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飯野海運/11億4900万円の経常黒字に(平成25年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

平成25年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

単位・百万円

               売上高   営業利益   経常利益  四半期純利益

25年3月期第3四半期 62,905 9.2  3,026 437.9  1,149 ―   1,126 ―
24年3月期第3四半期 57,600 2.2  563 △75.7  △1,190 ―  △859 ―

(略)

(1)連結経営成績に関する定性的情報
当第3四半期連結累計期間の世界経済は、欧州ではギリシャ国会の再選挙やスペインの金融システムを巡る不透明感の高まりから債務危機への懸念が再び広がり、アジアでは中国を中心とした新興国経済が低迷し、全体的に景気減速の度合いが強まりました。
わが国では、震災復興需要の持続など景気回復が期待されたものの、長引く円高やデフレ、厳しい雇用情勢に加え、日中関係の政治的緊張から経済は低迷しました。しかし、年末には政権交代を機に円安や株高が進み、景気回復への期待が強まりました。
このような経営環境の下、当社グループでは、既存契約の有利更改、効率的な配船や運航などに努めた結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は629億5百万円(前年同期比9.2%増)、営業利益は30億26百万円(前年同期比437.9%増)、経常利益は11億49百万円(前年同期は経常損失11億90百万円)、四半期純利益は11億26百万円(前年同期は四半期純損失8億59百万円)となりました。
各セグメント別の状況は以下の通りです。


①外航海運業
当第3四半期連結累計期間の外航海運市況は以下の通りです。
原油タンカーおよびプロダクトタンカーにおいては、季節的要因などにより一時的に荷動きが回復し市況が上昇する局面がありました。しかし、景気と需要が低迷する中、引き続き船腹流入圧力が強く、総じて弱含みに推移しました。
ケミカルタンカーにおいては、欧州の債務危機や中国の景気後退の深刻化、さらに夏場の不需要期に船腹の需給が緩み、期初から運賃市況は値下がりを続けました。しかし、9月以降は大西洋地域の荷動きに加えて12月より北米からアジア向けの輸送も増えたことから運賃市況は下げ止まりました。また、アジアにおいて11月頃から中国、インドおよび欧州向けのパームオイルの輸送が急増し、12月には中東化学品生産者が在庫処分を急いだことからアジア向けの輸送量が増え、スポット運賃が急上昇しました。
ドライバルクキャリアにおいては、南米積み穀物輸送が市況を下支えしバルチック海運指数(BDI 1985年 =1,000)が1,100台をつける局面もありました。しかし、全般的には輸送需要の低迷と新造船の高い供給圧力により市況は大型バルカーを中心に低位で推移し、600台~900台と低水準で推移しました。
なお、当第3四半期連結累計期間における当社グループの平均為替レートは¥79.75/US$(前年同期は¥79.11/US$)、平均燃料油価格はUS$659/MT(前年同期はUS$681/MT)となりました。
このような事業環境の下、当社グループの外航海運業の概況は以下の通りとなりました。
原油タンカーおよびプロダクトタンカーにおいては、支配船腹の大半を中長期契約に継続投入しており、安定収益の確保に努めました。
ケミカルタンカーにおいては、主力の中東を核とした航路では、5月から7月にかけて中東積み契約数量の落ち込みを補うため、スポット航海を成約しました。さらに東南アジアからインドやパキスタン向けのパームオイルの輸送量確保、欧州から中東向けの新規輸送契約の獲得により、安定的な集荷を行いました。東アジアから南米への配船では、ほぼ満船での航海を維持し、米国から日本向けのバイオ燃料輸送では、既存の貸船契約を2年間延長しました。また、大西洋と南米を中心に運航を行うジョイントベンチャーにおいても安定した輸送量を確保しました。
大型ガスキャリアにおいては、LPGキャリアおよびLNGキャリアとも中長期契約へ継続投入しており、当該期間においては新規契約獲得および既存契約の有利更改を実施し、さらなる安定収益の確保を実現しました。
ドライバルクキャリアにおいては、専用船の長期契約に加え、不定期船においても南米積みや中東航路の配船頻度を増やし輸送量を確保しました。また、6月に開設した大連駐在員事務所での情報収集により、中国向け穀物や中国積み鋼材などでも輸送実績を重ねました。
以上の結果、外航海運業の売上高は484億80百万円(前年同期比3.7%増)、営業損失は1億86百万円(前年同期は営業利益13百万円)となりました。

(略)