【三菱商事】世界初のLNGコンテナ牽引車/ロス港のヤードトラックで試験運転
三菱商事はコノコフィリップスとの共同出資会社であるサウンド・エナジー・ソリューションズ(SES)を通じて、日本郵船の米国子会社である郵船ターミナル(YTI)と共同で、世界初となるLNG仕様コンテナ牽引用作業車輌の試験運転をロサンゼルス港にあるYTIのコンテナヤードで開始した。
SESはカリフォルニア州ロングビーチ港にLNG輸入基地を建設し天然ガスを販売していくプロジェクトを推進。同基地内には現地の自動車燃料品質規格に適合したLNGを製造・出荷する設備を保有する予定だ。現在 米国西海岸では複数のLNG輸入基地プロジェクトが検討されているが、SESは自動車燃料用LNGの製造設備を保有する唯一の計画となる。
SESはYTIの他にロングビーチ港湾局ともLNGヤードトラックの試験運転を行っており、今後他の近隣ターミナルとも同様の計画を持っている。2010年に予定しているLNG輸入基地の操業開始までの間は既存の供給ソースよりLNGを調達し、基地操業後は年間約500万トンのLNG受入能力の一部から、ロサンゼルス・ロングビーチ両港近郊を含め広く自動車燃料用LNGの供給を行う。
米国ではカリフォルニア州を中心に既に約2,500台のLNG車が運行。現在は主に公共バス、ごみ収集車が中心であり、コンテナ牽引車への導入は世界初の試みとなる。LNG車はディーゼル車に比べ、NOx(窒素酸化物)を65%、PM(煤塵)を80%削減することができる。
近年国際物流が拡大し、米国最大級の港湾地区であるロサンゼルス・ロングビーチ港湾地区の大型トラック、重機車輌の排気ガスによる大気汚染が深刻な問題とされている。環境改善を目指し低公害燃料への転換が求められている中で、LNGの果たす役割がカリフォルニアでも大きく期待されているという。









