SAP／アパレルソリューション／日本語版の販売開始

SAP／アパレルソリューション／日本語版の販売開始

　SAPジャパン（藤井清孝社長、東京都千代田区）はアパレル・フットウエア業界向けソリューション「SAP　AFS」日本語版の販売を開始した。
　消費者ニーズの多様化に伴い製品サイクルの短縮化や多品種小ロット化するなか、海外ブランドとの競争激化、取引形態見直しなどアパレル・フットウエア業界を取り巻く環境は大きく変化。このような環境下、素早く正確な需要予測、グローバル規模での生産・物流管理や販売管理、返品対応可能な在庫管理システムが求められている。
　SAP　AFSは、ERP（統合業務管理システム）パッケージであるSAP　R／３エンタープライズをベースに、業界特有の要件を満たすよう設計されたアパレル・フットウエア業界に特化したもの。調達から生産、販売、会計までの全プロセスをリアルタイムに統合、企業全体の業務最適化につながる。またRFID（無線自動認識）を活用した企業間のサプライチェーン構築にも対応可能だ。
　既に海外では高い評価を得ており現在、世界の大手アパレル・フットウエア企業上位10社中６社が同ソリューションを採用。「ある企業では３年間で在庫回転率が87％向上、在庫を増やすことなく売り上げを47％アップさせた」（SAPジャパン）という。
　SAPジャパンでは日本の大手アパレルメーカーをはじめとする衣料品や靴の製造企業を対象に今後１年間で10社以上への導入を見込む。