年にも及ぶ安全な運行のため、部品の厳密な構成管理が必要となりますが、従来、その作業は作業員の目視や手入力によって行われ、膨大な時間を要していました。

このような課題に対して、同社は、RFIDを活用したARLの自動生成化を進めており、このたび、自社の製造ラインにおいて、当社の「RFID Integrated Label」の導入を決定しました。

導入効果

ボーイング社は、1機あたり約7千点の航空機部品に当社の「RFID Integrated Label」を貼付し、ARLを自動生成することで、部品情報をデジタルに管理し、作業員の工数削減やヒューマンエラーの軽減など、大幅な業務効率化を図ります。これにより、航空機の出荷作業も効率化され、航空機の製造における生産性向上を支援します。

また、航空会社はデジタル化されたARLを活用することで、部品の正確なトレーサビリティーを確保し、整備時や不具合発生時の確実かつ迅速な対応が可能になります。さらに、入出庫管理や棚卸業務にもRFIDを活用することで、物流業務の効率化や在庫の最適化も期待できます。

「FUJITSU RFID Integrated Label」および関連ソリューションについて

株式会社富士通研究所(注1)の技術を用いて、当社が開発したRFIDラベル「RFID Integrated Label」は、航空機に求められる耐環境性仕様「SAE AS5678規格(注2)」と、航空業界のRFID標準データフォーマット「ATA Spec 2000」(注3)に準拠しており、これらの高い性能が評価され、このたび、ボーイング社にも採用されました。

また、当社は、RFIDだけでなく、RFIDリーダ、データ書き込み・ラベル印字プリンタおよびソフトウェアなどを関連ソリューションとしてトータルに提供しており、お客様の容易なRFIDの導入を可能とします。

図1.「FUJITSU RFID Integrated Label」
図1.「FUJITSU RFID Integrated Label」

図2.航空業界向けのRFIDに対応した部品管理ソリューション
図2.航空業界向けのRFIDに対応した部品管理ソリューション

今後について

当社は、2017年度上期に、航空機内の非常用装備品など向けに、2キロビットのメモリを搭載し、「SAE AS5678」および「ATA Spec 2000」に準拠した、より安価で柔軟性のあるRFIDの販売を予定しています。

また、今後、航空機部品に貼付したRFIDを活用して、航空会社、航空機部品サプライヤー、メンテナンス会社、各々の業務を効率化するアプリケーションを順次提供し、航空業界の様々な業務のIoT化を支援します。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

注1 株式会社富士通研究所:
本社 神奈川県川崎市、代表取締役社長 佐々木 繁。
注2 SAE AS5678規格:
SAE(Society of Automotive Engineers)が2006年12月に規格制定した、航空機使用を目的とするパッシブ型RFIDタグに対する環境仕様および試験方法について規定した規格。RFIDタグを使用する環境条件を、標準環境(Standard)、堅牢環境(Robust)、過酷環境(Harsh)の3つに分類し、各々の要求仕様を決めている。
注3 ATA Spec 2000:
ATA(Air Transport Association:航空輸送協会)が策定する、航空機部品の材質や信頼性に関する情報交換や処理手順などについて規定した標準化ドキュメント。第9章では、部品に貼付するバーコード、二次元コード、RFIDについての規定をしている。

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