【東京都】超低硫黄燃料の全面供給開始へ 対応低公害車の開発要請
石油連盟は東京都の要請に応え、ガソリン・軽油とも05年1月からサルファーフリー(超低硫黄)燃料の全面供給を開始する。都は、自動車公害対策を推進するため、国と石油連盟に対し、硫黄分が10ppm以下である「サルファーフリー」自動車燃料の早期供給を要請してきた。
総合資源エネルギー調査会では、サルファーフリー燃料の供給時期について、ガソリンは2008年、軽油は2007年が適当としていた。今回、石油連盟各社の努力により、審議会の示した時期よりも2〜3年前倒しし、05年1月からサルファーフリー燃料が全面供給される。
石油連盟加盟の元売各社サービスステーション(SS)では、遅くとも05年4月頃には、サルファーフリー燃料への切り替えが完了する。
従来の燃料では、排出ガス浄化装置への硫黄分の影響により、来年10月から開始される新長期規制よりもさらに低公害で低燃費な自動車の開発は、技術的に難しい状況にあった。今回のサルファーフリー燃料の供給開始によって、この障害が解消されることから、都は、自動車メーカー各社に対し、さらに低公害で低燃費な自動車の早期開発を求めていく。
都は、国に対し、世界一厳しい排出ガス規制の導入を求めてきたが、その実現に必要なサルファーフリー燃料の供給体制が整うことになった。これを受け、都は、世界の自動車公害対策をリードする規制の早期実現を一層強く国に求める方針。









