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ツムラ> 西日本の医薬品物流拠点が竣工

 ツムラの新たな医薬品物流拠点「西日本物流センター」(総工費20億円)が兵庫県加西市の加西南産業団地に竣工、18日竣工式を行った。主力製品の医療用漢方製剤の出荷が増加傾向にあるため、既存センター(静岡)の出荷能力超過に備えるとともに、西日本エリアでの配送時間短縮を図る。
 新センターの稼働により、出荷能力は1.7倍に向上する。配送エリアは富山、岐阜、愛知県以西で、24時間以内の配送可能地域が、これまでの広島県から熊本、大分県まで拡大。需要が大きい大阪地区へは当日配送が可能となる。新センターの稼働に合わせ、静岡配送センターが担っていた医薬品物流機能を移管、茨城配送センターとの東西2拠点体制とする。
 西日本物流センターはIT制御システムを導入した最新の自動化倉庫で、国内初のゾーン制御搬送システムを備えた。自動倉庫設備としてラック4,500棚、クレーン5基のほか、ケースピッキングのためピッキングライン5ライン、ロボットピッキングライン1ラインを配置。
 また、詰合せピッキングを自動化するため、自動補充用フローラック2セット、ピッキングカート4台、POS検品ライン2ラインを導入した。仕分け設備はコンベアがケースの流れに連動して自動的に作動するモーターローラーコンベア式のケースコンベア、8方向16分岐の仕分けソータを設けた。敷地面積1万5,000平方メートルで、延床面積1万平方メートル。