【トリンプ・インターナショナル】新システム、年内に本格稼動
「天使のブラ」「恋するブラ」で知られる女性インナーウェアメーカー、トリンプ・インターナショナル・ジャパンは静岡県内にある物流センターの第二期増築を終え、年内本格稼動を目指して新たなシステム導入の調整作業を進めている。4月1日から、物流センターが位置する静岡県小笠郡大東町と同県掛川市の合併に伴い、名称を「トリンプ静岡センター」に改称した。
95年9月に設立した「トリンプ大東センター」は、ブラジャーのサイズやカップ、カラーバリエーションの組み合わせでSKUが多くならざるを得ないインナーウェア業界において、店頭に安定的に売れ筋商品を供給するため『当日受注・当日出荷』を実現した物流センター。
入荷した商品を自動的にサイズ別に仕分けして収納する「自動倉庫」や、受注内容に応じて適正なサイズの出荷用段ボールを自動製函するシステム、さらに作業員の熟練度に依存しなくても正確な出荷商品の仕分け(ピッキング)を実現した「マップカート」導入など、世界初・日本初(当時)の様々な最新ハイテク技術が駆使された物流施設として、関連業界だけでなく幅広く注目を集めている。
業容拡大に備えるため、04年4月、センターの大幅な増築工事に着工、延床面積が従来のほぼ2倍にあたる2万平方メートルとなる。
建物の増設工事は昨秋完了しており、現在は新製品やリピート品などで数量の多い商品のピッキング用にカートンが自動的に補充され、作業員はデジタルで指示された枚数をピックするだけの『デジタル・ピッキング・システム(DPS)』など新システム導入に向けた、ソフトウエアの調整作業を進めている。10月中旬までにソフトウエアの設置・調整作業を続け、仮稼動を経て年内より本格稼動を目指している。
センターの第一期建設時の出荷能力は1日に約10万枚で、その後改善を重ねて現在は約14万枚を出荷できる体制になっているが、今回の増設に伴い、設計上は1日20万枚の出荷能力が発揮できる。第二期増築完了後も更なる改善を積み上げ、全社売上高が1千億円規模に到達した際には、1日30万枚の出荷能力を実現する計画。
さらに、04年12月にセンターに隣接する用地(敷地面積2万7千平方メートル)を静岡県から新たに購入し、想定している以上の急速な業容拡大の局面でも、随時増築・増床工事に着手できるよう体制を整えている。









