【国交省】不正軽油排除へ、新測定器を開発
国土交通省は、燃料の性状と保安基準への適合性との関係を定量的に明らかにするため、これまで一年近くにわたる公道走行試験を実施し、不正軽油を自動車用燃料として使用した場合、原動機の始動が著しく困難になる等道路運送車両の保安基準に不適合となるおそれがあることを確認した。また、街頭検査などの際に使用が可能な、可搬性などに優れた硫黄分濃度測定器を新たに開発した。
これらをもとに、新年度から硫黄分濃度測定器を活用して、街頭検査などの際に使用する燃料に係る検査を実施し、自動車に不正軽油が使用されていると判明した場合には、適正な燃料を使用するよう、文書による警告または適正な燃料への入れ替えを命じる整備命令を発令し、不正軽油の使用の排除を行っていく。
まずは、大都市地域の地方運輸局(関東、中部、近畿)に硫黄分濃度測定器を配備し、それ以外の地方運輸局にも平成17年度の早い時期に硫黄分濃度測定器を配備、体制が整ったところから順次使用燃料に関する街頭検査などを実施する。
近年、自動車の排出ガス対策の一環として軽油の低硫黄化が進められているにもかかわらず、軽油等に重油を混和した、いわゆる不正軽油(規格外燃料)を使用する実態が全国的に見受けられる。
不正軽油は、製造時に生じる有害廃棄物(硫酸ピッチ)の不法投棄により環境汚染の問題などを生じさせるほか、自動車用燃料として使用することにより、排出ガス中に含まれる有害物質の増加や自動車の装置の機能悪化など、安全・環境上の問題を引き起こすことが懸念されており、この観点からも不正軽油の使用に係る対策が求められている。









