【日本郵船】日本貨物航空を連結子会社へ
全日本空輸と日本郵船は、今後両社が航空貨物輸送事業の新たな発展を期す事に合意、全日空が現在保有している日本貨物航空(NCA)の株式を郵船に譲渡し、郵船はNCAを連結子会社とする。
今後の郵船によるNCAへの出資比率は、これまでの郵船と全日空の持分をあわせた55.2%となる。両社で正式契約を締結し8月を目途に実行。詳細を協議した上、10月末以降を目途にそれぞれが新体制での事業運営を行う。
NCAの運航・整備関連業務については、全日空が同社の「自立化」に向け最大限支援することで合意。安全運航は経営の最重要課題であり、万全の措置を講じる。また、郵船と全日空は今後も両社の友好関係を維持し、相互の発展を目指す。
郵船と全日空はこれまで、それぞれが27.6%のNCA株式を保有し同社の経営を支援してきた。今回の決定により郵船はNCAを連結子会社として、また全日空は現在の航空貨物事業を更に発展させ、国内・国際旅客事業と並ぶ「三本柱」のひとつとして、航空貨物輸送事業運営をそれぞれ行っていく。
85年の日米路線就航以来、貨物専業航空会社としてのNCAは、郵船及び全日空の支援を受けながら運航機数と輸送実績を着実に拡大し、航空貨物輸送業界で確固たる地位を築いてきた。
一方、中国に代表されるアジアにおける航空貨物市場及びアジアと北米・欧州などを結ぶ航空貨物市場は、引き続き高い成長が見込まれる。NCA1号機の就航20周年という節目のこの時期に、郵船がNCAを連結子会社とすること、また全日空が独自に航空貨物輸送事業を展開することは、「それぞれの会社が今後の市場成長に機敏に対応し、更なる事業規模の拡大を行うと共に、顧客サービスの向上、コスト削減を実現し、競争力を高めるための最善の選択である」と判断した。








