【日産ディーゼル、三菱ふそうトラック・バス】新長期規制対応技術で提携
三菱ふそうトラック・バスと日産ディーゼル工業株は6月10日、大型トラック用の排出ガス後処理方式「尿素SCRシステム」技術で提携することで合意した。
三菱ふそうは、昨年の東京モーターショーで大型トラック用の新長期排出ガス規制対応技術として環境・燃費性能に優れた「尿素SCRシステム」を開発・発表したが、このほど排出ガス後処理方式として日産ディーゼルで既に実用化されている「尿素SCRシステム」を導入することを決定した。
提携により、三菱ふそうは日産ディーゼルから尿素水噴射システム、尿素水タンク、触媒などのノウハウの使用許可を受け、部品を共有化する。両社は、部品本の開発費用や製造コストを低減する。
「尿素SCRシステム」は、エンジン本体でPM(粒子状物質)を徹底的に削減し、発生したNOx(窒素酸化物)と無害・無臭の尿素を後処理装置内で還元反応させ、無害な水と窒素に分解する。NOx(窒素酸化物)の削減を後処理装置内でできるため、エンジン本体では燃焼効率を最大限まで高めることが出来、燃費が良くなる。
燃費規制の導入検討など環境意識が高まる中で、益々有望な技術であり、世界的な排出ガス規制強化の波の中でも、最有力の対応技術だと言われており、北米と並ぶ最大市場である欧州でも、既に実用化されている。
日産ディーゼルは「尿素SCRシステム」を搭載した大型トラック「クオン」を04年11月から発売を開始。同システムに必要な尿素水「AdBlue」は、現在1,080ヵ所のトラックステーションと日産ディーゼルの拠点192ヵ所で供給している。
三菱ふそうでは、「尿素SCRシステム」を採用した新長期排出ガス規制対応の大型トラックを開発中で、発売時期は検討中。









