【資生堂】欧州でSCM展開、直送体制構築 独デュイスブルクから全欧取扱店へ
資生堂は10月1日から、資生堂ヨーロッパ物流センター(SEDC=写真、ドイツ、デュイスブルク)を拠点に、物流機能および在庫の一元管理と取扱店への直接配送に着手する。SEDCは、00年からヨーロッパ各国の販売子会社・代理店倉庫へ商品を配送し、各社が個店配送を行ってきた。今回、フランスとスペインを手始めに、販売子会社を経由せず、SEDCより取扱店への個店配送を開始する。今後他のヨーロッパ子会社の取扱店にもSEDCからの直接配送を順次広げていく。
資生堂は01年から、工場・販売子会社・取扱店に至る過程において、迅速な配送・品切れ防止・過剰在庫防止を目的に、日本国内のサプライチェーン改革を開始した。店頭POSデータの活用による生産計画の立案、新製品供給体制の再構築、物流リードタイムの短縮、工場におけるセル生産(小量生産)体制の導入などにより、03年度には00年対比で、販売子会社在庫40%削減・新製品偏在在庫90%削減・品切れ率80%改善・物流コスト20%削減を達成した。
SEDCは、10月1日から、フランス・スペイン(2カ国約1,600店)で個店配送を開始。今後SEDCからの個店配送地域を拡大し、最終的には6,000店規模に広げる。同時にアジア・アメリカ地区でもサプライチェーン改革を進めるとともに、生産・供給体制改革を加速する。フランス、アメリカ、中国、日本の各工場において、市場動向にフレキシブルに対応する生産体制を更に進め、各地域での生産比率を高めることによるリードタイムの短縮に取り組む。一連の改革により、国際事業の経営効率を高め、意思決定を迅速化するとともに、新たなマーケティング力を生み出す資金を市場に再投入し、激化する国際市場競争に対処する。








