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帝人ファイバー/次元通信シートを使用した新システムRFID棚管理システムの販売開始

2011年10月26日
2次元通信シートを使用した新システム
RFID棚管理システム「Recopick™」の販売開始
帝人ファイバー株式会社(本社:大阪市中央区、社長:福島 敏秀)は、2次元通信シート「セルフォーム」と2次元通信技術を用いて開発した、UHF帯のRFID*による書籍管理システム「Recopick」を試験的に販売してきましたが、12月19日より本格的に販売を開始することとしました。
「Recopick」は、長距離での読み取りに優れるUHF帯を用いながら、「セルフォーム」を使用することで近距離での安定した読み取りも可能にしたRFIDシステムです。これにより、図書館においては貸出履歴に加え、従来は把握できなかった館内限定書籍の利用動向をデータとして収集することが可能となります。また、店舗では購入履歴のみならず、その商品が手に取られた回数や時間などを把握することができるため、新たなマーケティングツールとしての可能性が広がり、さらに、薬品やファイルなどの管理ツールとしても活用が期待されます。

*RFID:Radio Frequency Identification(電波による個体識別)の略。電波の送受信により、非接触でICチップの中のデータを読み書きする技術。商品などの識別、管理に利用される。

1.「セルフォーム」について
(1) 「セルフォーム」は、東京大学発のベンチャー企業で、帝人ファイバーも出資している株式会社セルクロスが開発した2次元通信技術「@CELL」と、帝人ファイバーのシート製造技術を用いて開発した2次元通信シートです。通信シートに信号を封じ込め、シート表面に発生する電磁波(エバネッセント波)を使うことにより通信することができます。
(2) 通信手段には、ケーブルのような「線」を情報が伝搬する1次元通信と、無線で「空間」を情報が伝搬する3次元通信の2種類がありますが、1次元通信はケーブルの配線が必要となり、3次元通信は信号が「空間」を伝搬するために周辺機器との干渉や、読み取り領域の限定が難しいことなどが課題となっていました。こうした中、「セルフォーム」が開発されたことにより、2次元の「面」で情報を伝搬することができ、シート表面の限られた読み取り領域において、リアルタイムに物品を管理することなどが可能となりました。
2.「Recopick」について
(1)

2次元通信により、長距離および近距離での安定した読み取りを可能とした書籍管理システム「Recopick」の基本仕様は、「ハードウェア」「ソフトウェア」「UHF帯ICタグ」で構成されています。
(1)ハードウェア
 ・アンテナ:「セルフォーム」を使用したシートアンテナ8枚
 ・リーダライタ(タグ読み取り装置):1台
(2)ソフトウェア
 ・「Recopick」専用ソフトウェア:書籍登録/保管状況確認/利用履歴照会/リーダライタ制御機能
(3)UHF帯ICタグ:400枚添付

(2) 価格:1セット250万円(参考価格)前後を想定しています。
(3) 販売目標:今後、商品や医薬品、ファイル管理などの用途に対応したシステムを開発し、拡大展開することで2014年度には、約10億円の売り上げを見込んでいます。
参考採用実績について
昨年5月~11月まで実施した国立大学法人千葉大学附属図書館との実証実験を踏まえて試験販売を行ってきましたが、それによる採用実績は以下のとおりです。
(1) 千葉大学附属図書館:館内限定資料の利用状況を把握することに加え、講義の推薦本や参考図書などを集約した「授業資料ナビ」で取り上げた資料が、授業と関連してどのように利用されているかを把握することで、大学図書館の学習支援機能の評価・改善に活用されています。
(2) 国立女性教育会館女性教育情報センター:当センターは、男女共同参画および女性・家庭・家族に関する専門図書を所蔵しており、その所蔵する図書をパッケージ貸出するサービスを行っています。その図書の活用状況を把握することにより、より効果的な運営のために活用されています。
(3) その他:11月9日からパシフィコ横浜にて開催される第13回図書館総合展に書籍管理システム「Recopick」を出展します。「Recopick」のデモンストレーションと合わせて、上記2か所における活用状況についてパネルディスカッションを実施します。