【三菱化学】NOxを大幅削減 次世代超低公害ディーゼル車用尿素水
三菱化学は、次世代超低公害ディーゼルトラックに導入される尿素SCRシステムに対応する高品位の尿素水を12月1日から、三菱化学グループの無機事業の中核を担う日本化成で製造・販売を開始する。今後、伊藤忠エネクスなどと提携して拡販を図る。
尿素SCRシステムは、ディーゼルトラックのエンジンから接続される排気管内に尿素水を噴射し、排気ガス中に含まれる窒素酸化物(NOx)を無害な水と窒素に分解することで、排気されるNOx量を大幅に低減する超低公害技術。
自動車、特にディーゼル車の排出ガス中のNOx量低減は、日本でも重要な課題となっており、平成17年には、一段と厳しい規制となる新長期排出ガス規制が施行されるが、尿素SCRシステムを導入することで、この新たな規制をクリアするだけでなく、他の低公害技術を導入する車両に比べ燃費が10%超改善するメリットが得られる。こうした利点から、同システムは、今後ディーゼルトラックへの搭載が事実上の標準規格になると考えられており、まもなく商品化される見込み。
三菱化学では、平成14年から独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が提唱してきた「高効率クリーンエネルギー自動車の研究開発」事業において尿素SCRシステムの研究に参画してきた。
また、長年尿素関連事業で培ってきたノウハウを活かして、時間経過や温度変化による尿素水内の不純物の生成を抑制する技術を確立し、よりSCRシステムに適した高品位尿素水の開発に成功した。
一方、日本化成は、小名浜工場及び黒崎工場の東西2箇所に国内最大の高品位尿素水製造能力を有することになることから、ユーザーのニーズに合わせた最適な製品の供給が可能となる。









