総輸送量、5年連続減少/日通総研04年見通し/国際貨物は好調
総輸送量は5年連続の減少――。日通総合研究所が発表した2004年度経済・貨物見通しによると、公共投資や住宅投資の不振に伴い建設関連貨物が依然低水準で推移することから、総輸送量は1.6%減と5年連続のマイナスとなる見込みだ。
一方、生産関連貨物は設備投資や鉱工業生産・出荷に引き続き堅調な伸びが期待できることから、伸び幅が少なくなるもののプラス基調の成長を期待。消費関連貨物も前年度に伸び悩んだ食料品などの増加により伸び幅は拡大する。
2004年度は、年後半に米国経済のスローダウン、円高による輸出の増勢鈍化を背景に設備投資の伸び悩みが懸念されるため、成長率は1%台半ばに減速。デフレ進行にもストップがかからず、名目GDP(国内総生産)はマイナス幅が広がる見込みだ。
国際貨物輸送は主要8港外貿コンテナ貨物輸出で、アジア貨物が中国向け中間財を中心に堅調な荷動きとなることから、2.3%増とプラス基調で推移。輸入は内需拡大が期待できないため消費財に力強さは望めないものの、国産品から輸入品へのシフトや円高が追い風となり4.4%の増加が予想される。
国際貨物は、アジア線がハイテク製品を中心に引き続きプラス傾向、太平洋線も港湾ストの影響が一巡することなどで、7.3%増。
輸入は、国内需要の回復テンポが遅いことから消費財でも大きな荷動きはみられず、設備投資の減速により機械機器も大幅増を期待しにくいことから3.5%増と前年と同水準。









