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東芝ソリューション/「要件トレーサビリティソリューション」を開発

技術文書の機能安全規格対応と生産性向上を実現する
「要件トレーサビリティソリューション」を開発
~自動車や産業機器向けの組込みソフトウェア仕様書の生産性向上を支援~

2011年11月7日
  • 東芝ソリューション株式会社

 東芝ソリューション株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:河井信三)は、技術文書の機能安全規格への対応と、技術文書作成における生産性向上を実現するための「要件トレーサビリティソリューション」を開発したことを発表します。

 近年、さまざまな産業機器において、安全性に関する説明責任が問われるようになり、機能安全規格の制定が進んでいます。例えば、電気・電子機器全体を対象とするIEC61508(*1)が制定され、業界ごとに専用の規格も制定されています。また、自動車業界ではISO26262(*2)の導入が間近に迫っています。航空宇宙機器、医療機器、プラント、製造装置などの各産業機器においても機能安全対応への社会的な要請が急速に高まっています。

 産業機器に組み込まれるソフトウェアでは、機能安全の確保に加えて、技術文書を整備し、文書間のトレーサビリティを確保し、第三者でもコードから要件までを追跡できるように記録を残すことが求められます。これにより、既存の技術文書の見直しや、新たな技術文書の作成が必要となります。技術文書の生産性と品質の低下や、レビジョンアップ、プロダクトライン化、別ソフトウェアへのノウハウ展開等の各作業の中で発生する、膨大なトレース情報の維持管理のための工数増大が懸念されます。

 今回開発した「要件トレーサビリティソリューション」は、二つのソリューションから構成されます。

 一つ目のソリューションとして、当社社内で数年間にわたり実績のある仕様書作成・検証支援ツールSpecPrince®を組込みソフトウェア向けに強化してご提供します。SpecPrince®は、東芝ソリューション製のツールです。仕様書の構成を見た目と内容の構造とに分けて、予めツールに設定しておき、仕様書の内容を記述した情報をツールに読込ませると、自動的に仕様書を生成します。また、SpecPrince®をコアにして機能安全規格対応技術文書の作成・検証支援環境の構築代行サービスを提供します。本ソリューションの提供により、お客様の技術文書を分析して得られたノウハウを追加構築することが可能であり、機能安全規格対応の技術文書作成における生産性の向上や、文書内容の均質化、文書品質の安定化を支援します。

 二つ目のソリューションとして、お客様の作業プロセスに沿って、トレース管理業務をサポートする、ツールチェーンの構築サービスを提供します。SpecPrince®をコアとし、トレーサビリティを実現・管理する要件管理ツールや、製品ライフサイクル管理ツール(以下、PLM(*3))、ソフトウェアライフサイクル管理ツール(以下、ALM(*4))等の各ツールを連携させることで、SpecPrince®で作成した技術文書とトレース情報を、トレーサビリティを管理するツールに一括登録できるようにし、第三者検証に耐えうるトレーサビリティの確保の支援と維持管理の省力化を図ります。

  • 「要件トレーサビリティソリューション」の主な特徴は以下の通りです。
    • 機能安全規格に対応する技術文書の作成と検証を支援
    • 機能安全規格にて要求されるトレーサビリティの確保の省力化を実現
    • システム(ハードウェア+ソフトウェア)の全体を対象とする技術文書の整備を支援

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【ご提供サービスメニュー】

要件トレーサビリティショリューション サービスメニュー

 今後、東芝ソリューションは、機能安全対応を必要とする製造業のお客様を中心に、「要件トレーサビリティソリューション」を広く提供していきます。
 また、機能安全規格対応が急務となっている自動車関連のお客様には、(株) 東芝 自動車システム統括部と協調して本ソリューションを提供していきます。
 さらに、ツールチェーンの構築サービスでは、PLM、ALM、要件管理ツール等の代表的な各ツールと連携していく予定です。PLMツールでは、東芝ソリューションが豊富な導入実績を持つダッソー・システムズのENOVIA、要件管理ツールでは、東芝ソリューショングループの東芝情報システム(株)が取り扱うIBM Rational DOORSなどのツールと連携した提案を、お客様へ進めてまいります。

 

(*1)
IEC61508:電気(electric)・電子(electronic)・プログラマブル電子(programmable electronic)によって構成される安全系を対象とした機能安全に関する国際規格
(*2)
ISO26262:自動車の電子制御機能を対象とした機能安全の国際規格
(*3)
PLM(Product Lifecycle Management):製品ライフサイクル管理。工業製品の開発において、製品開発期間の短縮、生産性の改善、および顧客の求める製品のタイムリーな市場投入が行えるように、企画から設計、製造、出荷、さらに出荷後の保守、廃棄、打ち切りまで、製品開発のすべての過程において包括的な管理をする手法。また、そのためのツールやソリューションをいう。
(*4)
ALM(Application Lifecycle Management):アプリケーション・ライフサイクル管理。アプリケーションソフトウェアの開発運用において、ソフトウェアの品質向上や生産性向上、要求変化への対応力向上などが行えるように、要件管理から設計、コーディング、検証、バグトラッキング、リリース、さらにリリース後の保守まで、ソフトウェア開発のすべての過程において包括的な管理をする手法。また、そのためのツールやソリューションをいう。
SpecPrinceは東芝ソリューションの登録商標です。